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連載 / ブログ

2020.01.31

連載|シニアの愛チワワ|vol.11

君がそこにいる幸せ。犬らしいしぐさ

犬は言葉を使わないかわりに、ボディランゲージやカーミングシグナルと呼ばれるしぐさで意思表示や会話をします。
ある日、愛犬にとあるものを見せたら、犬らしいしぐさをしました。
いつもマイペースで、犬らしさがあまりない愛犬が見せた、犬らしいしぐさのお話です。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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お土産でもらったものを愛犬に見せると?

両親が旅行に行くと、必ずお土産に買ってくる「フクロウのアイテム」。

どうやって探してくるのかわかりませんが、どこへ行っても「いいフクロウを見つけてきたよ」と、「フクロウのアイテム」を買ってきてくれます。
ですが私は、フクロウマニアではありません。そのことはもちろん、両親に内緒にしています。

私のフクロウ事情はさておき、何か新しいものが自宅に届くと、そのアイテムを愛犬に見せています。

今回は、お土産にもらったフクロウの置物を愛犬に見せてみました。すると愛犬が興味深いしぐさをしたのです。フクロウの置物をどこへ置いても、目をそらせました。「ちらっと見て、そっと目をそらす」その繰り返しを愛犬はしていました。

話題になったアザラシのクッションも?

インターネットで話題になった「丸すぎるアザラシ、海洋館のユキちゃん」をモデルにして作られた、ユキちゃんにそっくりなクッションが販売されていました。
あまりのリアルさに、思わず購入してしまった私。

そのアザラシのクッションが届いた日、さっそく愛犬に見せてみました。
「アザラシが届いたよ、よろしくってアザラシが挨拶しているよ」と愛犬に言いながら、愛犬の隣にアザラシのクッションを置いて、記念撮影をしようとすると、愛犬はまた目をそらせました。

たしかにリアルに作られていますが、私から見たらただのクッションです。

さて、フクロウの置物とアザラシのクッションで目をそらせた原因は何だろうと考え、これかもしれないと、わかったことがありました。

そらすものと、そらさないもの

ドッグトレーナーをしていた頃、動物病院にカメラマンを呼んで、写真撮影会のイベントをしていました。

テスト撮影をするときに、愛犬がモデルになり、となりにぬいぐるみを置いたり、季節の置物を置いたりしてテスト撮影をします。犬のぬいぐるみを隣に置いたときは、やや緊張感は感じますが目をそらさず、前を向いていました。

犬のぬいぐるみとフクロウの置物やアザラシのクッションとの何が違うのでしょう。

私なりの検証ですが、フクロウの置物は目が黄色く光っており、体もフェイクファーでできて動物に近い作りです。アザラシのクッションは愛犬のからだの大きさにくらべ、クッションの方がはるかに大きく威圧感があったのだと思います。

どちらも愛犬にとってかかわりたくなく、緊張する存在だったのでしょう。

目をそらすしぐさ

犬が目をそらすしぐさは、犬同士の挨拶や遊びで良くみられます。
状況にもよりますが、このしぐさから考えられる犬の気持ちは「君に敵意はないから、かかわらないで」や「ちょっと緊張するな」が近いと思います。

マイペースで、いつもは犬らしくない愛犬ですが、しっかりと犬らしいしぐさをしていました。
私にしてみたら「ただの物」でも、愛犬にとっては違和感があるものだったのでしょう。

いつも新しい気づきをくれる愛犬。「これから君に何かを紹介するときは、気を付けるようにするからね」愛犬に申し訳ない気持ちでいっぱいになりました。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

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