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2019.10.09

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愛犬に手作りご飯を作りたい!手作りご飯を作る上で気をつけたいこと

毎日の愛犬のご飯、何をあげていますか? 大切な愛犬のために、安心安全なご飯をあげたいと思うのが親心というものですよね。

そこで注目したいのが手作りご飯です。 ドッグフードに対して不安を持つ飼い主さんの間では、ちょっとした犬の手作りご飯ブームに。 今回は、愛犬の手作りご飯のメリットとデメリットから栄養バランス、味付け、簡単レシピまでをご紹介します。

#Lifestyle

Author :西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

愛犬の手作りご飯、そのメリットとは?

犬 手作りご飯

先日、日本でも人気のオーガニックプレミアムフードを食べている犬が拡張型心筋症を発症するリスクが高まることがアメリカの食品医薬品局(FDA)より発表されました。 このようなデータが公表されると、やはり手作りご飯の方が安心だと思ってしまいますよね・・・。

新鮮な材料で飼い主さんが調理する手作りご飯には、どんなメリットがあるのでしょうか?

ライフステージや体調に合わせて作ることができる

愛犬への手作りご飯の大きなメリットは、その時々の犬の年齢や体調を見ながらメニューを変えられるところです。
少し太ってきたから、肉から魚に変えてみよう、今日は気温が高いからカラダの熱をとる食材を追加しよう、最近硬いものを嫌がるから柔らかく煮てあげようなど、日々の体調や年齢、その日の天候に合わせて作ることができることが犬の手作りご飯の魅力です。

食いつきや排便の状態を知りやすい

ドッグフードジプシーという言葉をご存知ですか? どんなドッグフードをあげればいいのか、食べてくれるのか悩んでいるうちにさまざまなドッグフードを次から次へと与えてしまい、最終的には何をあげればいいのかわからなくなっている飼い主のことをこう呼びます。

飼い主として最も大きな悩みは、愛犬がご飯を食べてくれないことです。 手作りご飯のメリットは、食いつきやウンチの状態を見ながらその子がどんな食材を好むのか、カラダに合っているのかを判断できるところにあります。

新鮮かつ栄養価の高い安全な食材を選べる

どんなにプレミアムフードと訴求していても、ドッグフードはいつどこでどのような材料で作られたのかわからないという不安があります。 その点、手作りご飯は飼い主の目で安心だと思える食材を選ぶことができ、作ってすぐにあげられることが安心につながります。

また、旬の食材や生肉などドッグフードからは得られない生きている酵素を与えられるところは大きなメリットと言えます。

余計な脂肪分や添加物を取らずに済む

ドッグフードの中には、食いつきをよくするために脂肪分を多めに添加している商品があります。 ドッグフードが肥満の原因と言われるのには、脂肪分の取りすぎが考えられるのです。

また、良い香りをつけるための添加物や保存料などの化学成分も含まれていることがあり、そのことがアレルギーの原因となったりしています。 手作りご飯なら、そういった愛犬の健康に良くない成分を添加する必要がないため、結果としてダイエットにもつながるのです。

愛犬の手作りご飯にもデメリットはある

犬 手作りご飯

手作りご飯にはメリットも多くありますが、手作りご飯を作るときにはデメリットを知ることも大切です。

カロリー計算が難しい

ドッグフードは100gあたりのカロリー表示がされていますが、手作りご飯の場合はカロリーがどのぐらいあるのか、計算してみないとわかりません。また、毎食その計算をするのは、とても面倒で工数がかかりますよね。

せっかく、ダイエットのために手作りご飯を始めても、カロリーが高すぎるなんていうことも起こりかねません。 だいたいのカロリーを把握できるようになるまでは、カロリー計算が手作りご飯のデメリットとなる可能性があります。

保存がきかない

新鮮な食材や生肉や魚を使用して作る手作りご飯は、人間の食事と同じように冷蔵保存が基本となります。 そのため、たくさんの量を作って保存することは、冷蔵鬼余裕がある場合を除いてかなり大きな課題となります。

