ここ最近、サービスエリアで犬を連れている人を見かける機会が増えました。
高速道路の整備と共に、サービスエリアも年々進化しており、ドッグランが併設されていたりペット可の飲食店が増えるなど、犬旅したい方へのサービスが充実してきています。
ここでは、サービスエリアでよく見かける犬のための施設やサービスについてご紹介します。
ノーリードで自由に散歩ができるドッグランを併設しているサービスエリアでは、車内であまり動くことのできない犬をリフレッシュさせてあげることができます。
ドッグランは、周囲をフェンスで囲まれ一面に芝生が敷かれており、自由に散歩することがでます。また、飼い主さんがくつろげるベンチを備えているところもあります。
犬連れには嬉しい設備が、水飲み場や足洗い場です。これなら、ドッグランで走り回っても車を汚してしまう心配もありません。
サービスエリアのカフェでは、リードフックがついたカフェや、専用テラス席もあるのでゆったりと愛犬と食事を楽しむことができます。 また、サービスエリア内のお土産コーナーでは、ペット用品が販売されているところもあるので、フード・おやつ・消耗品なども購入することができます。
最近では、家族の一員でもあるペットを受け入れてくれるホテルや旅館も増えてきました。そこで、ここではホテルや旅館でよく目にする施設サービスをご紹介していきます。
ホテルや旅館では、無料のケージ・フードボウル・トイレシート・新聞紙・蓋つき専用ゴミ箱・脱走防止用ゲートなどの貸し出しサービスがあります。ただし、すべてのホテルや旅館にあるわけではないので、必ず施設に確認するようにしましょう。
ペット同伴可のホテルや旅館の中には、ドッグランやペットと一緒に入れる温泉などがあります。長時間車内で過ごし、お疲れな愛犬の気分転換には最適なサービスです。
サービスエリアやホテル、旅館に愛犬を連れて行けることが分かれば、後は予約をして一緒に旅行に出かけるだけです。 しかし、旅行には準備が必要です。旅先で困らず快適な旅行をするためにも、事前準備や注意点などはしっかり把握しておきましょう。
リード・首輪・携帯用ウォーターボトル・水・タオル・フード・おやつ・おもちゃ・クレート・散歩セット・ペットシーツ等は、必ず持参しましょう。また、ホテルや旅館では各種予防接種証明書が必要な場合があります。事前に確認し、必要であれば必ず持参しましょう。
せっかくの旅行も、犬が車に慣れていないとただストレスを与えるだけの旅行になってしまいます。そのため、日頃から車に慣らしておくことが大切です。もし、車に乗ったことがなければ、止まっている車から徐々に慣らし、少しずつ乗車時間を長くしましょう。また、車に乗る際は2時間以上前に食事を済ませ負担を与えないようにすることも大切です。
いかがでしたでしょうか?
最近のサービスエリアやホテル・旅館では、ペット連れに配慮したサービスが充実していることが分かりました。これなら、安心して犬と一緒に旅行を楽しむことができます。
犬連れで出掛ける際は、余裕をもったスケジュールを組み、2時間おきくらいには休憩を挟みながら気分転換をさせてあげましょう。見慣れない景色がいい刺激となり、犬の様々な表情や仕草を再発見できるかもしれません。
阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師
茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。
千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。
犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。