
愛犬の足を散歩のたびに洗うのはけっこう大変です。また、犬の足だけを洗いたいのに頭やお腹にも水が飛んでしまい、乾かすのはもっと労力が必要になってしまいます。 そもそも、犬の足は散歩のたびに洗ったほうが良いのでしょうか?
結論から言うと、犬の足は散歩のたびに犬用シャンプーで洗う必要はありません。
毎回犬用シャンプーで犬の足を洗うのは、肉球の脂を必要以上に落としてしまうことにより、乾燥などの皮膚トラブルを招いてしまう可能性があります。
散歩後は、お湯や水で洗い流したり、足の裏と肉球の間を軽くタオルで拭く程度で十分です。
雨の日やドッグランなど、足が泥だらけになってしまったときには、犬用シャンプーできれいに洗い流してあげると良いでしょう。
それでは犬の足をキレイにするために、簡単な3ステップの洗い方をご紹介します。
今回は犬用シャンプーを使用しない、犬の肌にも優しい洗い方を解説します。
ちなみに犬の足の汚れがひどいときには犬用シャンプーを使用しますが、手順は同様になりますので参考にしてください。
まずは肉球の間、爪の生え際、足の指・甲を水やお湯で洗い流します。 寒い時期以外は、肉球の乾燥を防ぐためにも水で洗うことをおすすめします。 特に肉球の間は乾いた土などが入りやすいため、念入りに洗い流しましょう。
犬の足がキレイになったら、次に乾いたタオルで水分を拭き取りましょう。 一度乾いたタオルで水分を取ったら、再度吸水性の高いタオルで水分を拭き取ると良いでしょう。
最後にドライヤーをかけ、しっかりと水分を飛ばします。 この際、熱風だと肉球に負担がかかりますし、肉球の乾燥に原因にもなります。 そのため、ドライヤーをかける際は、なるべく冷風で乾かすことをおすすめします。
コンクリートの上しか歩かなかったり、比較的キレイな道を散歩するのであれば、いちいち犬の足を水洗いする必要はありません。 そんなときは、乾いたタオルで拭くと肉球の乾燥を防ぐこともでき、足の裏もキレイになるでしょう。もしも室内飼いでフローリングの汚れが気になる場合には、洗い流さなくてもいいシャンプーが手軽でオススメです。
水洗いせずに乾いたタオルで犬の足を拭くことで、犬の肉球に乾燥を防ぐことができるかもしれません。 ただし、その際は、肉球の間、爪の生え際、足の指・甲の部分を念入りに拭いてあげる必要があります。 乾いたタオルで犬の足を拭くことで、水分が取れていないことによる雑菌の繁殖を抑えることができるでしょう。
以上のように、犬の足をキレイにするのはとても簡単です。犬の散歩は毎日行うことですので、犬の足は基本的には水洗い、汚れが少なければタオルで拭く、汚れがひどいときには犬用シャンプーということを意識しておくことで、簡単に愛犬の足をキレイにしてあげることができちゃいます。肉球の健康管理にも配慮してあげてくださいね。
南健汰/ドッグライター
大自然溢れる北海道でドッグトレーナーとして犬を訓練した経験を活かし、2012年より執筆活動を開始。ボーダーコリー2頭、サモエド2頭、猫2頭と暮らしている。犬との生活で大切にしているのは、犬も自分も思い切り楽しむこと。訓練士協会A級ライセンス保持。