ビションフリーゼは一般的に、素直でおおらかな性格で攻撃性も見られないため、とても育てやすい犬種として知られています。
また、小型犬にありがちな臆病さもなく、社交性もあるので、お散歩でほかの犬に会ったときなども、ギャン吠えして困るということもほとんどありません。
また、いくつかかかりやすい病気はあるものの、他の犬種に比べて遺伝性疾患もほとんどないので、健康面でも安心して飼うことができます。
見た目もかわいらしく、性格も良い、さらに小型犬なので扱いも楽なビションフリーゼ。今のところ、欠点が見つかりません。
頭も良いので、きちんとしつけをすれば飼い主さんが手を焼くこともほとんどありません。なので、犬を初めて飼うというご家庭でも安心して育てられる犬種と言えます。
ただし、1つ大変なことを挙げるとすれば、そのお手入れかには工夫が必要です。真っ白でフワフワな毛並みが魅力のビションフリーゼは、毎日のお手入れが欠かせません。毛の絡まりを防ぐためのブラッシングはもちろん、口周りや足先、おしり周りなども汚れが定着しないよう毎回清潔にふいてあげることが必要となります。
人見知りもほとんどなく、社交的なビションフリーゼは、誰とでも仲良くなれます。
辛抱強い一面もあるので、小さなお子様がいる家庭でも迎え入れることができるでしょう。さらに、人だけでなく、他の動物とも仲良くできるコが多いので、多頭飼いや多種類飼いの家庭にもおすすめな犬種です。
ただ、陽気で社交的な分、さみしがりやのコも多いビションフリーゼは、留守番が苦手なコもいます。できるだけ一匹になる時間を減らしてあげるよう気をつけてください。
ビションフリーゼのお散歩は、1日に2回、10~20分ほど行うのが理想的です。 家の中でも、ボール遊びなどをして遊んであげましょう。小型犬の中ではがっしりと筋肉質な体つきのビションフリーゼは、運動する時間もきちんと取ることで、健康な骨格形成につながります。
真っ白でモフモフのかわいらしさはビションフリーゼの大きな魅力の一つですが、それを保つのは想像以上に大変です。
シャンプーは2~3週間に1回は必要になる上、トリミングも月に1回程度は行わなければなりません。さらに、毛量の多いビションフリーゼは、シャンプー代やトリミング代も決して安くはありません。手間もかかるし、お金もかかります。お手入れの大変さは、ビションフリーゼの唯一の欠点と言ってもいいかもしれませんね。
その大変さも含めて楽しいと思える方には本当におすすめの犬種です。
見た目よし、性格よし、健康よしと3拍子揃ったビションフリーゼは、まさにパーフェクトドッグ!理想の家庭犬と言えますね。
ただ、持って生まれた特性は完璧でも、実際にどんなコに育つかは、飼い主さんの育て方次第です。
かわいいからと言って、甘やかしすぎには要注意!いいコに育てば、その分さらに愛情は深まります。家族全員がビションフリーゼのように、いつもゴキゲンで過ごせるよう、きちんとしつけをして名実ともに完璧な愛犬を目指しましょう!