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食べもの

2019.12.03

シニア犬がごはんを食べない?心配な犬の老化による食欲不振

シニア犬になると、活発に動いていた頃と比べて食べる量が減るのは当たり前のことです。しかし、全くごはんを食べないとなると、何か重大な病気が隠れているのではと心配になりますよね。今回は、シニア犬が食欲不振になる原因と対応策をご説明します。

Author :docdog編集部

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何歳からがシニア犬?

シニア犬

よく、犬は人間の数倍のスピードで歳をとると言いますが、これは、人間よりも犬の方が寿命が短いからです。
一般的に、シニア犬と呼ばれる年齢は、小型犬・中型犬で9~10歳から、大型犬で6~7歳からだと言われています。この頃になると、人間でいう56歳程度になっています。
このころになると、活発に動き回っていた頃と比べて活動量が減り、また内蔵機能も低下してくることから、だんだんと食事量も落ち着いてきます。

シニア犬の食欲がなくなる理由

シニア犬

どのような理由で、食欲低下が起こるのでしょうか?その理由について説明します。

基礎代謝や運動量の低下

犬も人間同様老化により、基礎代謝や運動量が低下してしまいます。そのため、消費するエネルギーも低下します。必要なエネルギーが減るため、多く食べる必要がなくなり食欲が減っていきます。

消化機能の低下

老化により胃腸の機能が低下すると、食物を消化するのに時間がかかり、空腹を正常に感じにくくなり、食欲が低下して行きます。また、排泄機能も落ちてしまいます。

食の好みの変化

元気な頃に大好きだった食べ物がありますよね。しかし、老化の衰えによって大好きだった食べ物に興味を示さなくなることがあります。これは、嗅覚や味覚が衰えることで匂いや味に敏感に反応することができなくなってしまった為です。

噛む力の衰え

老化に伴い、筋力が低下して行きます。これは、足腰だけでなく、顔の筋肉も同様です。それにより、噛む能力が衰えてしまいます。噛む能力が衰えると今までと同様の食事を噛み砕く事ができなくなったり、多くの回数噛むのが辛くなってしまい、食欲が低下して行きます。

歯周病や歯が抜け落ちた為

老化により口腔内の環境が悪くなり、食欲が低下することがあります。歯周病や歯が抜け落ちることで、食べ物をこぼしてしまったり、痛みから食欲が低下してしまいます。また、先述している噛む力の衰えと同じく、歯が弱ることで硬いものが噛めなくなってしまう為食欲が落ちてしまうこともあります。

病気

食欲不振は病気の前兆として現れることも多いです。病気の内容としては、先述している歯周病のほか、消化器系の異常、慢性腎不全、慢性肝炎、生殖器系の異常、がん、ストレスなどによる体調不良などがあげられます。こういった病気の場合、口臭が強くなったり下痢や嘔吐があるなど食欲不振以外にも症状が見られる場合があります。そういった場合は早急に動物病院へ受診しましょう。

シニア犬の食欲が低下したら

シニア犬

食事の摂取量が減ってしまった時、どのように対応していけばいいのでしょうか?

まず、食事の量が減っている場合は少量で高栄養価の食事に切り替えてあげましょう。そうすれば、少ない食事量でも十分な栄養を取ることができます。食事の好みが変わってきた場合は、より匂いが強い物を今までの食事と混ぜてあげるなど食事に興味を持てるように工夫してあげましょう。

また、噛むことができなくなった場合などは、食事をふやかしてあげるなどして、食事の形態を考えてみましょう。それでもうまく食べられない際は、液状の栄養剤なども売られています。注射器で口に入れてあげると、食事を摂取できる場合もあります。注射器は専用の注射器や注入器が販売されています。

シニア犬が食をもっと楽しむために

シニア犬

人間と一緒で、食べることは愛犬にとって楽しみのひとつ。様々な体の変化によって、食事形態が変わっても、少しでも食べる楽しみを失わないような心がけで、シニア期の生活の質は大きく変わります。愛犬の食に対する態度が変わったと思ったら、食を見直す良い機会だと考え、できる工夫から取り入れてみてはいかがでしょうか。

  • 公開日:

    2019.10.17

  • 更新日:

    2019.12.03

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