また、保存がきかないため、出先や旅行先などへの持ち運びも難しくなります。 手作りご飯の最も大きなデメリットは、保存と持ち運びにあると言えます。

最低限の知識と勉強が必要

手作りご飯は、人間の残り物ではなく犬のために調理をする食事のことを言います。 そのためには、愛犬に与えてはいけない食材、愛犬が必要としている栄養素などの知識が必要となります。 獣医師に相談する、文献を読むなど、飼い主として勉強しなくてはいけないことがたくさんあります。

また、その知識の元となる情報を精査することも必要となるため、勉強嫌いの人にとってはデメリットとなると言えます。

愛犬のために手作りご飯をする場合には、栄養バランスを意識しよう

犬 手作りご飯

愛犬が必要としている栄養素は多岐にわたります。その上、必要な栄養素は多すぎても少なすぎても健康によくありません。 犬にはそれぞれ体調や年齢、食の好みなど個体差があるため、どの子にもマッチする完璧なレシピはないことを念頭に置いておくことが大切です。

犬に必要な動物性タンパク質はたっぷりあげましょう

犬は雑食ですが、栄養源として豊富な動物性タンパク質を必要としています。
獣医師によっては、動物性タンパク質8:野菜類2を推奨する人や動物性タンパク質6:穀類2:野菜類2を推奨する人と、考え方は人それぞれです。

どちらにしても動物性タンパク質をメインとした栄養バランスを推奨している事は間違いありません。 動物性タンパク質をどの程度の割合にするかは、ライフステージ、運動量、犬種によっても異なるので、毛艶、ウンチの状態、体重などを見ながら調整していくことがおすすめです。

カルシウムとリンの摂取バランスに要注意

犬に必要な栄養素の中にカルシウムとリンがあります。 犬のカラダを形成していく上で欠かせない栄養素であるカルシウムとリンは、摂取バランスが崩れることによるカルシウム欠乏や過剰による骨の発育異常が起こる場合があります。

手作りご飯を食べている犬に増えてきている病気の一つにクル病があります。 これは、カルシウム、リン、ビタミンDのバランスが崩れることによって、成長期の犬の骨に異常が現れる病気です。 手作り食で、同じ食材ばかりを与えていると摂取バランスが崩れる可能性があるため、注意が必要です。

ビタミンの過不足にも注意

脂溶性ビタミンであるビタミンDとビタミンAの摂取バランスにも気をつける必要があります。 つい最近、あるドッグフードにビタミンDが過剰に添加されていたことから、腎不全を起こす恐れがあるとして回収されるという騒動がありました。

ビタミンDは、骨を作るために犬にとっては必要不可欠な栄養素ですが、過剰摂取することによる健康被害があることも知識として持っておくことが必要です。

愛犬への手作りご飯に味付けは必要?

犬 手作りご飯

結論から言うと、愛犬への手作りご飯に味付けの必要はありません。私たち人間は、味付けに慣れてしまっていますが、犬は、素材の味で十分に味を楽しむことができます。

昆布だしやかつおだしで美味しく

犬に必要な栄養素の一つに、マグネシウムがあります。 塩で味付けをする必要はありませんが、昆布だしやかつおだしで野菜を煮てあげれば、犬にとっては美味しいご飯となります。 美味しい香りや味とともに、天然のミネラルも適度に摂取できます。

愛犬のための手作りご飯のポイント

犬 手作りご飯

手作りご飯は、こだわって作ろうとすればするほどハードルが高くなります。 人間の夕食を作るときのついでに、と考える事がストレスがたまらないポイント。ここでは長続きするポイントをご紹介します。

まとめて作って冷蔵または冷凍保存する

愛犬への手作りご飯を毎食作るのは大変という場合は、1週間分まとめて作り、小分けして冷蔵または冷凍する事がおすすめです。 週に1回、手作りご飯の日を設けて、食材の買い出しやメニューを考えるのも楽しみの一つ。最愛の犬の笑顔を思い浮かべながら、楽しく作りましょう。

人の意見に惑わされない

人間のお弁当と同じように、犬の手作りご飯は十人十色。 その日の体調や年齢、好みに合わせて作る事が大切です。

「ささみと野菜の煮たものがいい」と聞いたからといって、無理して同じものを作る必要はありません。 あまり人の意見ばかり聴いていると難しさばかりが先に立ち挫折してしまいます。続けることを目標に、肩の力を抜いて自分を信じて作ることもポイントです。

