しつけは、子犬のうちから行うものと言われていますが、成犬になってもしつけは必要です。成犬になると、子犬の頃に比べ少し時間はかかるかもしれませんが、それでもしつけは日常生活を共に送る上で必要不可欠です。
ここで紹介するしつけができるようになると、愛犬との生活がもっと楽しくなります。
一度「ペットシーツの上がトイレをする場所」と覚えてくれると、環境が変わってもペットシーツの上でしてくれるようになります。成犬になってもトイレがうまく出来ない場合には、トイレをいつもする場所にペットシーツを敷きつめ、その場所でできたらご褒美を与えます。これを繰り返すことで、トイレを覚えることができます。災害があったときなど、散歩が満足にできない状況でトイレトレーニングができていると、愛犬もストレスなく過ごすことができます。
ケージレストができるようになると、災害時に避難しなければならなくなった時に役立ちます。そのため、日頃から、「ケージは安心できる場所」と教えることが大切です。留守番時・外出時・休む時などに、ケージを使用して慣れさせましょう。
チワワはとても臆病な子が多いです。恐怖を感じると、吠えることで身を守ろうとするのです。この行為は実はチワワにとっては自然なことなのですが、私たち人間社会で生活する上では問題行動になってしまいます。そのため、ムダ吠えをしないように成犬になっても色々な環境に慣れさせるようにすることが必要です。
成犬になったら、食事の回数は1日2回で問題ありませんが、食事の時間は決めないようにしましょう。食事の時間を決めてしまうと、その時間にもらえないと催促で吠えることがあるからです。
また、チワワは食に対する気分にムラのある子も多く、与えられた食事も気分によって食べたり食べなかったりすることがります。その場合は、ある程度の時間を決めその時間内に食べなければ食器を片付けてしまいましょう。いつまでも置いておいたり、食べないからといって違うものを与えると、どんどんグルメになっていってしまうので、成犬期の食事には注意が必要です。
生活環境を整え、ストレスの少ない生活をさせることは、健康寿命を延ばすことにも繋がります。ここでは、成犬のチワワと暮らす上でこれだけは実行して欲しいポイントを解説します。
チワワは、寒さに弱い犬種なので、室内で暮らすのに適しています。また、室内の温度管理も徹底し、1年を通して25℃前後に保つことが必要です。季節に応じて、冷却マットやペット用ヒーターなどを使用し、快適に過ごせる温度を保ちましょう。
散歩には、気分転換や運動不足解消に効果があります。
チワワが1日に必要とする運動量は、基本的には室内での運動のみで問題ないと言われています。しかし、チワワは活発な子が多く、動くことが大好きです。そのため、できれば1日2回(各15分程度)の散歩をしてあげると良いでしょう。難しい場合は、週に何回かは散歩に行く時間を作ることをおすすめします。
チワワは、その長い歴史の中で、シングルコート・ダブルコートの両方が存在するようになりました。ダブルコートの子の場合は、年に2回の換毛期に被毛が抜けます。シングルコートの子で、抜け毛が少ない場合でも、皮膚病を予防したりコミュニケーションと取る目的で、ブラッシングは毎日行いましょう。
犬の一生の中で1番長い成犬期、この時間をどうやって過ごすかでシニア期の過ごし方も大きく変わってきます。
飼い主が必ずリーダーとなり、日頃からコミュニケーションを密に取りましょう。そうすることで、深い信頼関係が築けるだけでなく、お互いに楽しい日々を送ることができるでしょう。
「チワワに関連する」記事一覧