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犬種図鑑

2019.11.01

山岳救助犬ってどんな犬?仕事内容や歴史についてご紹介

災害救助犬のひとつとして活躍する山岳救助犬。あまり聞き慣れない名前ですが、登山を趣味としている人には欠かせない存在とも言えます。
大自然を舞台に活躍する、山岳救助犬についてご説明します。

Author :docdog編集部

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山岳救助犬が活躍する場所

山岳救助犬

山岳救助犬は、その名の通り、世界中の山で活動しており、時期や場所によっては寒さの厳しい雪山で活動することもあります。
日本では、ジャーマンシェパードが山岳救助犬として活躍することが多いですが、世界では様々な犬種が山岳救助犬として活動しています。

山岳救助犬の仕事内容

山岳救助犬

山岳救助犬は、山を舞台に活躍していますが、その仕事内容はどのようなものなのでしょうか?山岳救助犬の主な仕事内容をご紹介します。

行方不明者の追及

登山をしていると、急な天候変化や滑落、雪崩などによって遭難事故に遭ってしまうことがあります。
そこで、活躍するのが山岳救助犬です。山岳救助犬は、山で行方不明になった人をいち早く探し出すことが主な仕事です。

行方不明者の発見後は吠えて合図し、その位置を知らせます。気温の低い雪山などでは、首から小さな樽をぶら下げていることがあり、その樽の中にはラムやブランデーなど、アルコール度数の高いお酒が入っています。行方不明者の中には、長時間食事をしていない人がいて、そういった人はなかなか食事をすることができないことがあります。そういった際に、アルコール度数の高いお酒を飲ませることで、体温が上がりやすくしてくれます。

また、お酒以外にも、簡単な究明道具を装備している

山岳救助犬の歴史

山岳救助犬

山岳救助犬の歴史は古く、現在も世界中で山岳救助犬が活動しています。特に登山が一般的にもブームとなってきた昨今では、今後も山岳救助犬の活躍がより期待されます。

発祥国はスイス

山岳救助犬の発祥国はスイスと言われています。

17世紀頃から、セントバーナードの祖先となる犬種がアルプスを中心に山岳救助犬として活躍していました。
特に有名である山岳救助犬が、バリーという名前のセントバーナードです。バリーは、生きている間に40人以上の人を救ったと言われています。

山岳救助犬の歴史は長く、古くから私たち人間の生活を支えてくれていたことがわかります。

山岳救助犬の頭数

山岳救助犬

日本では山岳救助犬として専任で活動している犬は少なく、ほとんどが地震救助犬や水難救助犬を含めた「災害救助犬」として活動しています。災害救助犬になるための厳しい試験を合格した犬だけが認定を受けており、山岳救助犬として活躍するためにも日々厳しい訓練を受けています。
日本では、山岳救助犬を含めた災害救助犬の頭数は何頭いるのでしょうか?

2017年時点で174頭

ジャパンケネルクラブ(JKC)によると、1996年2月に最初の認定試験が実施されて以降、現在までに災害救助犬として認定された頭数は816頭、2017年時点での出動可能な災害救助犬は174頭とされています。
しかし、これは地震や水難などの救助も含めた頭数なので、山岳救助犬という特定の仕事をする犬の数は定かではありません。

山岳救助犬はいざという時に頼りになる存在

山岳救助犬

本来は、山岳救助犬が活躍しない世界であるに越したことはありません。
しかし万が一、登山者が山で遭難してしまった際、いざという時に頼りになるのが山岳救助犬です。行方不明者を探すときには、山岳救助犬は人間の8倍程の早さで発見することもあると言われています。
山岳救助犬の存在によって、山を楽しむ人の命が救われることが多々あると言えるでしょう。

  • 更新日:

    2019.11.01

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