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犬種図鑑

2019.12.14

甲斐犬は飼うのが難しい?性格の特徴やしつけのコツを解説

長い歴史を持ち、日本の天然記念物に指定されている甲斐犬。品種改良をされることなく昔からの姿を残し、野性味あふれる凛々しい姿が魅力的です。
そんな甲斐犬ですが、本来が猟犬であり現在もその気質が強く残っていることから、しつけに時間がかかることも珍しくありません。よきパートナーとして甲斐犬と暮らしていくために、甲斐犬の性格の特徴やしつけのコツを解説します。

Author :docdog編集部

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甲斐犬の性格から紐解く育てる難しさ

甲斐犬 性格

甲斐犬は自然交配と、猟犬としての優れた素質を受け継いでいくために選択繁殖をされてきたため、現在も猟犬の気質が強く残っています。そのため以下のような性格の特徴が見られ、育てるのが難しいと言われています。

特定の相手にしか心を開かない

甲斐犬は「生涯で1人の飼い主に尽くす」といわれるほど、飼い主に対して忠誠心が強い性格ですが、「主人」と認識しない相手にはそっけない態度を取ります。そのため信頼関係が築けないと家族の中でも懐く人と懐かない人がいる、といった状況になってしまうことがあります。

また、個体差にもよりますが、例えば成犬になった甲斐犬を里親として迎えた場合、最初の飼い主に強く忠誠心を持ち続けていることがあるので、新しい飼い主に対して警戒心を抱き、心を開くのに時間がかかることもあります。

警戒心が強く攻撃的な態度を取ることがある

甲斐犬は警戒心が強いため、知らない人にはなかなか心を開かないほか、他の動物と積極的に仲良くなろうとすることもあまり見られません。

また、自分よりも体が大きいイノシシやシカ猟に用いられてきたことから、勇敢な性格の持ち主です。むやみに飛びかかるようなことはしませんが、しつこく接してくる相手などに対しては、臆さずに攻撃的な態度を取るようなこともあります。そのため子犬のうちからしっかりとしつけをしておかないと、大きなトラブルにもなり兼ねないので注意が必要です。

甲斐犬のしつけのコツ

甲斐犬 性格

甲斐犬は先述のような性格を持ち、育てるのが難しいといわれていますが、もともと猟犬であることから状況を判断する能力に長け、賢さも備わっています。よって猟犬としての性格的特徴を理解し適切にしつけをすれば、頼もしいよきパートナーとなってくれます。ここでは、甲斐犬のしつけのコツについて解説していきます。

信頼関係を築く

甲斐犬のしつけを上手に行うには、信頼関係を築く必要があります。甲斐犬は飼い主への忠誠心が非常に強いため、「信頼できる相手」と認識すれば言うことをよく聞いて行動できるようになるからです。

しつけは指示したことができたら、必ずその場で褒めてあげましょう。楽しくトレーニングができれば、よい関係を築いていかれます。もし失敗したとしても怒鳴ったり、叩いたりしてはいけません。人間も、威圧的な態度で叱ってくる相手には嫌な気持ちになりますよね。犬も同様に、高圧的な態度をしてくる相手を嫌い、褒めて一緒に喜んでくれる人を好みます。

また、信頼関係を築くには毅然と振る舞い、一貫した態度で接することも大切なポイントです。その時々で対応を変え飼い主の行動にブレがあると、犬はどうすればよいのか迷ってしまうため、不安な気持ちにさせてしまいます。「飼い主の言うことを聞いていれば安心」「指示に従えば楽しくていいことがある」と認識させ、信頼関係を築いていきましょう。

子犬のうちから社会性を身につけさせる

子犬のうちから家族以外の人や、他の動物に触れ合う機会をたくさん持ち、できるだけ慣れさせるようにしましょう。そうすることで成犬になったとき、必要以上に警戒心を抱かなくなるため、むやみに吠えるなどの行動を防ぐことができます。

甲斐犬に適した遊び方

甲斐犬 性格

もともと猟犬である甲斐犬は、活発に動き回ることを好みます。そのため社会性があることが前提ですが、時々ドッグランでのびのびと遊ぶ時間を作ってあげるとよいでしょう。多くの運動量を必要とする犬種なため、運動不足になると問題行動を起こすことがあるので、普段の散歩のほかに、体を動かす遊びを積極的に取り入れるようにしましょう。

甲斐犬は犬の飼育経験があり適切なしつけができる人向けの犬

甲斐犬 性格

甲斐犬は警戒心の強さや攻撃的な一面があるなど、猟犬としての気質が強く残っているため、犬の飼育経験があり適切なしつけができる人に向いています。飼い主への忠誠心が非常に強いことから、信頼関係を築ければ頼もしいよきパートナーとなってくれるはずです。性格の特徴をしっかりと理解したうえで、家に迎え入れるようにしましょう。

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