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2019.11.29

連載|シニアの愛チワワ|vol.2

君がそこにいる幸せ。愛犬が歳をとること

犬は犬種や大きさにもよりますが、だいたい7歳くらいからシニア期に入るといわれています。私の愛犬のチワワには、10歳くらいからじわじわと老化を思わせるサインが現れてきました。
16歳を迎えた愛犬と暮らし、今までの生活との違いや、愛犬の老化とどのように向き合うかなどをお話したいと思います。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

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はじまりは後ろ足から

もともと獣医師さんに膝蓋骨脱臼(パテラ)があると言われていました。フローリングにカーペットなどを敷いて気を付けていたのですが、歳を重ねるとどうしても痛みなどの症状がでやすくなるようです。

ある日、愛犬をみると左後ろ足を宙に浮かせて、3本足で立っていました。歩こうとしても、左後ろ足に痛みがあり床につけられなかったのです。今までそのようなことはなかったのですが、10歳を迎えた頃から足の痛みが始まりました。

そして14歳になり僧房弁閉鎖不全症と診断され、散歩をしたり激しい遊びをしたりすることが禁止になりました。眠っている時間が増えてきたのもこの頃からです。

老犬と暮らしていらっしゃる方は実感されると思いますが、愛犬の老化がはじまると、いろいろな問題が次々とでてくるのです。

水が飲めない

愛犬の老化が始まって、困ったことのひとつは水飲みでした。

目が見えにくくなってくると、水が入っている器がある場所は分かるものの、器がある場所の奥に顔を近づけて何もない場所で何度も水を飲もうとします。時には、水のある場所が分からず、あきらめて寝てしまうこともありました。

これは体に悪いと思いインターネットや書籍などを調べ、どうしたらいいか考えました。その結果、犬は黄色と青色が見やすいということが分かり、さっそく黄色と青色の器を用意してみると、今までの戸惑いが軽減され、スムーズに水が飲めることが多くなりました。

肺水腫を予防するために利尿剤を服用しているので、水は愛犬の命の綱といっても過言ではありません。やっとストレスなく水が飲めるようになった姿を見てとても安心をしました。

16歳の愛犬

16歳になると、愛犬はときどきトイレの失敗をするようになりました。後ろ足が痛くて立ち上がれず、夜中に枕もとで吠えて起こされることもあります。食事も、固いものや大きな塊は食べられなくなりました。

しかし、それは仕方ありません。トイレを失敗したら汚れたものは洗濯をすればいいし、立ち上がれなくて困っているなら助けに行けばいい、食事は細かく刻めばいいと思っています。

愛犬が暮らしやすいよう、家具の置き場や自分の寝る場所も変えました。お金がかかることもありますが、気持ちよさそうに眠っている愛犬を見ると、まだまだ長生きをして欲しいと思います。

若い頃には、その時折の楽しみがありました。今はのんびりとした生活や、愛犬の不器用な寝方、水を上手に飲めたときの喜び、夜中に困った顔をして起こす愛犬をとても愛おしく感じています。

愛犬が歳をとること

愛犬がまだ散歩をしていた頃、同じように犬の散歩していたご婦人が仰っていた「どうしてこの子たちはこんなに早く歳ととってしまうのかしらね」という言葉を今でも忘れられません。
愛犬と一緒にいられる時間は、思った以上に早く進んでいます。だからといってネガティブに考えず、今では愛犬とおもいきり毎日を楽しもうと心に決めています。
シニア犬には、シニア犬の良さがたくさんあります。愛犬が歳をとることは、決して悲しいことだけではないと私は思っています。

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◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

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