最近は、フリーズドライ製法のドッグフードや犬用のおやつも増えてきました。私達人間の食品にはすでに多く使われている製法ですが、実際にどんな製法なのかご存知でしょうか?
ここでは、フリーズドライ製法とはどんなものなのかご説明します。
フリーズドライ製法(真空凍結乾燥)とは、凍結させた食品を真空状態にすることで、水分を昇華させ乾燥させる製法のことです
これにより、原材料の栄養素や風味を損なうことなく加工することができます。
フリーズドライは、救急医療の分野で輸血用の血液を遠くの病院まで運ぶために開発されたのが始まりです。
次第に私達の食卓にも登場し始め、現在ではインスタント麺、離乳食や宇宙食、そしてドッグフードなどさまざまな分野の食品において活用されています。
フリーズドライ製法は、オーソドックスな乾燥法に比べて手間暇がかかりますが、それだけ多くのメリットを持った方法です。
ここでは、フリーズドライ製法のおやつがおすすめの理由について紹介します。
フリーズドライの一番のメリットは、熱を加えずに加工することができるため、食材の栄養素が壊れにくいことです。特に、熱に弱い「酵素」をたっぷりととることができます。
犬の健康維持に欠かせない酵素ですが、加熱加工されているドッグフードやおやつを食べている犬は、酵素不足になっていることが多いのだそう。フリーズドライのおやつを食べさせることによって足りない酵素を補うことができるのです。
フリーズドライ製法でつくられたジャーキーは、酵素だけでなく原材料の栄養価をほとんど残したまま加工することができ栄養補給に適しています。加えて、風味や香りも損なわれないため、味付けをする必要がなく素材そのものの美味しさを堪能することができるのです。
フリーズドライ製法を使うと、食材に含まれる水分量が極端に低くなるため、腐敗の原因になる酵素や微生物の作用を抑制することができます。
そのため、保存料や防腐剤などの不要な添加物を使用しなくても常温での長期保存が可能になります。添加物を一切使用していないものがほとんどなので、安心して愛犬に与えることができますね。
また、フリーズドライ製法を使った食品は、軽く小さくなるので持ち運びに便利です。荷物がなにかと多くなる愛犬とのおでかけのおやつとしてフリーズドライのものを持ち運ぶといいかもしれませんね。
フリーズドライ製法のものは、犬用食品でもさまざまな種類のものが販売されていますが、その中からおすすめのフリーズドライジャーキーを紹介していきます。
オーストラリアの大自然の中で育った野生のカンガルーの肉をフリーズドライにしたジャーキーです。< br>カンガルー肉は、高タンパクで低カロリー、低脂肪、低コレステロールなので太り気味の愛犬へのおやつとしておすすめです。
広島県安芸高田市産の鹿肉を新鮮なままフリーズドライにした国産のジャーキーです。
鹿肉は、鶏ささみに匹敵するたんぱく質を含み、そして低脂肪、低カロリーなため、ダイエット中の犬やシニア犬へのおやつとしておすすめです。
新鮮で捌きたての国産鶏レバーのフリーズドライジャーキーです。瞬間冷凍するため、食材そのものの旨味と香りがしっかりと残っています。
そのため、調味料を一切使用しなくてもその香ばしさに犬も食いついてくれるでしょう。
フリーズドライのジャーキーは、品質にも拘っているものが多く、高タンパクで低カロリー、そして酵素を多く含み愛犬の健康的なおやつとしておすすめです。
ただ、普通に加熱して乾燥させる方法とは違い手間と時間がかかるため、少し値段は高くなります。愛犬のおやつにも栄養価が高く、添加物が少ないものを選びたいという方は、ぜひ一度取り入れてみてはいかがでしょうか?