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犬種 / イヌ図鑑

2019.12.25

フィニッシュ・スピッツってどんな犬?フィンランドの国犬を知ろう

上の写真を見て、「あ、柴犬だ!」と思った方、残念ながら不正解です。
柴犬にも似てはいますが、こちらの犬種は「フィニッシュ・スピッツ」というフィンランド原産の犬種です。よく見ると、目や耳の感じが柴犬とはちょっと違いますよね。
今回は、日本ではあまり馴染みのない犬種、フィニッシュ・スピッツの歴史や特徴についてご紹介します。

Author :docdog編集部

フィニッシュ・スピッツはフィンランドの国犬

フィニッシュ・スピッツ

見た目は柴犬にそっくりですが、実はこのフィニッシュ・スピッツ、フィンランドを代表する国犬なんです。
フィンランド語では「Suomenpystykorva(スオメンピュステュコルヴァ)」と呼び、直訳すると「フィンランドの立ち耳」という意味なのだそう。
スピッツという名前から白い犬を想像してしまいがちですが、茶色がこのコのスタンダードです。
ジャパンケネルクラブには登録されておらず、日本で実際にフィニッシュ・スピッツに会える機会はほとんどないと言ってもいいでしょう。

切手デザインにも採用

フィニッシュ・スピッツ

残念ながら日本ではあまり馴染みがないフィニッシュ・スピッツですが、さすがフィンランドの国犬ということもあり、そのかわいらしい姿は原産国フィンランドの切手のデザインにも採用されています。

フィニッシュ・スピッツの歴史

フィニッシュ・スピッツ

フィニッシュスピッツは、古くからフィンランドで狩猟犬として活躍していました。
大きいものだとクマやヘラジカ、水鳥、さらには小さな害獣まであらゆる猟に同行し、獲物のいる場所を見つけ、それをハンターに吠えて知らせる役目をしていました。鳥が飛び立てばまたそれを追いかけて、止まった場所で吠えるという行動を繰り返し、ハンターと共に獲物を確実にしとめていきます。そのため、「bark pointer(バークポインター)」と呼ばれることもあります。
そしてハンターが獲物を撃ち落とすと、その獲物を回収する役割も担っていました。

一時は絶滅の危機も

長い間僻地で孤立した生活を送っていたため、フィニッシュ・スピッツの血統は純血のまま受け継がれてきましたが、19世紀に入り交通手段が発達するとともに、よそから持ち込まれた犬種との交配が行われるようになり、もともといた純血のフィニッシュ・スピッツは絶滅の危機に瀕します。
ですがその後、フィンランドの森の中で見つかった純血のフィニッシュ・スピッツから何とか血統を守る活動を続けた結果、今ではフィンランドの国犬になるまでに頭数も増え、国民から愛される犬種となりました。

フィニッシュ・スピッツの特徴

フィニッシュ・スピッツ

フィニッシュ・スピッツの体格は、柴犬よりも一回り大きく、体高は平均45cmほどで、体重は12kg前後です。
黒く丸い瞳とピンと立った耳が特徴で、クルンと巻いたシッポは柴犬と似ていますね。
被毛はダブルコートで、フィンランドの寒い冬でも耐えられるようになっています。

フィニッシュ・スピッツの性格

フィニッシュ・スピッツ

とても勇敢で強い相手にも立ち向かう勝気な性格です。ですが、その一方で飼い主さんには忠実で甘えん坊な一面もあり、原産国のフィンランドでは多くの家庭で愛玩犬としてかわいがられています。
もともと吠えて獲物の位置を知らせるという仕事をしていたこともあり、吠えやすいという特性があり、ちょっとしたことで吠えてしまうことも。犬が吠えることをあまり良しとしない日本の住環境には、あまり向かない犬種かもしれません。ただ、番犬にはぴったりの犬種と言えるでしょう。

必要な運動量

もともとエネルギッシュな狩猟犬だったこともあり、毎日1~2時間くらいの散歩量が確保できるのが理想的です。
寒い地域の犬種なので、暑いのは苦手。夏場には注意が必要です。散歩も暑い時間帯は避け、早朝や夜に行くようにしましょう。

フィニッシュ・スピッツのギャップに萌えよう

フィニッシュ・スピッツ

丸いつぶらな瞳とキラキラの笑顔がかわいいフィニッシュ・スピッツ。
猟犬としての勇敢さと飼い主さんには従順で甘えん坊な二つの面を持ち合わせ、そのギャップもたまらなくかわいいですよね。
日本で見かけることはほとんどありませんが、フィンランドの方とお話しする機会があれば、きっと国犬のフィニッシュ・スピッツの話で盛り上がるはずです。ぜひこの愛すべき犬種について知識を蓄えておきましょう。

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