
コーギーらしいスタイルを印象付けているのが、特徴的な脚と胴です。ミニチュアダックスフンドなども同じスタイルですが、なぜかコーギーの場合は少しばかしユーモラスに感じられのが愛されポイントです。
歩いている姿を見ているだけで、なんだか癒されそう。そんなコーギーのスタイルを、いくつかのシーンで愛でてみましょう。脚が短めなので、散歩中にヒョコヒョコ歩いているように見えるのがかわいいコーギー。かなりスローモーな動きに見えますが、もともと運動量の多い犬種で、実は走ると足が速い! 特にドッグランなどで追いかけっこをしている姿を見ると、まさに弾丸ダッシュ!
元来は牧畜犬で走り回るのが仕事でしたから、まさに地を這うようなダッシュが得意なのがよくわかります。
コーギーがリラックスしている時、短めの脚を投げ出して寛いでいる姿もかわいいものです。見た目はまるでモップのよう。コーギーの特徴的な体型だからこそ、よりかわいらしさが強調されていますね。
犬はお腹を見せて服従や友好の感情を表しますが、コーギーの場合はその頻度が他の犬に比べて高い傾向があるように思います。コーギーのフレンドリーな性格もありますが、コロンと転がりやすい体型もあるのでしょうか。
ふいに「腹見せ」をされると、そのかわいさに思わずこちらの表情が緩んでしまいます。
コーギーのかわいいポイントとして、プリンとしたお尻は外せないでしょう。コーギーのかわいい後ろ姿と言えば、まさにコレ!といった感じです。
コーギーは脚が短めだけに、そのぶんお尻の大きさが強調されているように見えますね。歩くとまるでお尻を振っているように見えるのもかわいいポイントです。
ただ他の犬種と同じく、お尻周りの毛は伸びてくるため、トリミングでスタイリングを維持する必要があります。
生まれた直後に断尾されることが多いコーギーですが、ブリーダーさんによっては尾を残しておく場合もあります。
尾があるからといってコーギーの魅力がなくなるわけではなく、尾があることによって自然な姿のコーギーを愛している飼い主さんも多いのです。
コーギーのかわいらしさを際立たせるポイントとして、やはり耳の形も挙げられるでしょう。
顔のおよそ半分くらいあるような大きな耳がコーギーの特徴です。しかも立ち耳なのでキツネやフェネックのような見た目をしていますね。
飼い主さんが名前を呼ぶと、まるでパラボラアンテナのように耳を向けてくる仕草がかわいいです。
多くの立ち耳の犬は耳の形が尖っているものですが、コーギーの耳は丸い形が多く、それだけで柔和なイメージを与えてくれます。
しかし中には尖っている耳をしたり、垂れ耳のコーギーもいます。
表情の豊かさもコーギーのかわいらしさの大きなポイントでしょう。笑っているように見えたり、怒っているように見えたり、それだけで楽しませてくれます。
コーギーはマズルが長い長頭種ですから、口を開けると口角が上がり、まるで笑っているように見えます。
こちらの方を向いてそんな表情をされたら、思わず微笑み返してあげたくなるほどですよね。
コーギーがふと、何かを訴えたいかのように上目遣いしてくることがあります。
アーモンドのように丸っこいコーギーの目で見つめられたら、何でも言うことを聞いてあげたくなっちゃいますよね。コーギーがかわいいと思える愛されポイントの最後は、そのものずばりフレンドリーな性格でしょう。
コーギーの性格は大らかで活動的。かわいがってくれる人にはすぐ懐きますし、他の犬にも興味津々ですぐ仲良くなれちゃいます。
ただ、あまりに近寄りすぎて嫌われてしまうこともあるので、ふたりの間の関係性がものを言います。
賢くて従順なことから、そんな健気なところも飼い主さんにとってはたまらないポイントでしょう。
またコミュニケーションもしっかり取れるので、しつけのしやすさも人気の秘密になっています。
コーギーは見た目のかわいさもさることながら、その性格や仕草によってもワンコ好きの皆さんのハートを鷲掴みにしているようです。
かわいいポイントを挙げればキリがないほどですよね。
明石則実/動物ライター
フリーライターとして動物関連や歴史系記事の執筆を多数おこなう。柴犬と暮らす傍ら、趣味の旅行や城めぐりで愛犬と駆け回る週末。
愛犬家の皆さんにとって、お悩みを解決したり、有益な情報を発信することを心掛けています。