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健康管理 / 病気

2019.10.26

犬に寄生するマダニの正体。咬まれたときのリスクと予防方法とは

一年中を通してマダニは生息していますが、暖かくなり始めた春からその数はどんどん増えて、6月に最も多くなるそうです。 マダニは咬まれると激しい痒みだけでなく、感染症などにかかってしまうおそれがあるため注意が必要になります。 今回は愛犬をマダニから守るために、飼い主さんが知っておきたいことをご紹介します。

Author :docdog編集部

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犬に寄生するマダニとは、その特徴は?

犬 マダニ

マダニは、家の中にいるアレルギーの原因となるダニとは全く違う種類で、人や動物の血を吸血して生きています。3ミリほどの大きさで、肉眼でもはっきり見えます。 マダニは犬の皮膚の表面に咬みつくと、口からセメントのように固まる液体を出します。これで体を固定してどんどん吸血していくのです。

1~2週間そのまま寄生して吸血したマダニは、1cmを超える程の大きさになります。 犬が、原虫やウイルス、細菌に感染している動物の血を吸血したマダニに刺されると、感染症を引き起こすおそれがあるため、十分に注意しなければなりません。

マダニによる症状や感染症にはどんなものがある?

マダニに咬まれることで起こる症状で多いのは、アレルギー性皮膚炎です。マダニの唾液が犬の体内に入ることで、激しい痒みを伴う症状を引き起こします。 また、大量のマダニに長期間吸血されることで貧血になることもあります。

その他、マダニに長く寄生されることでかかりやすい感染症には、以下のようなものもあります。

【マダニによる感染症】
・バベシア症
・日本紅斑熱
・ライム病
・Q熱
・エールリヒア症

マダニの生息場所は?予防と対策が大切

犬 マダニ

マダニは河川敷や公園、散歩コースにある草むらなどに生息しています。山間部にも様々な種類のマダニが生息しているため、注意が必要です。 あまり知られていませんが、マダニは犬の体温や二酸化炭素を感じとることができる感覚器官を持っています。犬が草に体を擦りつけなくても、近づいてくる犬を感じとると、ピョンと飛び移って寄生することができるのです。

マダニの予防と対策は?

・犬を草むらに近づけない
・散歩の時に洋服を着せる
・犬用の虫よけスプレーを使用する
・マダニの駆除薬を使う(飲み薬タイプ・滴下タイプ)
・散歩から帰ったらすぐにブラッシングをする

マダニは犬だけでなく人にも寄生します。犬にくっついて家の中に持ち込んでしまう可能性もあるため、散歩のときに着せていた洋服は外で脱がせるようにしましょう。 また、ブラッシングも同様に家の外で行うようにしてください。

マダニに咬まれてしまったら!治療法は

犬 マダニ

マダニは、犬の被毛の少ない部分に寄生するので、飼い主さんのチェックで簡単に見つけることができます。顔や内股、胸の辺り、お尻は特に注意しておきましょう。

マダニは肉眼ではっきり見えるため、驚いて取り除いてしまう飼い主さんがおられるようです。しかし、マダニを無理やり取ると犬の皮膚の中にマダニの体の一部が残ってしまうので、病院でとってもらった方が安全です。感染症の心配もありますので、なるべく獣医さんに診察してもらうようにしましょう。

病院では犬の体に咬みついて離れないマダニを、専用のピンセットを使って取り除く処置が行われ、駆除薬を投与します。マダニに咬まれた部分が炎症していたり、化膿している場合は、抗生物質が使われることもあります。

マダニの対策は飼い主さんのチェックが大切

犬 マダニ

今回は「犬に寄生するマダニ」についてご紹介しました。 毎日のお散歩は、愛犬にとってのかけがえのない楽しみの1つでしょう。愛犬が草むらで思いっきり散歩を楽しんだとしても健康で暮らせるように、マダニが心配な時期には、帰ってきてから特に入念にチェックしてあげるようにしましょう。また、日頃から愛犬の体のチェックをしておくことで少しの変化にも早く気付けるものです。マダニに咬まれないように、飼い主さんが注意しておいてあげてくださいね。

  • 更新日:

    2019.10.26

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