ささみやレバーの使いすぎに注意

低カロリーのささみや犬が好むレバーは人気の食材ですが、どちらも化学物質が残留しやすい部位です。 残留物質から犬がアレルギーを起こす可能性も否定できないため、多用することは避けたほうが無難です。 安全な食材を選ぶ目を持つことも手作りご飯を作る上でのポイントと言えます。

無農薬、有機栽培の野菜がおすすめ

肉類と同じように、残留している化学物質がある野菜は犬の手作りご飯では避けたい食材です。 農薬をたっぷり使って育てられた野菜は、犬の健康によくありません。なるべく、無農薬の野菜で作ってあげることがポイントです。

犬の手作りご飯。まずは簡単レシピから挑戦!

犬 手作りご飯

愛犬への手作りご飯と考えてしまうとストレスがかかりますが、まずはトッピングメニューから始めることも一つの方法です。 また、人間の食事を作る時に、一緒に作れるメニューを考えれば手間いらずですね。

そして注意したいのは、一つの食材ばかりを続けないこと。また、野菜類は旬の野菜をはじめいろいろな種類を加えることがおすすめです。 ここでは、ドッグフードのトッピングにすれば、同時に水分も豊富に摂取できるスープ系のレシピをご紹介します。

水分も補給できる栄養たっぷり簡単ポトフ

犬 手作りご飯

材料:鶏ガラ1羽、ニンジン、大根、カブ、ブロッコリーなど好みの野菜、鶏肉など好みの肉

作り方: たっぷりの水で鶏ガラスープを取り、ニンジン、ダイコン、カブ、ブロッコリーなどの野菜と肉を柔らかく煮ます。

Tips: ポトフに入れる動物性タンパク質は、鶏肉、豚肉、牛肉などの肉類がおすすめです。 栄養がたっぷり含まれたスープも一緒にあげましょう。鶏ガラスープには、ミネラル、アミノ酸、グルコサミン、コンドロイチン、コラーゲンが豊富に含まれています。 鶏ガラスープを取る時には、なるべく抗生剤や成長ホルモンなどを使用していない無薬鷄の鶏ガラを使用しましょう

タウリン豊富な魚介のブイヤベース

犬 手作りご飯

材料:しじみ、ジャガイモ、セロリ、トマトなど好みの野菜、タラ・鮭・イワシ・サバなどの魚、オリーブオイル

作り方: ブイヤベースと聞くとハードルが高そうですが、しじみ、タラや鮭などの魚、ジャガイモ、セロリを適当な大きさに切り、オリーブオイルで炒め、水を加えコトコト煮るだけで完成です。最後にカットしたトマトをくわえましょう。タウリンは犬に必要な栄養素ですが、手作りご飯では不足しがちなことからしじみをたっぷり使うことがおすすめです。

手作りご飯は無理せず楽しく作りましょう

犬 手作りご飯

愛犬に手作りでご飯を作ってあげたいと思っても、材料を揃えて、調理すると考えるとハードルが高くなってしまいます。 飼い主が自ら管理できる手作りご飯を続けるポイントは、肩肘張らず、多少手抜きでもOKと割り切ることです。 続けていくうちに、食材に関する知識が増え、とても楽しくなるはずです。ぜひ、トッピングから愛犬の手作りご飯を始めてみてください。

◎ライタープロフィール
西村 百合子

西村 百合子/ホリスティックケア・カウンセラー、愛玩動物救命士

ゴールデンレトリバーと暮らして20年以上。今は3代目ディロンと海・湖でSUP、ウインドサーフィンを楽しむ日々を過ごす。初代の愛犬が心臓病を患ったことをきっかけに、ホリスティックケア・カウンセラーの資格を取得。
現在、愛犬のためにハーブ療法・東洋医学などを学んでおり、2014年よりその知識を広めるべく執筆活動を開始。記事を書く上で大切にしていることは常に犬目線を主軸を置き、「正しい」だけでなく「犬オーナーが納得して使える」知識を届ける、ということ。

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