昨今ホームセンターやペットショップなどでは、多くの種類のドッグフードが販売されていますが、ドッグフードは犬の年齢・状態に合ったものを選んであげるようにしましょう。例えば、成長期の子犬には高タンパク質のドッグフード、成犬は健康維持のために栄養素がバランスよく配合されたものなどがあります。
老犬に与えるフードを選ぶ場合には、パッケージ裏面の情報をしっかりとチェックして、老犬の生活をサポートしてあげるものを選ぶようにしましょう。例えば、下記の点を考慮してみましょう。
・消化機能の衰えにも対応し、しっかりと栄養素が吸収できるように、犬にとって消化のよい食材で作られているもの
・胃腸の働きを助ける成分が配合されているもの
・弱ってくる足腰のサポートに役立つ成分が配合されているもの
また、老犬は噛む力も弱くなってくることがありますので、半生タイプのドッグフードなどを選んであげると、食べやすくて食欲増進に繋がります。ただし、半生タイプのドッグフードは水分が多い分保存料などが多く使われている場合がありますので、その点にも注意をしながら選んであげるようにしてください。
老犬になると段々と食事の量が減ってしまうコが多いのですが、食事の内容に少し工夫をすることで改善される場合があります。
・ドライフードを水かぬるま湯で柔らかくふやかしてあげる
・少し温めたウェットフードをトッピングしてあげる
・野菜スープなどをかけて柔らかくし、水分で食べやすくしてあげる(とろみを少しつけるのもおすすめ)
水分を含ませて柔らかくすることで食べやすくなるだけでなく、消化もよくなり食事と同時に水分を摂取することもできますので、良いことずくめです。
特に大型犬の場合、フードボウルの位置が低すぎると足腰の弱まった老犬の場合には、ご飯が食べにくくなっていることもあります。また、自分自身の体重を支える筋力が衰えてしまうと、ご飯を食べるのも一苦労。食事をする場所が滑りやすいフローリングになっている場合、体重が支えにくくなっている可能性がありますので、注意してあげましょう。
ここでは、老犬におすすめの食事・ドッグフードを3つ、おすすめのサプリを1つ紹介します。
主原料に鹿肉を使用し、犬が消化を苦手としている小麦粉やトウモロコシなどを使用していないグレインフリーとなっています。 主原料の鹿肉は野生の日本鹿を使用していますので、成長段階で人工的な餌などを食べていません。高カロリーのドッグフードに仕上がっていますので、食べる量が減ってきてしまった老犬でもしっかりと栄養素を摂取することができます。
タンパク質が豊富な骨抜き鶏肉を主原料とし、野菜や果物などをバランスよく配合しているドッグフードです。トウモロコシ・小麦・大豆などの消化しにくい食材は不使用で、合成着色料・合成保存料・合成香料なども使用していません。小型~中型~大型犬など、愛犬の大きさに合わせて選べるのも嬉しいポイントです。
シニア犬にとって大切な栄養素である「タンパク質」を豊富に含んだドッグフードです。 高品質なチキンとサーモンを70%以上使用しており、高タンパク質でありながら、カロリーと脂質を抑えてシニア犬の健康に配慮しています。ペット先進国であるイギリスで企画・製造されており、「グレインフリー」「着色料・香料不使用」の安心設計となっています。
シニア犬のサポートを目的とした7種類の成分が配合された、獣医師が認めたシニア犬向けのサプリメントです。無香料・無着色・保存料なし・化学調味なしの安心設計で作られており、たった1粒にたっぷりの栄養素が詰まっています。普段の食事に混ぜるだけでOKの、愛犬の認知症サポートをしたい方にはオススメの商品です。
成犬用のフードから老犬用のフードに切り替える時には、いきなり全てのフードを新しいものにしてしまうと、犬のお腹が驚いて不調をきたしてしまうかもしれません。新旧のドッグフード2種類を、配合を少しずつ変えながら徐々に切り替えていくようにしましょう。ぜひとも愛犬の健康をサポートするために、年代に合わせてぴったりのフードを選んであげてくださいね。