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しつけ

2019.11.21

老犬が吠えるときの4つの原因|愛犬と一緒に乗り越えるための家庭で出来る対策とは

今まであまり吠えるようなことのなかった愛犬が、年齢を重ねるうちに、やたらに吠えるようになってしまった、という話をよく耳にします。 犬が“吠える”という行動をする場合には、必ず何らかの理由があり、老犬の場合には、子犬~成犬期には考えられなかった理由が出てくることがあります。 そこで今回は、老犬が吠えるようになった時に考えられる原因と、家庭で出来る対策方法を考えていきたいと思います。

Author :docdog編集部

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老犬が吠える|4つの原因

老犬 吠える

老犬が吠えるようになってしまう時に考えられる主な原因を4つご紹介します。

1:子犬がえり

人間の“赤ちゃんがえり”という言葉はご存知かと思いますが、老犬にもこの現象が表れることがあります。 老犬の子犬がえりの場合には、飼い主さんへ甘える気持ちが強くなることを指すことが多く、抱っこやスキンシップをやたらに求めてきたり、食事を食べさせてくれるまで食べなかったりするなど、飼い主さんに今まで以上にかまって欲しい欲求が強まることで、要求を叶えるために“吠える”という行動が散見されるようになります。

2:不安や恐怖

老犬になると耳が聞こえにくくなったり、目も見えにくくなってきたりします。 そうなると周りの状況が分かりにくくなり不安や恐怖心が募っていき、その不安や恐怖心を飼い主さんに伝え、解消をしたいという目的で“吠える”という行動に出るようになります。

3:認知症

犬も私たち人間と同じように認知症を発症することがあります。 室内を意味もなく徘徊するようになったり、昼と夜が逆転してしまい通常であれば眠っている夜間に突然吠えたりするようになることもあります。 認知症の症状は犬によって様々ですが、夜間に吠えるようになるのが比較的多いとされています。

4:わがまま吠え

単なるわがままで吠える回数が増えてしまう老犬もいます。老犬になると体の不自由な面も出てきますので、飼い主さんも何かと気を使うようになり、それが老犬のわがままを増長させてしまうことがあります。これは、先に紹介した赤ちゃんがえりにも関連しています。

老犬が吠える|家庭で出来る対策とは

老犬 吠える

老犬が吠えるようになってしまったら、まずは何故吠えているのか、どのようなタイミングで吠えているのか、原因をしっかり見極めるようにしましょう。 吠えている原因によって対策も変わってきますし、万が一体に不調があることを吠えて訴えているのであれば、早めに動物病院にて診察を受ける必要が出てきます。

吠えているからといってただ注意をするのではなく、常に“なぜ?”と問いかける気持ちを持って考えてみてください。

ここでは、老犬の“吠える”を防ぐために家庭で出来る対策をご紹介します。

なるべく昼夜逆転を避ける

老犬が夜中に吠えるようになってしまい、ご近所迷惑も気になるようであれば、なるべく昼夜逆転の生活をさせないように心がけてみてください。昼間に寝ていたら日光浴をさせたり、声掛けをして起こしたりして、夜中はぐっすり寝かせるようにしましょう。こうすることで、ご近所トラブルに発展するような、夜中に吠えるという状態をできるだけ減らすことに繋がります。

また、あらかじめご近所の方に事情をご説明し、理解いただくこともご近所トラブルを防ぐ第一歩となります。日頃からご近所の方と円滑なコミュニケーションをとることを心がけましょう。

寝床を飼い主さんの近くにする

老犬になると身体機能が衰えることによって、周囲の状況を把握しにくくなり、不安や緊張から吠えるという行動にうつることもしばしば。そういった場合には、愛犬が普段過ごしている場所や寝床を飼い主さんの近くの場所にうつしてあげることで、愛犬ができるだけ安心感を与えるようにケアしてあげましょう。

それでも改善しない場合

動物病院などで認知症の診断を受けると、獣医師から犬用の睡眠導入剤を処方される場合もあります。あまりにも夜に眠ってくれないようであれば、専門家に相談の上、薬の服用を検討してみるというのも1つの手です。

また、飼い主さんが寝られなくなってしまい体調を崩してしまったり、ご近所トラブルに発展したといった深刻な問題がある場合、老犬ホーム等に預けることも選択肢として捉えてみてはいかがでしょうか?一人で抱え込まずに、頼れるところは頼るという意識で、例えば1~2日だけ預かってくれるペットホテルやペットシッターさんなどを活用する等、飼い主さんが健やかに暮らせることを考えてみてください。

老犬の“吠える”は、時間をかけて見守って

老犬 吠える

老犬が吠えるようになってしまった場合、改善に向かうまでは少し時間がかかることが大半です。特に認知症の疑いがある場合などは、何をしても改善されないことがありますので、飼い主さん自身が寝不足などの体調不良に陥ってしまう前に、動物病院や老犬ホームなど、他の人の手を借りることも選択肢の1つです。

また、わがまま・甘えからくる吠えの場合、その習慣が付いてしまうと構ってあげたとしても吠える行為自体がなかなか無くならないこともあります。 飼い主さんには少しキツイ状況かもしれませんが、老犬が吠えるようになってきたら、できるだけ愛犬に安心感を与えるように接し、時間をかけて見守ってあげるようにしましょう。

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