まずはじめに考えたいのが、自分の犬に寒さ対策が必要かどうかということです。犬は全身が毛で覆われているため、冬の間でも寒さ対策が必要ないと考える人がたくさんいます。しかし、必ずしもそうとは限りません。ここでは、自分の犬に寒さ対策が必要かどうかを見極める方法を解説していきます。
現在では400以上もの犬種がいますが、その中には寒さに強い犬種もいれば、寒さに弱い犬種もいます。自分の犬種が寒さに強い犬種かどうかを知ることで、より適切な環境を整えやすくなります。小型犬や毛の短い犬種は寒さに弱い傾向があるので、注意が必要です。
犬が寒がっているかどうかを見極めるのに一番の目印は、犬の様子です。犬が縮こまって寝ていたり、震えていたりしているのであれば、寒がっている可能性が高いです。犬種がなんであれ、寒さ対策に取り組むようにしましょう。
屋外で飼育されている犬の寒さ対策には真剣に取り組まなくてはいけません。1月や2月は特に寒く、寒さに強い犬でも寒さ対策が必要です。犬が毎日の生活を快適に過ごせるように、犬が過ごしやすい環境を整えるようにしてくださいね。
屋外で飼育されている犬のためには必ず犬小屋を準備するようにしてください。また、少しの工夫をすることで犬がさらに快適に犬小屋の中で過ごせるようにすることができます。ここでは、犬小屋をさらに暖かくするためのポイントを解説していきます。
ブランケットやベッドを入れることで犬小屋をさらに暖かくすることができます。また、可能なのであれば、ブランケットをまるめ、その真ん中で犬が眠れるようにすることがおすすめです。こうすることで、普段はあらゆる角度から熱が放出するのに対して、上からしか熱が放出できなくなるので、さらに効率的に熱を保つことができます。
犬小屋の中には雨や風が入らないようにすることが大切です。屋根を丈夫にしたり、カバーをするなど、犬が安心して犬小屋の中で過ごせるようにしてくださいね。
犬小屋を地面から少し高いところに設置することで、犬小屋の中の保温性をさらに高めることができます。簀子(すのこ)などを利用して、犬小屋を地面から離して設置するようにしてください。
室内と屋外のどちらで飼育しているにしろ、ほとんどの犬は冬も散歩にいかなければいけません。冬の寒さは厳しく、短時間の散歩でも犬が寒がってしまうかもしれません。そのため、犬に散歩やスポーツなど運動をさせるときにもしっかりと寒さ対策をすることが大切です。
夏の間は暑さを凌いで夜や早朝に散歩をする人が多くなります。しかし、冬はそれとは逆に、昼間に行くのがおすすめです。昼間は気温が最も高く、朝や夜ほど温度が低くありません。また、あまりにも寒い日は散歩の時間を短くし、犬の負担にならないように心がけることが大切です。
最近では犬の寒さ対策グッズがたくさん販売されています。犬の寒さ対策に本格的に取り組みたい人は、犬の寒さ対策グッズの購入をおすすめします。犬用のジャケットや靴を活用することで、犬がさらに快適に運動を楽しむことができます。
ここでは、犬の寒さ対策について詳しく解説していきました。大切な犬だからこそ、寒い冬の季節も快適に過ごして欲しいですよね。愛犬に合った寒さ対策に取り組み、犬が寒がらなくてもいいようにしてくださいね。