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住まい / 生活

2019.12.14

やっかいな犬の雪玉。楽しく雪遊びをするために知っておきたい雪玉対策について

童謡でも歌われているように、犬は雪遊びが大好きです。最近では、愛犬といっしょに楽しめる冬のレジャーが増え、スキー場へ一緒に遊びに行くことも珍しいことではなくなりました。愛犬がハイテンションではしゃぐ姿はほほえましいですが、雪の中ならではのお悩みがありますね。それは、お腹や足、首元などにぶら下がってしまう雪玉。対策を知らないと、帰ってきて愛犬が雪だるまになって驚いてしまいます。
この記事では、雪玉が愛犬に与える影響や上手な取り方、予防策をご紹介します。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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雪玉はどうしてできるの?

犬 雪玉

雪玉は、玉状になった雪が連なって犬の手足をはじめカラダ全体の被毛につくことを言います。一度ついてしまうと、雪だるまを作る時のようにどんどん大きくなり、取り除くのにかなり苦労する厄介物です。この雪玉は、雪が降る地域、雪遊びをよくする犬の飼い主の間では、冬の代名詞でもあるのです。

雪玉が付く仕組み

雪玉は、犬の被毛に付着した雪が犬が出す蒸気などの水分よって溶け、その水分の上にまた雪がつき、雪や氷として丸く固まるもの。そのとき毛を巻き込みながらこれを繰り返すので、多くの雪玉が犬の身体に連なってしまうのです。
雪玉のサイズは1cm程度の小さなものから、10cmを越えるほどの大きさまでさまざま。スノーシューやクロスカントリースキーなどを、新雪や深雪で犬といっしょに楽しむ時などは、ぞっとするほどびっしりと複数箇所に雪玉が連なり、見るからに問題ありそうな姿になってしまうこともあるほどです。

雪玉ができやすい犬種とは

犬 雪玉

雪玉は犬種によって、できやすい犬種とそうではない犬種に分かれます。特にできやすい犬の特徴としては、被毛が長いこと、毛質が柔らかいこと、ウェーブしていること。これらの被毛の性質上、雪を巻き込みやすく、また自分の被毛も一緒に巻き込んでしまうため、さらに大きな雪玉となってしまうのです。
このような被毛を持つ犬種は、プードルやスパニエル系、ゴールデンやフラットコーテッドなどの長毛のレトリバー系、シュナウザー系などです。これに対して、雪玉ができにくいのは、サモエド、シベリアンハスキー、アラスカンマラミュートなどの寒い地域原産の犬たち。この犬種は、オーバーコートが直毛で固く、若干の油分による撥水効果があり、雪玉になりにくいという特徴があるためと言われています。

雪玉が及ぼす影響とは

犬 雪玉

雪玉は、犬の動きを阻害する厄介な存在です。それ以外にも様々な悪影響を及ぼすため、そもそも雪玉の付着を防止することが大切です。そのため付着した雪玉の除去方法は、雪遊びに行く飼い主の基礎知識として持っておくことがおすすめです。

雪玉の放置は厳禁

雪玉が及ぼす悪影響として挙げられるのは、雪玉が付着することによって行動の自由が奪われる犬のストレス。雪玉が大きく重くなればなるほど、ストレスも増していきます。

また、雪玉の重さに耐え切れず、被毛が切れたり、抜けたりする可能性もあります。被毛がひきつれて、放置しておくとフェルト状の毛玉になるケースもあります。水分豊富な雪玉は、時間が経つと硬く固着し、簡単には取れなくなってしまいます。困ったことに、雪玉がついたまま屋内に入ると、温まった雪玉が一気に溶け始め、部屋の中はびしょびしょになります。犬の身体を冷やすことにもつながるため、濡れた状態が長時間続くと犬の身体にもよくありません。

さらに、真っ白できれいに見える雪ですが、大気のさまざまな塵やほこりを含んでいることは容易に想像できます。それが愛犬の被毛に絡まっているということは、身体にも汚れが付着していることになります。

