普段から雪があまり降らない地域では、降雪地帯まで出かけないと雪に触れることは叶いませんが、きっと犬も雪は大好きなはず。オオカミを祖先に持つ犬たちは、初めて見る雪に敏感になり、それが興奮となって現れるようです。
犬が喜ぶ雪遊びをご紹介していきますね。
ドッグランなどで普段から追いかけっこをしている犬もそうですが、犬にとって雪があるという非日常的な場面というのは、それだけで刺激があるものです。足場が悪い雪上だったとしても、逆に良い意味でアクセントになって楽しさを倍増させるのかも知れませんね。
特に雪が深ければ深いほど運動量も多くなりますし、冬の時期に脂肪を蓄えやすい犬の体にも効果があります。ダイエット効果も期待できますね。
スキー場はペットの入場が禁止の場所かと思いきや、犬と一緒に滑ったり遊べるスキー場もたくさんあります。 もちろん防寒対策はちゃんとしなければなりませんが、そのうちのいくつかをご紹介します。
ここは愛犬を連れてコースを滑ることができる珍しいスキー場です。「スノードッグエリア」と名付けられた専用ゲレンデでスキーやスノボを楽しめますし、犬と一緒に滑るなんて気持ちがいいでしょうね。
ちなみに犬用リフト券も発売されていて、リフトに乗せて一緒に上がりますから楽ですよね。
名称:白馬さのさかスキー場
住所:長野県北安曇郡白馬村神城458
TEL:0261-75-2452
コースで一緒に滑ることはできませんが、ここには雪上ドッグランがあって犬も楽しめるスポットになっています。ドッグランへ行くまでのゴンドラリフトも、ケージに入れなくても利用がOK。人が滑っている間、犬がお留守番しなくても良いために人気があるのですね。
名称:おじろスキー場
住所:兵庫県美方郡香美町小代区大谷463
TEL:0796-97-2717
楽しい雪遊びでも注意したい点がいくつかあります。まず防寒対策は必ずしておくこと。特に短毛種(パグやピンシャーなど)は寒さに弱い犬種ですから、必ず防寒ウェアは欠かせません。肉球保護のための靴もあれば良いですね。
また被毛が長い犬種ほど雪玉が付着しやすくなりますから、雪が付きにくいレインウェアやレッグガードも合わせて着用させた方が良いでしょう。
寒い時期はドッグランで遊ばせるには最適なのではないでしょうか。動けば動くほど体もポカポカ。適度な運動で運動不足になりがちな冬を乗り切りましょう。
冬のドッグランといえば枯れた芝があって寒々しいイメージがありますが、意外にそのようなことはありません。多くのドッグランではウィンターオーバーシードといって冬でも青々とした芝生を保つ保全作業が行われていますから、美しい天然芝で遊ぶことができますね。
また暑い時期になかなかドッグランを利用していなかった愛犬家の皆さんも、冬場にはたくさんいらっしゃる傾向にありますから、たくさんの犬たちと出会えるチャンスなのかも知れません。
ドッグランで長時間遊ばせていても、やはり体温の低下が気になります。特に冷たく乾いた風が強く吹くと体感温度は思った以上に下がりますから、暖かい防寒ウェアを着せてあげてくださいね。
また冬の足洗い場は水が凍るように冷たいため、もし足が汚れたらシャンプータオルやウェットティッシュで拭き取るようにしましょう。
雪の中を遊んだ後は少なからず体も濡れていますし、汚れてもいるもの。きちんとアフターケアも忘れないことが大切です。降雪地帯には意外に温泉地も多いため、もし犬用の温泉や足湯などが近くにあるのなら、利用してみるのも良いかも知れません。ぜひ冬しかできない遊びで、愛犬と楽しい時間を過ごしてくださいね!