magazine

飼い主さんの近くで眠るフレンチブルドッグ
住まい / 生活
鉛筆アイコン

2021.04.12

犬は腕枕で寝るのが好き?愛犬の心理や知っておきたい注意点まとめ

愛犬を抱きしめながら眠るのは、犬を育て始めた飼い主さんにとって憧れるシチュエーションの1つかもしれません。しかし、実際には衛生面やしつけ面・寝ている間に愛犬をつぶしてしまわないかが心配で、本当に愛犬に腕枕をして寝てもいいものなのか悩ましいところですよね。夜中に愛犬がするりと腕の中に入ってきて、気付いた時には腕枕で寄り添って寝ていた・・・なんてことも十分にあり得るシチュエーションです。そこで今回は、犬が腕枕で寝るのが好きな理由や、飼い主さんが一緒に寝るときに腕枕をする際の注意点などを解説していきます。

文:ルエス 杏鈴/犬訓練士、ドッグライター、ドッグフォトグラファー

犬は飼い主さんの腕枕で安眠できる?

ベッドの上で心地よさそうに寝る犬

大好きな愛犬を抱きしめながら眠りたい!そう思われている方、そのようにしている方は多いと思います。しかし、しつけの点や分離不安症、感染症のリスクなどから、一般的には動物と人間は同じ寝具を使うべきではないとされています。子犬を迎えたときに、獣医師さんやトレーナーさんから“一緒に寝るのは避けるように”と指導されることが多いのはそのためです。

しかし、実際は多くの犬が飼い主さんと同じ布団やベッドで眠っています。愛犬との絆、安らぎなどを日々の生活の中で感じられることは愛犬と暮らす醍醐味だと感じます。犬にとっても飼い主さんにとってもベストな選択になるように、腕枕をしながらの犬の睡眠についてチェックしてみましょう。

腕枕で犬は安眠できる?

もともとの習性で、犬は群れの中で生きることが習慣でした。そのため、ボスである飼い主さんと一緒だと、安心して眠ることができる子が多い傾向があると考えられます。また子犬は特にその傾向が強く見られます。

しかし、子犬の時期は大事なしつけのタイミングでもあります。終始飼い主さんにくっついていると、飼い主さんがいないと吠えるなどの問題行動が目立つようになるので注意が必要です。また、飼い主が寝ている間に起き上がり、イタズラや誤飲をしてしまう危険性があります。腕枕をして一緒に眠るのはどの飼い主さんにとっても至福の時間ですが、時期とタイミングには十分な注意が必要です。

老犬の場合は安眠効果に繋がることも

一方、老犬の場合は、腕枕や添い寝が愛犬にとっての安眠効果をもたらすことがあります。犬の寿命は近年どんどん伸び、介護期間も長くなっています。病気などで痛みや苦しみがある場合、熟睡できないことも。そんなときには、飼い主さんもサポートに入って睡眠ケアをしてあげる必要があります。特に、認知症を発症している場合は睡眠障害が起きやすいとされています。そのようなときは、添い寝をしたり、腕枕をしたりすることで、安心して眠れるようになります。

犬が腕枕を好む理由は?

飼い主さんに抱っこされる子犬

飼い主が犬と腕枕をしてみたい!と思っていても、愛犬が嫌がってしまうようではその願いは叶いません。しかし、幸いなことに腕枕が大好きな犬はたくさんいます。中には腕枕が大好きで、毎晩のように飼い主の腕を枕にしながら寝る犬もいます。ここでは、犬が腕枕を好む理由を解説しています。

1.飼い主の匂いを嗅ぎたい

犬は嗅覚が非常に優れている動物です。そのため、大好きな飼い主の匂いをしっかりと嗅ぎたいのが理由で腕枕を好む場合があります。

2.腕枕をしていると暖かい

冬の間に犬が腕枕をする頻度が増えるのであれば、飼い主と寄り添うと暖かくて快適なのが理由かもしれません。

3.飼い主のそばで過ごしたい

犬が腕枕をする最も単純な理由が飼い主が大好きで、飼い主の近くで過ごしたいからです。犬は飼い主が大好きで、飼い主の近くで寝ると安心する場合があります。

犬と腕枕をして一緒に寝る場合の注意点

ベッドの上で安眠する犬

犬と一緒に眠るとき・腕枕をするときには、愛犬がリラックスして眠れるよう環境を整えると共に、安全性に考慮するようにしましょう。ここでは、犬と腕枕をして一緒に寝る場合の注意点を紹介していきます。

犬の好みを理解し、無理をさせない

飼い主が大好きでも飼い主と一緒の布団で眠るのが苦手な犬もいます。犬によって、一緒に眠ることが好き、離れて1匹で眠るのが好きなど好みがあることをまずは認識する必要があります。寝付くときは一緒でも、暑くなると自分のベッド移動する、早朝は外を眺めるためにソファーに行くなど、その子によって行動も様々です。ベッドで必ず一緒にいることを強いずに、犬が自分のベッドやクレート、ケージなど好みの場所で自由に眠れるようにしてあげましょう。

犬が腕枕を嫌がる場合に、無理やり腕枕をさせるようなことをすると、犬との信頼関係が崩れてしまう原因になりますので、絶対にしないようにしましょう。

犬の上に寝返りしないようしよう

犬と腕枕をして寝る場合は、飼い主さんが犬の上に寝返りをしないよう気をつけましょう。犬の上に寝返りをすると、犬がびっくりして飼い主を噛んだり、犬が怪我をする原因になってしまいます。飼い主さんの寝相が悪い場合には愛犬と少し距離を置いて眠るようにしましょう。

また、小型犬の場合は、眠っている間に誤って押しつぶしてしまったり、ベッドから落ちてしまうなどによって怪我の可能性もあります。このような事故は、犬と一緒に眠ることの最大のデメリットであり、まず認識しなければいけないことです。

衛生面に注意しよう

犬と頻繁に腕枕をする場合は、衛生面に十分に注意するようにしましょう。人と犬の共通感染症を予防するために、犬のノミ・ダニの駆除を念入りに行い、こまめにリネンや布団を洗うようにしましょう。また、換毛期には念入りにブラッシングを行い、抜け毛が寝床に広がるのを防ぎましょう。

愛犬との腕枕や添い寝は至福の時、でも注意が必要

ベッドで笑顔の3頭の仲良しな犬

しつけや清潔さを保つことができれば、犬と一緒に眠ることは一概にNGとは言えません。個体差もあるので、愛犬の性格なども十分に考慮したうえで、ぜひリラックスできる選択肢として考えてみましょう。犬が腕枕を喜ぶ場合は、安全面・衛生面に注意しながら腕枕を楽しみましょう。

  • 公開日:

    2019.10.19

  • 更新日:

    2021.04.12

いいなと思ったらシェア
ライター・専門家プロフィール
  • ルエス 杏鈴
  • 犬訓練士
  • 大好きなジャーマンシェパードとドタバタな日々。いろいろなことに愛犬と挑戦するのが大好きで、ディスクドッグ、アジリティ、警察犬の訓練など様々なトレーニングに携わった経験がある。 愛犬を迎えたことを機に犬の美しさや犬との生活の魅力を伝えるべく、ドッグフォトグラファーとしての活動開始。また、ドッグトレーニングや犬との生活を活かし、2019年4月頃より愛犬家のために記事の執筆を開始。 写真や記事の執筆を通して犬が犬として幸せに過ごせる世界づくりに携わるのが目標。