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犬のおやつのためのじゃがいもが転がっている
食べもの
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2021.10.18

犬×食べ物を知る!

犬はじゃがいもを食べられる?大丈夫な量や簡単レシピを紹介

じゃがいもは犬が食べても大丈夫な食材です。むしろ、好んで食べる犬が多いので、ごはんのトッピングやおやつとして与えると喜ぶでしょう。しかし、じゃがいもの芽などには毒性の成分が含まれているので、与え方には注意しなければなりません。
じゃがいもに含まれる栄養素や、与え方の注意点について理解を深めておきましょう。また、愛犬のために作ってあげたい、じゃがいもを使ったおすすめのレシピもご紹介します。

#Foods

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:新井 絵美子/動物ライター)

犬はじゃがいもを食べても大丈夫!

クリーム色の毛の犬の前にじゃがいもが入った器が差し出される

適切に与えれば、犬はじゃがいもを食べても大丈夫です。犬の味覚は甘味も感じ取ることができ、じゃがいものような自然な甘味のあるものを好むコは多くいます。

じゃがいもは、愛犬のごはんにもおやつにも活用できる食材なので、上手に取り入れるとよいでしょう。

じゃがいもの栄養素・成分を紹介

じゃがいもには、主に以下のような栄養素や成分が含まれています。

でんぷん

じゃがいもの主成分はでんぷんです。でんぷんは、消化酵素によりブドウ糖に分解されたのちに体内に吸収され、エネルギー源になります。タンパク質や脂質と比べて消化吸収される時間が短いので、摂取してからすぐに利用されます。(※1)

ビタミンC

じゃがいもはビタミンCも豊富です。ビタミンCは、タンパク質や脂質の酸化を防ぐ働きがあります。また、鉄の代謝にも関与しています。(※2)

ナイアシン

ナイアシンは水に溶けるビタミンの一種で、炭水化物や脂質、タンパク質の代謝に欠かせない栄養素です。また、皮膚や粘膜の健康をサポートする働きもあります。(※3)

犬にじゃがいもを食べさせる際の注意点

青空の下でじゃがいも畑が広がっている

じゃがいもは適切に与えないと、愛犬の健康を損ねることがあります。犬にじゃがいもを食べさせる際の注意点を知っておきましょう。

じゃがいもを与える際の目安量

いつもの食事のトッピングやおやつとしてじゃがいもを与える際は、1日に必要な摂取カロリーの2割以下であることが望ましいと言われています。参考までに、適量とされる目安量(じゃがいも中サイズ)は以下の通りです。

  • 体重3~5kgの場合:65~95g(1/2~1個)
  • 体重6~15kgの場合:110~225g(1~2個)
  • 体重20~30kgの場合:280~375g(2個強~3個)

緑化した皮や芽を取り除く

じゃがいもの芽や緑色になっている皮の部分は、必ず取り除いてから与えるようにしましょう。これらの部分には、天然毒素の一種であるソラニンやチャコニンが含まれているからです。摂取すると下痢や嘔吐、腹痛、めまいなどの中毒症状を引き起こすことがあります。

じゃがいもの芽が出ている場合は芽とその周辺を、緑化した皮は厚めにむいて取り除きましょう。

加熱してから与える

生のじゃがいもは消化しづらいので、柔らかくなるまで茹でる、蒸すなど加熱してから与えるようにしましょう。

アレルギー反応に注意!最初は少量から与える

じゃがいもを食べて、アレルギー症状を引き起こすことがあります。そのため、最初は少量を与えて様子を見るようにしましょう。もし、じゃがいもを食べた後に皮膚の赤みやかゆみなどの症状が出た場合は、アレルギーが疑われます。

なお、かぼちゃにアレルギーがある場合は、アレルゲンの構造が似ているじゃがいもに対してもアレルギー反応を起こすことがあるので、与えるのは控えたほうがよいでしょう。

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愛犬のためのじゃがいもを使ったおすすめレシピ

犬に与えるためにじゃがいもが切ってある

じゃがいもを使った犬用のごはんとおやつのおすすめレシピをご紹介します。愛犬のためにぜひ作ってみてくださいね。

リゾット

じゃがいもをはじめ、人参やささみなどが入った具だくさんのリゾットです。味付けは一切しておらず、野菜類とささみの味わいを楽しめます。作り終わった際は、人肌程度に冷ましてから愛犬に与えてくださいね。

材料

  • じゃがいも:10g
  • にんじん:10g
  • まいたけ:10g
  • ささみ:30g
  • 炊いたごはん:30g
  • 水:100cc
  • オリーブオイル:適量

作り方

  1. 野菜類とささみを、愛犬が食べやすい大きさにカットする。
  2. 鍋にオリーブオイルを入れて火にかけささみを炒め、表面の色が変わったら野菜類を加えてさらに炒める。
  3. 2に水を加えて柔らかくなるまで煮たのち、ごはんを加える。
  4. 好みの柔らかさまで煮たら完成。

じゃがいもクッキー

じゃがいもと小麦粉だけで作れるお手軽おやつを、愛犬のために作ってみてはいかがでしょうか。

材料

  • じゃがいも:100g
  • 小麦粉:30g

作り方

  1. オーブンを余熱で200度に設定しておく。
  2. じゃがいもの皮をむいて、柔らかくなるまで蒸す。
  3. 柔らかくなったじゃがいもを裏ごしをし、小麦粉を加えて混ぜる。
  4. ひとまとめにしてラップに包み、5mm程度に薄く伸ばす。
  5. 好みの型で抜いて、クッキングシートを敷いた天板に並べ約10分焼く。
  6. ふっくらするくらいまで焼ければ完成。
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犬にじゃがいもは与え方に注意が必要

白と茶色の毛の犬がじゃがいもを食べすぎてブランケットにくるまって寝転んでいる

ほのかな甘味のじゃがいもは、犬が好んで食べる野菜の1つなので、時々取り入れてあげるとよいでしょう。しかし、じゃがいもの芽や緑色になっている皮の部分は毒性があるので、与え方には十分に注意してくださいね。

参考文献
  • 公開日:

    2019.10.10

  • 更新日:

    2021.10.18

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。