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犬種図鑑

2020.01.27

アメリカ原産のレトリーバー!チェサピーク・ベイ・レトリーバーの特徴や飼育方法とは

バランスの取れた体型に優しそうな顔のチェサピーク・ベイ・レトリーバーは、アメリカ原産の数少ない犬種です。日本で有名なラブラドールやゴールデンなどのレトリーバーと良く似ていますが、性格は対照的な部分があります。穏やかで優しい他のレトリーバーに比べると性格が少々キツめなので初心者には向かないと言われますが、特徴や性格を理解し正しい飼い方をすれば初心者でも飼育は可能です。ここではチェサピーク・ベイ・レトリーバーの特徴や性格を含めた飼い方をご紹介していきます。

#Lifestyle

Author :大森きこ/ドッグライター

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チェサピーク・ベイ・レトリーバーの歴史と特徴

チェサピーク・ベイ・レトリーバー

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは、その名の通りアメリカのチェサピーク湾近郊が発祥の地です。猟師が銃で撃った鳥を回収する役目を担っており、猟期の凍てつくような水の中でも、なんなく仕事をこなせる丈夫な体を持っています。
イギリス以外で誕生した、唯一のレトリーバーであるチェサピーク・ベイ・レトリーバーの、歴史と身体的特徴をご紹介します。

歴史

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは、アメリカ原産の数少ない犬種のうちのひとつです。また、レトリーバー種の中では、イギリス以外で誕生した唯一の犬種でもあります。
チェサピーク・ベイ・レトリーバーの誕生に関しては、諸説あります。1807年、アメリカ・メリーランド州のチェサピーク湾で、難破した船に乗っていたニューファンドランドと、チェサピーク地域で猟犬として働いていた犬が交配して誕生したという説。または、カナダのセント・ジョンズ・ドッグと、チェサピーク地域の水場猟犬が交配して誕生したとも言われています。

特徴

体高 53cm~66cm、体重 25kg~35kgが標準体型となります。
バランスの取れた体格は大きすぎず小さすぎず、水中でも陸でも獲物を回収するために機敏に動くことが出来ます。外見がよく似ているラブラドールレトリーバーやフラットコーテッド・レトリーバーとは体格がほぼ同じですが、チェサピーク・ベイ・レトリーバーの被毛は軽くウェーブがかっているのが特徴です。

被毛は短毛のダブルコート。カラーはブラウン、セッジ、デッドグラスなど作業環境に合った色が認められます。ウェービーな上毛と密集した細く柔らかい下毛は適度な油分を含み、寒い水辺での仕事から体を守る働きをしているのが特徴です。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの性格

チェサピーク・ベイ・レトリーバー

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは活発な性格をしています。作業が大好きなので指示も入りやすく、しっかりと主従関係を築くことが出来れば有効的で忠実な犬に育つでしょう。しかし他のレトリーバー種のように陽気な賑やかさはなく、独立心や頑固さも目立つため初心者向けとは言えない犬種でもあります。
アメリカの愛好家は「ラブには命令しろ、ゴールデンには頼め、しかしチェサピーク・ベイ・レトリーバーとは交渉しろ」と表現したほどです。(※1)

チェサピーク・ベイ・レトリーバーの育て方

チェサピーク・ベイ・レトリーバー

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは、日本でも人気があるラブラドールやゴールデンなどのレトリーバー種に比べるとやや扱いが難しい性格をしています。その気質はまさに男性的とも言えるので、飼い主さんは常に毅然とした態度で接するようにしてください。
飼育のポイントとして、まずはチェサピーク・ベイ・レトリーバーの特徴や性格をしっかりと理解することが大切です。それらを運動やしつけに活かすことで、人も犬もストレス無く生活していくことが出来るでしょう。

運動が大好き

散歩の時間は、30分~60分ほどを1日2回取るようにしましょう。しかし、チェサピーク・ベイ・レトリーバーは運動量が多い犬種なので、1日2回の散歩だけではエネルギーを消費することが出来ません。出来るだけ散歩以外にもドッグランやロングリードを使用して、走る時間を作ってあげてください。
日々の運動量が足りていれば、問題行動を起こす確率もうんと下がり、しつけもしやすくなります。

レトリーブ作業が得意なので、ボールを使った運動をさせるのがおすすめです。水が大好きなので、プールに連れて行くのも良い運動になって良いですね。

しつけは入りやすいが主従関係を築くのかが鍵

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは賢く指示が入りやすいのでしつけはしやすい犬種です。しかし、独立心が強く頑固な一面も持つ為、中途半端なしつけをすると言うことを聞かなくなってしまいます。迎えたその日からしっかりとルールを教え込み、主従関係をはっきりさせておきましょう。一緒に住む家族全員が同じ姿勢でしつけをすることが肝心です。

体力がある犬種はエネルギーが有り余っていると、しつけをする際に言うことをきかなくなります。たっぷり運動させて、余計なエネルギーを発散させてからしつけの時間を取るのがおすすめです。

ケア

毎日のお手入れは、軽いブラッシングで間に合います。お散歩時についた土埃を落としてあげるイメージで、マッサージを兼ねておこないましょう。
チェサピーク・ベイ・レトリーバーがかかりやすい病気に、「股関節形成不全」があります。運動が大好きな犬種ですが、成犬の体になる前に激しい運動を続けると、股関節を痛める原因となってしまうので注意が必要です。

チェサピーク・ベイ・レトリーバーと過ごす幸せな時間

チェサピーク・ベイ・レトリーバー

チェサピーク・ベイ・レトリーバーは独立心や頑固さがある犬種ですが、レトリーバー特有の優しさや愛情深さもきちんと持っているので安心してくださいね。彼らが求めているのは優しさだけではなく、しっかりと自分を引っ張ってくれるリーダーの存在です。家に迎えたその日からしっかりと主従関係を築いていくことが重要です。気難しい犬種だからこそ、信頼関係が結ばれた際のパートナー感はとても強いものになるでしょう。

※1 最新 世界の犬種大図鑑 チェサピーク・ベイ・レトリーバーの頁より

◎ライタープロフィール
大森 きこ

大森 きこ/ドッグライター

家族で出来る範囲での保護活動をしています。今まで小型犬から大型犬まで様々なコたちと出会い、新しい家族を見つけるお手伝いをしてきました。どんなコでも迎えてあげられるようにと、現在はペット看護師の資格を取るための勉強中です。

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