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住まい / 生活

2019.12.31

犬の寒さ対策|愛犬にも服を着せるという選択をしよう

全身を被毛に覆われた犬は寒さに強いと思われがちですが、寒いのが苦手な犬種もいるのです。
特に、室内で暮らしている小型犬にとって、寒さ対策は必須。寒いことで、犬も人間の風邪と同じような症状を示すこともあるので注意が必要です。この記事ではそんな犬の寒さ対策について考えてみます。

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

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シングルコートの小型犬には寒さ対策が必要

犬 寒さ対策

犬の被毛タイプには、毛の性質によって2種類あります。
ダブルコートの犬種には、硬くしっかりしたオーバーコート(上毛)と、柔らかくて密集したアンダーコート(下毛)の2種類の毛が生えています。シングルコートの犬種は、アンダーコートがない、もしくは少ないのが大きな違いです。ダブルコートの犬種の場合は、オーバーコートが皮膚を保護する役割、アンダーコートは保湿・保温の役割を果たすので、冬の寒さに対応できるようになっています。

一方で、シングルコートの犬種は、保温の役割をするアンダーコートがないため、寒さに強くありません。そのため、シングルコートは南国原産の犬種や小型犬に多く、ダブルコートの犬種は北国原産の犬種や大型犬に多くなっています。

昨今は、寒さにあまり強くないシングルコートの小型犬や、ダブルコートの犬種でもアンダーコートが少ない犬種を室内飼いするスタイルが主流です。そのため、外出時はもちろん、室内でも寒い季節は寒さ対策が必要であると言えます。

寒さに特に弱い犬種を知っておこう

寒さに弱い犬種は、シングルコートとアンダーコートが少ないダブルコートの犬種です。特に、次の犬種は寒さに弱いので寒さ対策をしてあげる必要があります。
ヨークシャーテリア、ミニチュアピンシャー、マルチーズ、パピヨン、ミニチュア(ジャイアント)シュナウザー、プードル(トイプードル)、シーズー、ビションフリーゼ、グレーハウンド、グレート・デンなど。

犬の3大寒さ対策とは

犬 寒さ対策

具体的な寒さ対策にはどのようなものがあるでしょうか?犬が寒いと感じる屋外、油断しがちな屋内、就寝中といった状況別に対策を見ていきましょう。

寒さ対策1:屋外では暖かい服を着用

散歩やお出かけなど、人間といっしょに屋外で行動するときの寒さ対策はやはり暖かい服の着用です。とくに小型犬の場合は、寒さ対策としてだけでなく、ファッションとしての服の着用が日常的となっているため、さまざまなデザインの洋服を選ぶことができます。人が冬にはアウターを着用するように、小型犬にも暖かい服やアウターを着用させることが効果的な寒さ対策です。
最近は小型犬用の服が、質・量ともに充実しています。防寒用の素材としてはボア生地、中綿入り、さらにはダウンウエアまで、寒さ対策に優れた服が豊富に販売されています。また愛犬のために手作りのセーターを編む飼い主も多くいます。暖かくてオシャレなアイテムは、小型犬にとって冬の必需品といえます。

寒さ対策2:室内暖房

室内暖房は人と同じように犬にとっても有効な寒さ対策です。ただし、犬が暑いと感じる時には、自分で涼しいところに移動できるような工夫をしてあげることも大切です。特に床暖房の場合は、直接床に寝る犬にとって暑すぎてしまうことがあります。また、ヒーターやエアコンの設定温度を上げすぎると、冬の室内で熱中症を発症するリスクが高まるため、こまめな室温管理が必要です。

寒さ対策3:暖かい寝床

ケージやマット、ベッドなど、犬にとって家の中のテリトリー=寝床の寒さ対策は重要です。寒い季節は睡眠時でなくても、床からも冷えが伝わってくるため、冬用のマットや暖かいベッドなどを利用することがおすすめです。また、ブランケットやラグマット、あるいは湯たんぽなどを利用した局所的な暖房方法も状況に合わせて利用しましょう。

愛犬のサインを見落とさずに寒さ対策をしよう

犬 寒さ対策

犬は人のように服を脱いだり、室温を上げたりという温度管理が自分ではできません。また体温調節そのものもそれほど得意な生き物ではありません。そのため、体温管理はすべて飼い主の役割となります。そんな重要な役割を果たすためには、犬が見せる寒さのサインを見落とさないようにすることが大切となります。

寒さのサイン1:カラダを丸める

犬の寒さのサインとして代表的なしぐさや行動は、猫のように身体を丸めて横になることです。これは人も行なう行動ですね。ベッドなど自分のテリトリーで、冬になるとコンパクトに丸まっている愛犬を見たことはありませんか。これは、犬が寒さから内臓や心臓といった大切な部位を守っている行動なのです。

寒さのサイン2:ブルブル震える

もうひとつの代表的なしぐさ・行動はブルブルと震えることです。これも人と同じです。ただし、寒さ以外でも急激な緊張や恐怖を強いられている際にも犬は同様の行動を取ります。もし愛犬がブルブル震えていたら、早急に原因を見つけて対処するようにしましょう。特に、雪遊びをしている時には、カラダの冷え過ぎからブルブル震えることがあるため、注意してよく観察することが大切です。

寒さのサイン3:水を飲まない・外に出ない

水をいつもより飲まない、外に出たがらないなどの行動も、寒さが原因のこともあるので頭に入れておきましょう。なかでも水を飲まない時には注意が必要です。湿度が下がる寒い季節の屋内では、暖房による乾燥から脱水症状を発症する可能性もあるのでこまめにチェックしましょう。

犬種を問わず、シニアになったら寒さ対策も忘れずに

犬 寒さ対策

すべての犬が寒さに強いというわけではありません。また、人間と同じように自分で寒さ対策をできるわけではなりません。そのため、寒さ対策は飼い主の役割だということを心に刻んでおきましょう。
また、犬種や大型犬、小型犬関係なく、筋肉量の落ちているシニアに寒さ対策は必要不可欠です。愛犬が歳をとってきたら、寒い日には洋服を着せてあげるなどの寒さ対策を必ず行なうようにしましょう。

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  • 公開日:

    2019.11.26

  • 更新日:

    2019.12.31

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