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住まい / 生活

2019.12.03

犬の臭いの原因。室内にこもった臭いを軽減させる5つの対策とは

普段は全く気にならなくても、来客があると「犬臭いかも...」と心配になったり、臭いと言われてしまった経験のある方は多いのではないでしょうか。自分では気づかなくとも、室内で犬を飼っている場合、知らないうちに犬の臭いが充満しているかもしれません。気兼ねなくお客さんを呼ぶために役立つ、犬の臭いの原因と対処法、予防策について紹介していきます。

Author :docdog編集部(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

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犬の臭いの原因は?

犬 臭い 室内

犬の臭いの原因は様々で体臭、口臭、耳の臭い、肛門腺の臭いなどがあげられます。そのなかでも特に多くの方が悩まされている2つの原因について詳しく紹介していきます。

体臭

犬の1番の臭いの原因は体臭と言われています。犬には、2種類のエクリン腺とアポクリン腺と呼ばれる汗腺が備わっており、体臭の元となるのはアポクリン腺です。人の場合は、脇の下にあるのですが、犬の場合は全身にあり、皮脂が付着した汗に汚れや常在菌などが混じり合うことによって、犬独特の臭いが発生するのです。

口臭

人と同じく犬も口から臭いが発生していますが、不快感を感じるほどの口臭の原因は口内トラブルが起きている場合がほとんどです。犬は歯石が溜まりやすく、雑菌が繁殖してしまうため口臭が発生するのです。

特に歯磨きがしづらい歯の隙間や口腔内が狭い小型犬やパグ、フレンチブルドッグなどの短頭種、そして長年の汚れが蓄積している老犬は、口内トラブルが起きやすく口臭がしやすくなっています。

犬自身の臭いに対する対策

犬 臭い 室内

犬には、体臭があるため臭いを完全に消すことはできませんが、臭いを軽減させることは可能です。臭いを軽減させるだけでなく、犬の健康維持にもつながるのでぜひ取り入れてみてください。

1.犬のカラダを清潔に保つ

犬の体臭を抑える対処方として、カラダのお手入れを定期的にしっかりと行いましょう。

犬種や毛質によって間隔も違ってきますが、3週間前後を目安にシャンプーして汚れを落とします。
臭いがきついからと頻繁にシャンプーを行ったり、刺激の強いシャンプーを使ってしまうと必要な油分まで洗い流してしまい、皮脂分泌が過剰になりより体臭が強くなることもありますので、低刺激のシャンプーで適正の間隔で洗ってください。

シャンプーの他にも、散歩後に濡れタオルで体を拭いてあげたり、毎日ブラッシングをすることで清潔さを保ってあげることも臭い対策として有効です。

2.口腔ケアを習慣にする

口臭を抑えるためには、毎日の食後の歯磨きが有効な対処方と言えます。しかし、子犬の頃から歯磨きの習慣をつけて、歯を触らせることに慣れていればいいのですが、口周りを触られることを嫌う犬はとても多く、歯磨きをさせたくてもできないという方も多いと思います。
歯磨きができない場合でも口腔ケアを行うことは可能です。対処方として犬用の歯磨きを使う以外に、デンタルケアのできるガムやロープ状のおもちゃなどを取り入れることによってもケアを行うことができます。

3.食生活を変えてみる

犬に与えているドッグフードによっては、体臭がきつくなったり、消化不良によって排泄物の臭いがきつくなる場合もあります。

消化しづらい原材料が含まれていると、未消化のまま排泄物に混ざって出てきてしまい、便臭がきつくなる原因になります。特に未消化のたんぱく質が多いと便臭がきつくなるため、ドッグフードに含まれるたんぱく質の種類や量を確認して、違うものと変更してみるといいかもしれません。
排泄物が臭いのは当たり前のことですが異様に臭う場合は、愛犬にフードが合っていない可能性もあるので、獣医師と相談して変えてみることを検討してみましょう。

室内の犬の臭いを軽減させる対策は?

犬 臭い 室内

犬に対する対処法について紹介してきましたが、部屋に対しても犬臭さが充満しないように予防することも大切です。今日から簡単に取り入れることができる2つの予防策について紹介していきます。

4.おもちゃや布製品はこまめに洗濯

犬の臭いは布素材のもの特に付着しやすいので、カーテンやカーペットなどを洗えるものに買い替えたえり、犬の洋服やお気に入りのタオル、ソファカバーなどをこまめに洗濯するようにしましょう。

また、犬のおもちゃも唾液によって雑菌が繁殖しやすいので、こまめに洗ってあげてください。ただ、すべてを一度に洗ってしまうと、犬や飼い主の臭いがなくなってしまい、犬が落ち着かなくなったり、マーキングしてしまう可能性もあるので、臭いがついているものを残して洗濯するようにしましょう。

また、洗濯をする際には重曹を一緒に入れたり、除菌効果もあるペット専用の柔軟剤などを使うなど、洗濯しても犬臭さが取れない場合は、そういった犬に害のない消臭アイテムを取り入れるのもいいかもしれません。

5.空気の換気を定期的に行う

最低1日1回は、窓を開けて空気を入れ替える習慣をつけましょう。窓を閉めっぱなしにしたままでは、犬の体臭やトイレの臭いなどが知らず知らずに充満して、部屋に染み付く原因になります。

花粉の季節など換気したくてもできない場合には、空気清浄機や脱臭機もおすすめです。設置する場合には、臭いがこもりやすいトイレや犬のベッドの側などに置くといいでしょう。

犬の臭い対策をして健康も一緒に管理!

犬 臭い 室内

犬が臭うのは当たり前のことですから、過敏になりすぎずに対処して飼い主も愛犬もストレスフリーで過ごしたいものですね。清潔さを保つことで犬の健康維持にもつながり、いつでもお客様を招ける空間をつくることもできるので、犬の臭い対策をぜひ実践してみてください。

◎監修者プロフィール
阿片 俊介

阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師

茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。

  • 公開日:

    2019.10.28

  • 更新日:

    2019.12.03

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