magazine

健康管理 / 病気

2019.12.27

犬と暮らす。犬は水虫になるのか?水虫に関する疑問を解消しよう

白癬菌という真菌が原因で発症する水虫。水虫はうつるから危険などと聞くこともありますが、犬も水虫になるということをご存知でしたか?また、犬の水虫も私たちと同じようにうつることもあります。
犬の水虫はどのような症状でどうすれば治ったり予防することができるのでしょうか?ここでは、犬の水虫に関する疑問を解消してきます。

Author :docdog編集部(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

この記事をシェアする

犬も水虫になる?

犬 水虫

犬の水虫は、爪真菌症と呼ばれ、私たちと同じように真菌(カビ)のひとつである白癬菌が原因で発症します。免疫力や皮膚のバリア機能が低下することで発症し、一か所にとどまらず様々な場所に広がっていくこともあります。

水虫とは?

水虫は、白癬菌というカビが原因で発症する病気です。白癬菌は世界に40種類以上も存在しており、日本ではそのうちの10種類程が存在していますが、白癬菌は私たちだけでなく犬にも感染することもあります。

もちろん、犬同士でしか感染しない白癬菌もありますが、中には私たちにも感染する可能性があるミクロスポルム・カニス(イヌ小胞子菌)と呼ばれる白癬菌も存在します。

水虫の症状とは

犬 水虫

水虫は、保菌しているだけで症状が出ないこともありますが、発症すると以下のような症状が出ます。

■フケ
■脱毛
■かさぶた
■爪の変形
■炎症
■赤み
■痒み

一般的な皮膚炎と同じような症状が見られるようになり、発症部位としては、顔・耳・手足や尾の先などが円形の皮膚炎になることが多く、中央部が白っぽくなるのが特徴です。発症部位に真菌がいるかどうかの検査を行い確定診断をした後、治療へと移行します。

治療は、内服薬・外用薬・抗真菌薬のシャンプーなどを組み合わせて行います。治療は長期間かかり、1ヶ月以上かかることもあり、状態を見ながら薬のコントロールをしていく必要があります。

また、犬の場合は発症部位を舐めてしまうこともあるため、更なる感染防止のために治療の一環としてエリザベスカラーをつけることもあります。

犬の水虫の予防や対策について

犬 水虫

人にも感染する水虫を犬が発症してしまった場合には、意外にも環境づくりや体調管理が大切です。

治療や予防の一環として行うケアとしては、ストレスをかけないような環境を作ることです。ストレスがかかることで、免疫力が低下し白癬菌の発症リスクが高まってしまいます。そのため、飼育環境の見直しはもちろん、皮膚の健康維持をサポートするフードを与えるなど、皮膚自体の基礎免疫力が向上し、結果として白癬菌の予防にも繋ります。

水虫を発症する真菌は、感染力が強いだけでなく、通常の消毒薬は効きにくいという少々厄介なカビです。塩素系の漂白剤を10倍希釈することで消毒ができると言われていますが、漂泊作用や刺激が強いため、ゴム手袋を使用することをおすすめします。

その他、抗真菌薬のシャンプーで定期的に体を洗うことはもちろん、洗った後は完全に乾かしましょう。生乾きは、菌の繁殖を促進してしまうため注意が必要です。

しぶとい犬の水虫は、長い目で治療を行っていこう

犬 水虫

いかがでしたでしょうか?
ここでは、犬の水虫に関するお話をしてきました。
人間と同じで、犬も水虫になると治るまでに時間が掛かり、とても厄介な病気です。

早期に発見し治療を開始することで、症状を最小限に抑えることができ完治も早くなります。 犬の皮膚に円形で中央が白っぽい脱毛が見られたら、すぐに動物病院で診断をしてもらい治療を開始しましょう。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。 千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。 犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

  • 公開日:

    2019.11.26

  • 更新日:

    2019.12.27

この記事をシェアする