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健康管理 / 病気

2019.12.30

犬にもニキビができる?症状や治療法、対策についてご紹介

犬にも人と同じように、皮膚にブツブツしたニキビのようなものができることがあります。正確には「膿皮症」と呼ばれるもので、きちんと対策をしないとぶり返すことがあります。ここでは、犬のニキビ、膿皮症の症状や治療法、対策についてご紹介します。

Author :docdog編集部

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犬のニキビ、膿皮症の原因と症状

犬 ニキビ

犬とスキンシップをとっているときに、ポツポツとしたニキビのようなものが見つかると気になりますよね。その原因と症状には、次のようなものがあります。

膿皮症の原因

犬や人の皮膚にはたくさんの常在菌がいます。何種類もの菌が一定の数を保ちながら共存することで、病気の原因となり得る菌やアレルゲンによる皮膚トラブルを防いでいます。しかし、体調不良やストレスにより常在菌のバランスが崩れると、皮膚病を発症することがあります。膿皮症も皮膚の常在菌の一種である「ブドウ球菌」が引き起こすもので、免疫力の低下やアレルギー、皮膚を不衛生にしておくことなどによってニキビのようなものができます。

膿皮症の症状

膿皮症は、表皮や毛穴に炎症が起きる感染症で、表皮内に限られる表在性のものと、より深い場所に感染する深在性のものがあります。表在性では赤みをおびた皮膚の中心に、ニキビのような白やクリーム色をした膿の膨らみができ、その膨らみが破れると浸出液が出て、かさぶたが形成されます。また、皮膚の深い場所で感染する深在性では、赤く腫れることもあります。

犬のニキビ、膿皮症の治療法

犬 ニキビ

膿皮症の治療法は、膿皮症の原因や症状に合った治療が行われます。基礎疾患があれば、まずその病気の治療を行った上で、膿皮症に対して投薬や薬浴などの治療法が選択されます。

投薬

最も一般的な治療法は、抗生物質の内服です。表在性では約3週間薬を服用しますが、深在性の場合は1~3ヶ月ほどの継続的な服用が必要になる場合もあります。服用中に症状が改善したように見えても、抗生物質は最後まで飲ませることが大切です。菌が中途半端に残ってしまうと再びニキビのような出来物ができたり、耐性菌ができてしまう可能性もあります。

薬浴

膿皮症では、内服薬と併用して薬用シャンプーによる薬浴が行われたり、場合によっては薬を服用せずとも薬浴のみでニキビのような症状をコントロールできることもあります。

犬のニキビ、膿皮症の対策

犬 ニキビ

膿皮症の対策には、犬の皮膚や生活環境を清潔に保ち、栄養バランスのとれた食餌を与えることが大切です。

皮膚を清潔に保つ

皮膚を不衛生な状態にしておくと菌が繁殖してしまうので、定期的にシャンプーやブラッシングをする必要があります。シャンプー後は完全に乾かし、菌の繁殖を防ぎましょう。またその一方、シャンプーのし過ぎや過度なブラッシングも皮膚にダメージを与えてしまうので要注意です。

食餌の見直し

皮膚のバリア機能を高め、膿皮症にかかりにくくするには食餌の見直しも重要です。基本的にはパッケージに「総合栄養食」と記載されているフードと新鮮な水を与えていれば問題ありませんが、ほかにおやつを与えているならばおやつを控えることも大切です。また、食物アレルギーの疑いがある場合は動物病院に相談し、アレルギーに対応した療法食に切り替えても良いでしょう。

犬にニキビのようなものが見られたら、早めの対処を

犬 ニキビ

犬のニキビ、膿皮症の原因は体調不良やストレス、アレルギーなど様々です。一度発症すると治ったと思っても再発したり、なかなか治らないこともあるので、きちんと原因を特定して獣医師の指示通りに治療を受けましょう。また、日頃から犬の身体を清潔に保ち、栄養バランスの良い食餌を与えて免疫力を高めておくことも大切です。

  • 更新日:

    2019.12.30

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