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住まい / 生活

2020.02.20

盲導犬協会が果たす役割とは?ボランティアとして盲導犬を支援する方法

盲導犬は、目の見えない方や見えにくい方を目的地に連れていくために、段差を伝えたり、障害物を避けて歩くことを誘導したりと安全に歩くためのサポートをする職業犬です。
今回の記事では、盲導犬協会による盲導犬育成に加えて、盲導犬を一般の人がどのような形で支援ができるのかをご紹介します。

#犬にまつわる仕事/資格

Author :docdog編集部

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盲導犬協会と盲導犬の概要

盲導犬 協会

盲導犬協会は、日本における盲導犬の育成や普及をしている活動団体です。1967年に設立され、盲導犬に関わる活動と視覚障害者へのリハビリ、社会への参加普及促進、福祉増進などの支援活動を実施する公益財団法人として運営されています。

盲導犬は、長い期間をかけてしっかりと訓練を受け、目の不自由な方の目となり、日常生活を安全に暮らすためのサポートをしています。盲導犬の仕事は、身体障害者補助犬法や道路交通法などの法律でも認められており、電車やバスなどの公共交通機関やレストラン、お店などに同伴することができます。

仕事中の盲導犬は、白いハーネスを着用しています。ハーネスの表には「盲導犬」と表示されており、白いハーネスが盲導犬のシンボルと知らない方にとっても、よく見ると分かるようになっています。ハーネスとは胴輪のことで、盲導犬の動作がハーネスの動きを通じて盲導犬使用者(視覚障がい者)に伝わって段差を伝えたり、曲がり角を伝えたりして、安全に歩くことをサポートしています。

盲導犬協会の活動内容

盲導犬 協会

盲導犬協会の活動内容は大きく分けると3つあります。

盲導犬の育成

盲導犬は、生後2ヶ月まで母犬と過ごし、1歳までパピーウォーカーと呼ばれる一般家庭の中で愛情いっぱいに育てられます。
この子犬期の「社会化」が、盲導犬になる上で大切なことで、日常生活で生じるテレビや車の音や騒音、雨や雷などの天気、盲導犬となる上で生活に必要なルールなどを学びます。

愛情をかけられながら人間と暮らすことで、人間に対する信頼関係や親しみが生まれ、人間を恐れない犬になることができるので、将来盲導犬になった場合にパートナーとなる視覚障がい者との生活がスムーズに送れるようになります。

1歳を過ぎると、盲導犬になるべく訓練所に戻り、本格的に訓練がスタートします。
実際にパートナーとなる視覚障がい者の方と約4週間の共同訓練を行い、街中で歩く、電車やバスに乗る訓練などを行います。共同訓練が終わると訓練所を卒業し、視覚障がい者との新生活が始まります。

約10年前後盲導犬として活躍をし、人間でいうところの60歳にあたる10歳を目処に引退をして余生を過ごします。

盲導犬訓練士・盲導犬歩行指導員の養成

視覚障害者の方が安全で快適に盲導犬と歩行するためには、良質な盲導犬の育成が必要不可欠です。
そして、盲導犬を育成するためには、高い専門性をもって指導出来る人材が必要です。盲導犬訓練士の学校で盲導犬へのトレーニング方法や訓練に必要な専門的知識を習得し、盲導犬のプロフェッショナルとなります。

普及活動

最後に、盲導犬や視覚障害者への理解を深める普及活動です。
盲導犬が社会に受け入れられるためには、盲導犬と視覚障害者への理解が広がっていくことが必要不可欠です。また、盲導犬と視覚障害者が、より快適に暮らすためには、社会全体の理解と支援が必要です。盲導犬協会では、たくさんの方に盲導犬へを理解していただくために、盲導犬デモンストレーションや盲導犬の受け入れセミナーへの講師派遣を行っています。

盲導犬をサポートしたい!チャリティ方法をご紹介

盲導犬 協会

日本盲導犬協会では、盲導犬育成のために様々な事業を行なっていますが、多くの事業はボランティアによって支えられています。盲導犬の子犬を1歳まで育てるパピーウォーカーや、盲導犬を引退した後に引き取る過程も全てボランティアです。

また、訓練所で訓練犬たちの世話をするボランティアもあれば、募金活動やイベントボランティアもあります。盲導犬の育成には費用が発生しますが、様々な形で盲導犬を支援することができるのです。ここでは、寄付やグッズなどでのサポート方法をご紹介します。

90%が寄付で成り立つ現状!盲導犬チャリティー

日本盲導犬協会によると、盲導犬を育成するための費用の90%が寄付金によって支えられているということです。90%という数値からほとんどが寄付で成り立っているという事実に驚きですよね。ここでは寄付をする方法をご紹介します。

募金する

インターネットを使うと「つながる募金」「クリック募金」「寄付ネット」などを使って募金することができます。その他にも、クレジットカード決済や郵便振替などを利用した募金方法があります。店頭に行くこともなく、手続きができてしまう手軽な募金方法です。

チャリティーグッズを購入して盲導犬育成を応援する!

盲導犬チャリティーグッズを販売する「盲導犬サポートショップ」では、商品の購入ごとに100円につき1ポイントが付与されます。 購入した金額の1ポイント1円として日本盲導犬協会に寄付することができます。チャリティTシャツを着用することで盲導犬をサポートすることも、文房具や日用品を日頃から使って支援することもできます。チャリティー方法は、もちろんご紹介したような寄付の方法もあれば、盲導犬に関するグッズを購入することでもサポートが可能です。

盲導犬の活躍をみんなで支援する世の中になるために

盲導犬 協会

盲導犬協会は盲導犬の育成だけでなく、視覚障がい者との架け橋、ボランティアの取りまとめなど多くの社会的役割を果たしています。現在は約1000頭の盲導犬が活躍していますが、盲導犬を必要としている人は日本で約3,000名以上とされています。まだまだ必要な方が多くいる中、盲導犬自体が不足していると言われていますが、その背景には盲導犬として認められる犬が少ない現状もあります。この記事では様々な支援方法をご紹介してきました。小さなことからでも支援することができますので、ぜひ盲導犬に思いを巡らせてみてくださいね。

  • 公開日:

    2019.10.19

  • 更新日:

    2020.02.20

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