今でこそ室内飼いが一般的で、可愛がられる存在の豆柴ですが、その歴史は太古の昔にさかのぼります。 まずはどのように豆柴という犬種が生まれたのか?その歴史を探ってみることにしましょう。
柴犬系は「原種グループ」というカテゴリーに属していて、実はオオカミとDNAが非常によく似ていると言われています。
日本の場合、ニホンオオカミから直接分かれて縄文柴犬となり、現在の柴犬へと繋がっていきました。
一方、オーストラリアに棲息しているディンゴは、タイリクオオカミから分かれた種類で、見た目が柴犬に非常によく似ていると言われています。
人間と生活を共にしていた柴犬の中には、ウサギやイタチなどの小動物を狩るために小さいサイズの柴犬が存在していました。これを小柴と呼んでいます。
そういった小柴同士を掛け合わせて、山間の農家などで繁殖が行われていました。
その系譜を受け継ぐ豆柴は、昭和25年頃に樽井荘という犬舎で繁殖が始められ、現在に至るまで半世紀にわたって認知されてきました。
豆柴という名称が認知されてきたことと、飼育環境の変化に伴って、NPO法人であるKCジャパンが初めて豆柴の血統を認め、正式な血統書を発行しています。
豆柴はこれまでに、様々な媒体で取り上げられてきました。こんな可愛らしい犬種を、メディアが放っておくはずはありませんよね。ここで豆柴がモチーフになった書籍や映画などを紹介させて頂きます。
実在の豆柴コナンがモチーフで、思わず目じりが下がってしまうような人間味あふれる豆柴の魅力がたっぷりです。
愛らしさに微笑んでしまいますし、飼い主さんとの深い愛情の繋がりがうまく表現されていて、胸が締め付けられます。豆柴好き必見のエッセイコミックです。
豆柴こつぶとの幸せがたくさん詰まっている、ほのぼのエッセイです。
「柴犬あるある」が沢山ちりばめられているので、読むと思わずクスっと笑えますよ。
テレビドラマや映画にもなったシリーズ作です。
佐藤二朗さん演ずる中年ニートと生後二ヶ月の豆柴が織りなす、ほんわかと心温まるストーリーです。DVDボックスも発売されているので、ぜひご覧頂きた名作ですね。
ここからは、豆柴や柴犬に関する雑学を色々とご紹介していきましょう。 豆柴を飼ってる人なら知ってて当たり前?いや知らないことのほうが多いかも知れませんね。
豆柴はじめ柴犬は、一時期絶滅が危惧されたために国の天然記念物に指定されましたが、そんな動物を飼っても大丈夫なのでしょうか?実は、天然記念物と特別天然記念物の二種があり、柴犬は保護が図られているものの、傷つけたりしなければ飼っても問題ないのです。
柴犬も同じ特性があるのですが、散歩へ行くと他の犬とすれ違う際に、やたらと吠えられる傾向があるのです。
それは柴犬特有の見た目が関係していると言われています。
柴犬や豆柴の立ち姿は凛として美しいものですが、他の犬種から見れば威嚇しているポーズに見えてしまいます。
たしかに胸を張って後肢も前傾してますし、立ち耳も若干前のめり。しかもほとんど動かないくせに目だけはしっかりと相手を見つめています。
他の犬からすれば、まるで喧嘩を売られているかのように感じるのも無理はないような気はしますね。
おそらく豆柴のことが嫌いだという人はほとんどいないでしょう。いかにも日本犬らしい凛とした中に、愛嬌あふれる仕草や雰囲気を持った豆柴は、見ているだけでこちらも幸せになります。最近は海外でも大人気だということが、なんだか分かるような気がしますよね。ぜひ海外の方からどんな犬種?と聞かれたときは、この記事を参考に教えてあげてくださいね。