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介護が必要な老犬のダックスフンドが一生懸命に食事している
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2021.07.07

老犬の食事介護の仕方!寝たきりや食事量の変化に対処する方法

老犬になると、食事の量が段々と減っていってしまうことがあります。あまりにも食べる量が減ってしまうと、そのまま体調不良になってしまわないかと心配になってしまいますよね。 食事の量が減った状態のままにしていると、栄養が足りずに体調を崩してしまう可能性もありますので、しっかりと栄養を摂取できるように工夫をするようにしましょう。

docdog編集部(監修:阿片 俊介/クロス動物医療センター 主任動物看護師)

老犬が吐いてしまう・寝たきりで食べられないときの対処法

元気のない老犬が頑張ってドッグフードを食べようとしている

自力で食べられない時の対処法

老犬が自力で食事をできなくなってしまった場合には、飼い主さんが食事の介護をしてあげる必要があります。
口元にフードを持っていけば自分で食べられるようであれば、スプーンや飼い主さんの手から直接食事させてあげてください。
それができないようであれば、流動食(ペーストまたは柔らかくした食事)をスポイトや注射器などを利用して食べさせてあげてください。

吐いてしまう時の対処法

老犬が食事をした後に吐いてしまう場合、1回だけでその後は落ち着いているようであれば、その日は少し様子をみて時間をおいてから消化のよい食事を与えてみてください。
その後も何度も吐いてしまうようであれば、動物病院で診察を受けるようにしてください。

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老犬介護で食事の量が減ったときの3つの対処法

介護している老犬がドッグフードを残したまま満腹そうに下で鼻を舐めている

老犬になるにつれて食事の量が段々と減ってしまった時には、いくつかの方法を試してみてください。

1.食事の時の体勢を変えてみる

高齢になると筋力が落ちてきますので、食事をする時に頭を下げることが辛くなってしまう場合があります。 このような時には皿を乗せる台を用意して、老犬が頭を下げなくても食事をすることができる高さに調整してあげてください。食べる姿勢が介護によって楽になると、食事をする際に食欲が増してくる可能性があります。

2.フードを変えてみる

食事を今までドライフードで食べていたのであれば、嗜好性の高いウェットフードなどに変えてみるのもおすすめです。 また、老犬は嗅覚も徐々に衰えてしまいますので、フードを少し温めて匂いを立たせるなどの介護をすることで、食欲が増してくることがあります。

3.フードをふやかしてみる

老犬になると歯周病などの口のトラブルが増えます。食事の際に固いフードを食べると、歯茎が痛むこともありますので、ドライフードを食べにくそうにしている様子が見られたら、フードを柔らかいものに変えてみるのもいいでしょう。 食事に普段からドライフードを愛用しているのであれば、それを水かぬるま湯でふやかしても構いません。柔らかくなったことで老犬が食べやすくなり、しっかりと食べてくれるようになるかもしれません。

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老犬の介護中に何度も食べたがるときの対処法

介護を受けている老犬のシェパードが一心不乱にドッグフードを食べている

食事を与えたばかりにも関わらず、老犬がすぐにまた食事を要求してくる場合には認知症の可能性が考えられます。また、1回に食べられる量が少なくなっている場合には、すぐにお腹がすいてしまうという可能性もあります。

量を減らして回数を増やす

こういった場合には、1回の食事の量を少し減らして、与える回数を増やしてあげてください。1日のトータル量は変えずに回数を増やすことで、必要な栄養素を取りながら空腹時間を短くすることができます。 ただし、こまめに老犬に食事を与えるようにしてもまだすぐに欲しがるようであれば、やはり認知症の可能性が高いので一度動物病院に診てもらうと良いでしょう。

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老犬の食事介護は焦らずゆっくりと

介護の必要な老犬が食事をしようとしている

老犬介護をしていくなかで、食事に関する悩みは付き物です。食べる量が少ない・食べるペースが遅い・食べムラがあるなど、しっかり食べて栄養を摂って欲しい飼い主さんにとっては深刻な悩みになってしまうこともあります。 ただ、老犬には老犬のペースがありますので、飼い主さんがあまり神経質になってしまうと、その気持ちが老犬にも伝わって老犬の気持ちも不安定になってしまいます。焦らずにゆったりとした気持ちで食事介護をしていってあげてください。

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  • 公開日:

    2019.10.23

  • 更新日:

    2021.07.07

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ライター・専門家プロフィール
  • 阿片 俊介
  • クロス動物医療センター 主任動物看護師
  • 茨城県出身。日本獣医生命科学大学を卒業し、認定動物看護師の資格を取得。千葉県の動物病院に勤務後、動物用医薬品販売代理店にて動物病院への営業を経験。犬とのより良い暮らしをサポートできるよう、飼い主の方の気持ちに寄り添いながら、安心して正しい情報をお伝えできるよう心がけています。