magazine

連載 / ブログ

2019.11.22

連載|シニアの愛チワワ|vol.1

君がそこにいる幸せ。君がチワワでよかった

皆さまは愛犬とどのように出会いましたか?ペットショップ、ブリーダー、保護施設などいろいろと犬を迎える方法があるなかで、愛犬になる犬との出会いは偶然ではないと思っています。
もともと大型犬が好きだった私がチワワと暮らし、チワワ愛好家になったちいさな奇跡のお話をご紹介します。

#シニアの愛チワワ

Author :只野 アキ/ドッグライター

この記事をシェアする

君との出会い

15年ほど前、たまたま入った小さなペットショップのショーケースの中でそのチワワはぼろぼろのぬいぐるみに寄り添って寝ていました。

そのチワワについていた値段は捨て値のようなものでした。今考えると、そのころチワワブームが去り、過剰にブリーディングされたチワワたちが飽和状態になっていたのかもしれません。特に性格に問題があったり、成長し過ぎていたり、色が不人気だったりするチワワは買い手もなかったのでしょう。

クリームの毛色で鼻がピンク色、少し痩せた生後6カ月のチワワ。売れ残った原因はピンク色の鼻だと気づきました。少し間の抜けた顔がとてもかわいらしく、この子のことをもっと知りたいと思いました。

不安な未来

「このチワワを見せてください」と店員さんにお願をすると、快くショーケースから出し、軽く汚れをふき取とられてから私の腕の中にそのチワワは飛び込んできました。

やわらかくてあたたかい小さな命は、私の手や顔をなめて「あなたが来てくれるのをずっと待っていたのです」と一生懸命に訴えていました。
もしこの子を連れて帰らなかったらこの子はどういう運命をたどるのだろうと、とても不安になりました。繁殖犬にするにはこのピンクの鼻は論外だろうし、6カ月という月齢と、ここまで下がった値段。考えれば考えるほどそのチワワに明るい未来は見えてきませんでした。

半日以上ペットショップの近くをうろうろして考えに考え、その個性的なピンク色の鼻のチワワを家族にすることに決めました。

予想外のチワワ

もともとレトリーバー種などの大型犬が好きだった私にとって、小さなチワワと暮らすことは予想外でした。

ですが、実際にチワワと暮らしてみると今まで持っていた「ぬいぐるみのような犬、チワワ」というイメージとは全く違ったのです。元気で愛情深く、怖がりなのに時々大胆な行動をする愛犬。食べたくないものは意地でも食べない頑固な性格。甘えていると思ったらすぐに飽きて寝てしまう猫のようなツンデレの気質。

毎日が新しい気づきにあふれる愛犬との生活はとても楽しく、知れば知るほどその魅力のとりこになっていきました。どんな犬種でも家族に迎えると夢中になる飼い主さまが多くいらっしゃいます。私もそのひとりで、気付いたらチワワ愛好家になっていました。

君がチワワでよかった

愛犬と出会いチワワという犬種がどんどん好きになっていきました。愛犬に出会わなければチワワの良さは分からないままだったでしょう。

あの時たまたま訪れた街で、今では行き方も忘れてしまった小さなペットショップに入らなければ、愛犬と出会っていませんでした。きっと運命だったのでしょう。

身体は小さいのにとても大きな存在の愛犬。君が私を選んでくれたことに感謝をしています。「ありがとう、君がチワワでほんとうによかった」そう心から思っています。

◎ライタープロフィール
只野 アキ ドッグライター

只野 アキ/ドッグライター

犬の素晴らしさを皆様にお伝えし、犬を手放さない社会の実現を目指すドッグライターです。
家庭犬ドッグトレーナーとして、トレーニングやイベント運営を経験。愛犬の病気をきっかけにトレーナー業は休止し、現在はドッグライターとして活躍中。
趣味は犬とたわむれること。愛犬との生活が豊かになる情報や、皆様のこころがほんのりと温かくなるような記事をお届けします。

この記事をシェアする