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お手入れ

2020.02.14

【看護士が執筆】犬のフケの原因と対処法について|あなたの愛犬は大丈夫?

フケは、古くなった皮膚が新陳代謝により剥がれ落ちることで発生するものです。
健康でも見られることがありますが、量がいつもより多かったり、普段見られないような種類のフケが出でいると気になりますよね。
ここでは犬のフケの原因や対処法について解説していきます。

Author :江野 友紀/認定動物看護士

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犬のフケの症状とは?フケの見た目からわかること

犬 フケ

犬のフケには、乾性のフケと脂性のフケがあります。どちらか一方が見られることもあれば、乾性と脂性が混ざっている場合もあります。

乾性のフケの症状

一般的に見られるフケの多くは乾性フケです。
色は白っぽく、カサカサと乾いているためブラッシングをした時などにパラパラと落ちることがあります。

脂性のフケの症状

脂性のフケはその名の通り脂分を含み、湿っていてベタベタとくっつきやすいフケです。分泌量が多く乾性のフケと比べ臭いが強いという特徴があります。

脂性のフケの症状が見られる時は、何らかの皮膚トラブルを抱えている可能性が高く、痒みや皮膚が赤くなるなどの症状を伴うケースが多いです。

犬のフケの原因として考えられること

犬 フケ

犬のフケは健康であっても見られるものですが、量が増えるなど異常が見られる場合には対策が必要です。フケに異常が出てしまう原因には、大きく分けて生活習慣によるものと病気の疑いがあるものがあります。

生活習慣によるフケの原因

空気が乾きやすい冬場や、シャンプーの時のドライヤーによる乾かし過ぎ、反対に生乾きで放っておくなどすると、乾燥が原因でカサカサしたフケが出でくることがあります。また、皮膚に合わないシャンプーの使用や、すすぎ残しもフケが発生する原因になります。中にはストレスによりフケが生じる子もいます。
もし愛犬にフケが見つかったら、上記のようなことが無かったか一度振り返ってみましょう。

病気の疑いがあるフケの原因

何らかの病気によりフケに異常が見られる場合には、フケ以外にも皮膚が赤くなる、痒みを伴う、脱毛するなどの症状を伴うことが多いです。
フケが増える病気をいくつかご紹介します。

脂漏症

新陳代謝の異常により皮脂が過剰に出たり、皮膚の角化が異常に進行する病気を脂漏症と言います。
細菌などの感染やアレルギー、代謝性疾患などの様々な要因から二次的に発症することもあります。

アトピー性皮膚炎

アレルギー性皮膚炎の一種で、犬が過ごす環境にアレルゲンがあることにより過剰に免疫反応を起こす皮膚炎です。
好発部位は顔周りや足先、脇の下などで、生後3ヶ月から3才くらいで発症する例が多いようです。

皮膚糸状菌症

皮膚に真菌の一種である皮膚糸状菌が感染し、皮膚炎を起こす病気です。
円形状に脱毛する「リングワーム」と呼ばれる特徴的な症状が見られます。
感染した動物との接触や糸状菌が付着した物との接触により感染する人獣共通感染症です。

犬のフケ対策にはどのような方法がある?

犬 フケ

犬のフケを減らすには、原因に合った対策を講じることが大切です。
生活習慣により生じるフケと病気によるフケに分けて、それぞれの対策をいくつかご紹介します。

生活習慣によるフケの対策

皮膚の乾燥が原因でフケが出る場合には、シャンプーをする際に保湿効果のあるシャンプーで洗ったり、保湿スプレーを使用することで改善する可能性があります。
すすぎ残しの無いよう確認しながら洗い流し、ドライヤーの当てすぎにも気をつけましょう。
乾燥する季節であれば、加湿器の使用も効果的です。

病気によるフケの対策

病気によるフケの疑いがあれば、まずは動物病院で検査を受け、病気を特定することが大切です。
原因となる病気により対策や治療法は異なりますが、薬用シャンプーや内服薬、塗り薬、食餌の変更(療法食を与える)などの治療があります。

アトピー性皮膚炎など根治が困難な病気もありますが、治療により症状を緩和することが可能です。

犬のフケ、気になるようであれば動物病院へ!

犬 フケ

犬に少量のフケが見られる程度であれば基本的に問題ありませんが、フケの量や性状に異常が見られる場合は治療する必要があるかもしれません。
フケが出る病気の中には、放置すると脱毛がひどくなったり痒みが増すものもあります。症状が悪化してしまう前に動物病院を受診しましょう。

◎ライタープロフィール
江野友紀 認定動物看護士

江野友紀/認定動物看護士

地域密着型の動物病院にて、動物看護士として14年ほど勤務。看護業務の合間にトリミングもしています。
ドッググルーミングスペシャリスト、コンパニオンドッグトレーナーの資格を保有。
普段の仕事では、飼い主様の様々な疑問や悩みを解消できるよう、親身な対応を心掛けています。
ライターの仕事を通して、犬と人が幸せでより良い生活を送るためのお手伝いさせていただきたいです。

  • 公開日:

    2019.11.03

  • 更新日:

    2020.02.14

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