愛犬についた雪玉を取り除く方法とは

犬 雪玉

雪玉は犬にとっても迷惑なもの。なるべく早く、効率よく取り除いてあげましょう。

無理やり取らないで

一度付着してしまった雪玉を、引っ張って強引に取ることは禁物です。引っ張ることによって、被毛がつれたり切れたりする被毛トラブルや、皮膚トラブルの元となりかねません。また、犬にとっても痛いことなので、嫌なことと認識するようになってしまいます。

溶かして取るコツ

一般的な除去方法は、雪玉に地道にぬるま湯をかけて、一つずつ取ることですが、その溶かしている間にも身体が冷えてしまう懸念があります。雪玉を溶かして除去するときは、できるだけ素早く行いたいもの。おすすめは、お湯だけでなくドライヤーや吸水タオルを効果的に併用して溶かすこと。できれば、複数の人で行なうとさらに時間が短縮できます。
また、もし犬用のバスタブが用意できるのであれば、ぬるま湯に体全体を浸けて雪玉を溶かしてあげるとよいでしょう。しかし、湯冷めをしないように、お風呂上りはしっかりと被毛を乾かしてあげてください。

応急処置として雪上で雪玉を壊す

雪玉は雪上で応急処置をしておくと、あとが楽になります。固まった雪玉を金属製のコームやスリッカーブラシ、ドライバーなどで壊しましょう。大きな雪玉をペンチで潰してほぐしていく方法もありますが、これらのアイテムを事前に準備しておくことが必要です。雪遊びの時は、お散歩バッグやデイパックにあらかじめ入れておくことを忘れずにしましょう。
また、雪玉を壊すときには犬の身体に当たったり、被毛を引っ張ったりしないように細心の注意が必要です。雪玉が壊れにくい場合は、コームを大きな雪玉に刺して穴をあけておくだけでも、その後の除去効率がアップします。

雪玉の悩みは雪玉防止グッズの活用で解消

犬 雪玉

できると厄介な雪玉は、できるだけ事前に対策をしておくことがとても重要となります。そのためにおすすめしたいのが、雪玉防止グッズの活用です。

ドッグウエアの着用

雪玉防止グッズの代表的なものは、雪に対応するドッグウエアの着用です。あらかじめウエアを着用しておけば雪玉がつかないだけでなく、保温性も確保されます。

なかでもおすすめは、犬のウエットスーツです。夏の水遊びに真価を発揮するだけでなく、冬の雪遊びにも効果があります。最近では人間用の最上級ウエットスーツと同様のクォリティを持ち、フルオーダーできる商品もあり、足首までの全身を覆うタイプのウエットスーツをオーダーすることもできます。また、防水、または耐水加工されたレインウエアでも、雪玉防止効果が期待できます。雪玉対策にウエアの着用は効果的です。

また、雪玉が付きやすい手足をガードするレッグガードなども存在します。防水チェックで足が濡れないところが嬉しいポイントです。

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肉球保護も怠りなく

ウエアで覆われない足回り、とくに肉球は雪玉だけでなく怪我のおそれがあるため、しっかりと保護しておくことが大切です。犬用のシューズやブーツの着用、または、犬用ワックスや肉球クリーム、雪玉防止オイル(ウエアがないときは全身に)を使って、肉球周りもしっかりと雪玉対策をしておきましょう。

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雪玉対策グッズを活用して犬も人もエンジョイしましょう

犬 雪玉

犬が雪のなかで楽しそうに遊んでいる姿は、飼い主じゃなくても、見ていてとてもほっこりした気持ちになります。と同時に、飼い主は事後処理の大変さに憂鬱な気持ちになります。そんな心配を軽減してくれるのが雪玉対策グッズです。今年の冬は、愛犬だけではなく飼い主のためにも、雪玉対策グッズを活用して思い切り雪のなかで愛犬を遊ばせてみませんか。そして、その嬉しそうな姿をぜひ堪能してください。

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