犬は好奇心旺盛で、冒険・遊び好きな動物です。特に自分の家の中は安全な場所であると分かっているため、安心して興味のままに遊んでいることが多いようです。
次から次へと出てくるヒラヒラしたティッシュは、犬にとって興味深く、面白いオモチャかもしれませんね。
また、犬がティッシュを引き出してイタズラするのは、飼い主さんが出掛けている時やちょっと目を離した隙に、ということが多いようです。
イタズラしたら叱られるのはわかっていても、犬にとっては刺激的で面白い遊びなのです。
トイレットペーパーも、犬の興味をそそる物のようです。
転がるトイレットペーパーは、犬にとってはボールで遊んでいるようなものです。
テンションが上がって追いかけ回していると、部屋の中が大変なことに!
トイレットペーパーも犬の手の届かない場所に置くようにしましょう。
好奇心や遊び以外にも、犬がティッシュを引き出したり、食べてしまったりといった行動をとることがあります。
それは、不安やストレスを解消するときに多く見られるものです。
長時間の留守番や運動不足、大きな物音、雷の音が怖いなど、ストレスになる原因は様々です。
限度はあるにせよ犬の留守番が長くなってしまうときには、おもちゃを2~3個出しておいてあげるといいですね。
また、家に戻ったらたくさん遊んだり散歩に連れて行ってあげましょう。
ストレスを溜めないことが大切になります。
ティッシュは水に溶けないため、少量食べたくらいであればウンチと一緒に排出されます。
但し、体の小さな犬がティッシュを食べてしまった場合には注意が必要です。
大型犬や中型犬に比べ、小型犬や子犬は喉や消化器官が細いためティッシュを詰まらせてしまうおそれがあります。
少量でも窒息や腸閉塞を起こす可能性があるため、十分に気をつける必要があります。
また、大型犬や中型犬でも、食べた量によっては同様の危険性がありますので注意が必要です。
ティッシュを大量に食べてしまう事故は珍しくありませんが、
愛犬を危険な目に合わせないためにも、しっかり対策をしておきましょう。
・ティッシュは愛犬の届くところに置かない
・ティッシュの箱にカバーをかける
・普段から、たくさん遊んでストレスを解消してあげる
・「ティッシュはダメ!」を教える
・長時間留守にするときはケージに入れる
犬からティッシュを遠ざけておくことで、ティッシュに興味を示さなくなることも多いものです。ティッシュで遊ぶことが癖になってしまう前に、対策しておくことが大切になります。
家の中での誤飲は飼い主さんの注意で防げることがほとんどです。 どこのご家庭にも必ずあるティッシュでも、誤飲が起こる可能性はあります。 「食べないだろう」と安易に考えるのは危険ですので、愛犬の近くにあるものが安全かどうか、今一度確認してみてくださいね。