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2019.12.25

犬に銀杏は危険!中毒症状や食べてしまったときの対処法を解説

ホクホクとした食感と独特な香りが特徴の銀杏。寒い季節になると、食卓にのぼることも多いかと思いますが、愛犬がうっかり食べてしまわないよう注意が必要です。今回は、犬が銀杏を食べてはいけない理由や、食べてしまったときの対処法などについて解説していきます。

Author :docdog編集部

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犬が銀杏を食べてはいけない理由

犬 銀杏

銀杏には中毒症状を引き起こす成分が含まれているため、犬に食べさせてはいけません。公益財団法人日本中毒情報センターのデータによると、銀杏の中毒症状は子どもの場合で7個~150個を食べると現れるとなっています。(※1)

犬の場合は何個食べると中毒を起こすのか、具体的なことは解明されていませんが、犬は人間よりも解毒力が弱いことから、ほんの数個食べた程度でも中毒を起こす可能性が十分に考えられます。

中毒症状を引き起こす成分とは

銀杏には、メチルピリドキシンと呼ばれる成分が含まれています。メチルピリドキシンは神経毒の1種で、一定量以上摂取するとビタミンB6の作用が阻害されます。ビタミンB6は、脳内の抑制性神経伝達物質の生成に関与していることから、ビタミンB6欠乏症になると数時間以内に中毒症状を引き起こします。なお、メチルピリドキシンは熱に強いので、加熱しても毒性が消失しません。

犬が銀杏を食べた際に現れる中毒症状

犬 銀杏

犬が銀杏を食べると下痢や嘔吐、呼吸困難、けいれん、めまい、発熱、意識混濁などの中毒症状が現れます。摂取後どのくらい経ってから発症するかは明確に分かっていませんが、参考として人間の場合は、食べてから1~12時間後に発症し90時間以内に回復します。(※1)

これを踏まえると、犬においても銀杏を食べてから半日以内は注意が必要です。なお、最悪の場合は死に至ることもあります。調理した銀杏を食卓に出しっぱなしにしていると、愛犬がうっかり食べしてしまう可能性があるので、目の届かないところに置くなどして十分に気をつけましょう。

銀杏の外種皮にも注意

銀杏の外種皮には、ギンコール酸という成分が含まれています。ギンコール酸は中毒を引き起こす成分ではありませんが、触れると発疹を起こすことがあるので注意が必要です。

犬も銀杏特有のニオイをあまり好まないため、銀杏がたくさん落ちているイチョウの近くに自ら行きたがることは少ないとは思いますが、イチョウの木の周りに愛犬を近づけないように気をつけましょう。

愛犬が銀杏を食べてしまったときの対処法

犬 銀杏

愛犬が銀杏を食べた後に何も中毒症状が出ていなくても、かかりつけの獣医師に連絡し現在の愛犬の様子や食べた時間(もしくは食べたと思われる時間)、食べた量を伝えて指示を仰ぎましょう。自分の勝手な判断で銀杏を吐き出させようとするのは絶対にやめましょう。無理に吐かせようとすると、けいれんを誘発するので危険です。

もし何らかの中毒症状が見られる場合は、すぐに動物病院へ連れて行きましょう。特にけいれんの場合は、一時的に落ち着いても再び起こることがあるので油断できません。迅速に対処し重症化するのを防ぎましょう。

愛犬が銀杏を食べないように注意を払おう!

犬 銀杏

銀杏には中毒症状を引き起こす成分が含まれていますが、犬が銀杏をどれぐらい食べたら危険なのかは個体により異なります。愛犬が銀杏を食べないよう十分に注意しましょう。万が一食べてしまった際はかかりつけの獣医師に相談し、指示に従って対処するようにしましょう。

また、外種皮には接触皮膚炎の原因となる成分が含まれています。散歩のときは不用意にイチョウの木の周りに愛犬を近づけないようにしましょう。愛犬の健康を守ってあげてください。

▼下記の資料を参考に執筆しました。
(※1)公益財団法人日本中毒情報センター

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