しつけトレーニングをする上で、まず飼い主さんが知っておきたいのは「チワワ」という犬種がどのような習性を持っているのか?ということです。この習性を知ることで、今までよりもしつけをスムーズに行なうための第一歩を踏み出せるようになります。
ご存知の方も多いかと思いますが、世界一小さな犬種であるチワワは、古代メキシコの【テチチ】という犬が先祖であると言われています。テチチは神聖なものとして扱われ、この頃から人との距離が近い存在となってしました。
時が経つにつれ、滅亡の危機にさらされたテチチですが、1850年にメキシコの【チワワ】という町で3頭のテチチが発見され、そこから地名にちなんでチワワと名付けられました。これが、チワワの始まりです。
その後、更なる進化を重ね、現在の姿になったチワワは、1970年頃から本格的に日本へ輸入されるようになり、現在まで多くの方とのご縁に恵まれて愛情たっぷりに育てられる犬種となりました。
体高より体長が僅かに長いチワワは、細い手足・アップルヘッドと呼ばれる丸い頭蓋骨・細長い手足・立ち耳・大きな瞳が特徴の超小型犬です。
平均体重は1.5kg~3kgと言われており、それ以下やそれ以上の体重をした繁殖犬は基準からみて失格と判断されるほど体重管理には厳しいです。
陽気で明るく飼い主さんのことが大好きなチワワですが、知らない人や犬に対して強い警戒心を抱くことが多く、時に威嚇することもあります。そのため、小さくとも勇敢な姿を見せることから「小さな番犬」とも呼ばれています。
チワワは賢く、学習能力も高いことから、しつけがしやすく初心者でも育てやすい犬種と言われれています。しかし、賢いからこそしつけ方法に気を付けなければ、主従関係が逆転し、しつけが行き届いていないコに育ってしまいます。そのため、まずは飼い主さん自身がチワワのリーダーとなることが必要不可欠です。
チワワは、恐怖心を抱きやすい性格をしているため、大きな声で怒鳴ったり、叩くといった行為は禁物です。そのため、しつけのトレーニングに失敗したら、声のトーンを低くし【ダメ】と短い言葉で諭し、しつけのトレーニングが成功したら声のトーンをあげ、たっぷり愛情を込めて褒めてあげましょう。
チワワは、飼い主さんに褒められることに喜びを感じるので、成功したら褒めてご褒美をあげるというルーティンを作ると、しつけが何倍も楽しくなると思います。
1匹であれば、飼い主の愛情を独り占めできるのですが、多頭飼いになるとそうもいきません。チワワのような小型犬を多頭飼いしている場合には、まずは先住犬(先に住んでいた犬)が1番であるということを他の犬たちに教えます。この際、散歩・食事・遊びなどもすべて先住犬から行うことがポイントです。
また、多頭飼いするときは、先住犬のしつけが完了してからお迎えすることをおすすめします。後から来た犬たちは、先住犬の真似をするので、先住犬のしつけができていれば、しつけもスムーズに行えます。
ひとことで【しつけ】と言っても、色々なしつけがあり、そのしつけによって抱える悩みも変わってきます。しつけで大切なことは、繰り返し繰り返し試してみて途中で諦めないことです。その点を踏まえた上で、お悩み別のしつけに関する解決法を紹介していきます。
自由奔放で野生感あふれる存在として愛らしくもありますが、家中どこにでも排泄されてしまうと正直困ってしまいますよね。
そこでお家にお迎えしたその日から必要なのがトイレトレーニングです。排泄をするタイミングに合わせてペットシーツを敷いたり、ペットシーツを敷きつめた空間に連れて行って排泄させることで【排泄はペットシーツの上でするもの】と認識をしてもらえるように促します。なかなか覚えてくれないという場合であっても、繰り返し教えてあげてください。
臆病で警戒心が強いからこそ、無駄吠えが多い傾向にもあるのがチワワという小さな番犬です。
【吠えたら叱る】ということを繰り返すと、【吠えたら構ってくれる】と間違った認識をしてしまい、無駄吠えがエスカレートしてしまうことがあります。
我らが“小さな番犬”が吠えている間は、心苦しい思いを胸に、心を鬼にして無視をしましょう。そして、鳴き止んだら、ご褒美をあげたり、愛犬の気がまぎれることをしましょう。
メキシコ出身のチワワたちは、ラテン系の軽いノリの性格?と思いきや、その正反対。臆病な性格をしているからこそ防衛のために吠えたり威嚇したりという行動を見せたりします。これが愛犬であるチワワにとってみれば、当たり前の行動であっても、私たちや周囲からすると【しつけができていない】と認識されてしまうので困りものですよね。ぜひとも“小さな番犬”チワワの“臆病”が克服できるように、たくさんの遊びやお出かけを一緒に楽しみ、世界は怖くないよ、と教えてあげてくださいね。
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