観葉植物のある生活って素敵ですよね。植物には、空気をきれいにしてくれる効果や加湿調整効果などもあり、私たちの生活に欠かすことができない存在です。
お部屋に飾れば素敵なインテリアになりますし、きれいな緑色を眺めているだけで、癒されリラックスできたりしますよね。これらは、観葉植物を置く大きなメリットと言えます。
そんないいことづくしの観葉植物ですが、一方で、愛犬にとっては危険な存在にもなり得るということを、ご存知でしょうか?何の知識もなく、お部屋との相性や見た目だけで観葉植物を選んでしまうと、実は愛犬にとって害のある植物だったなんてこともあります。
植物にまったく興味をしめさないコもいますが、ふとしたきっかけで、愛犬が植物を口に入れてしまうということも考えられるので注意しましょう。
特に子犬には要注意!何にでも興味津々で口に入れてしまう危険性が高いので、子犬を迎える際には子犬の生活範囲内に危険な植物がないかをきちんと事前に確認しておくことが大切です。
私たちの身近にある観葉植物でも、実は犬にとっては有害なものがたくさんあります。 どんな植物が危険なのかを知っておくだけでも事故の予防につながるので、ぜひ覚えておいてください。
分かりやすいものとして、球根から育てる植物は基本的にすべてNGだと覚えておきましょう。
球根から育てる代表的な植物をいくつか挙げます。
・チューリップ
・ユリ
・スイセン
・スズラン
・シクラメン
・ヒガンバナ など
中でもスイセンは、人間がニラと間違えて食べてしまい、死亡したという例もあるほど危険な植物です。
また、犬が食べると危険な食べ物として有名な、玉ねぎやネギなども球根から育てる植物なので、とにかく球根のものは危険と認識しておくことが重要です。
家によく置かれている観葉植物でも、犬にとって危険なものも多くあります。
<代表例>
・ポトス
・モンステラ
・ポインセチア
・アロエ
アロエは体に良いというイメージがありますが、それはあくまで人間にとって良いというだけのこと。
犬がアロエを食べると、下痢や体温低下を引き起こしてしまう可能性があります。
また、クリスマスシーズンには欠かせないポインセチアも犬にとっては害があるので、家に飾る際には愛犬が届かない場所へ置くなどの配慮が必要です。
愛犬が危険な観葉植物を食べてしまったと気づいたらすぐに、動物病院へ連れて行きましょう。
急いで食べたものを吐かせようと慌てるかもしれませんが、素人が吐かせるのは難しいので、吐かせる努力をするよりも早く動物病院へ行く方が賢明です。
かかりつけの獣医さんがいる場合には、まずは電話で指示を仰いでもいいかもしれません。
その際には、何の植物のどの部分をどれくらい食べてしまったかを伝えられると、より正確な対処をしてもらえるので、確認しておくことも重要です。
日々私たちを癒してくれている観葉植物ですが、愛犬が口に入れるととても危険なものもあります。 「うちのコは食べたりしないから大丈夫」と安心せずに、万が一のことを考えて、愛犬の手の届く範囲には危険な植物を置かないと普段から意識し、予防することが大切です。