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2019.09.13

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犬に味覚はある?最新研究でわかった人と犬の味覚の感じ方の違い

私たち人間は、毎日様々な食材を色んな方法で調理し、その味の変化を楽しんで食事しています。一方愛犬たちには、栄養バランスを考えて開発されたドッグフードや犬用オヤツがありますね。
そんな愛犬用の食べ物がどんな味なのか気になって、食べてみてその無味さに驚いたことがある方もいるのではないでしょうか。人間と犬の味覚は大きく異なります。今回は、そんな犬の味覚について研究結果や好みの味についてご説明します。

#Lifestyle

Author :南 健汰/ドッグライター

犬の味覚、人間と感じ方が違う?

犬 味覚

人間も犬も、舌で食べ物の味を感じ取ります。しかし、犬用のフードは人間の食べ物とは味付けが違います。もしかして同じ舌とは言え、味の感じ方が異なるのでしょうか?

犬の味覚は人間の5分の1

舌の上には、味覚を感じ取る「味蕾細胞」(みらいさいぼう)があり、犬も人間もこの細胞で味の判別をしています。
人間の味蕾細胞の数は1万個近くあるとされるのに対して、犬の味蕾細胞の数は2千個程度と、約5分の1程度しかありません。そのため、犬と人間では味の感じ方や感じる味の種類などが異なります。

最新研究でわかった犬の味覚について

犬 味覚

先ほどのことから、犬は人間が感じているほど詳細な味を感じられません。犬の味覚に関する最新の研究で、さらに面白いことがわかってきました。

犬は4種類の「味」を感じることができる

犬は「甘味」「酸味」「塩味」「苦味」と、4つの異なる味を感じることができます。人間の場合は、最近はこれらに加えて「旨味」も感じるとされているので、同じものを食べても犬と人間では「旨味」の部分に関して感じ方が違うと言えます。しかし、面白いことに塩味に旨味を加えることで、塩味の感度が高くなるとされていますので、同じ塩分量でも旨味をプラスしてあげるなどの工夫もできそうですね。

犬が好みの味付けって?

犬 味覚

愛犬と暮らしている方は気づかれているかもしれませんが、犬は甘い食べ物を好みます。毎朝トーストが焼けると駆け寄ってきたり、果物が好き、という子もいるのではないでしょうか。しかし、犬たちにとっては、味付けがすべてと言うわけではありません。

犬は味付けよりもにおい重視

犬は味付けよりもにおいを優先します。それは美味しいかどうかと言うよりも、「腐っているかどうか」を判断することが重要だからです。
犬を飼っている人はご存知でしょうが、個体差はあるにせよ、犬はとても早食いです。それは、ほかの犬や敵に食べ物をとられないようにする本能から来るものです。そのため、犬は見た目や味よりも、第一ににおいを優先する傾向があります。

犬は甘味を感じやすい?

犬 味覚

犬は数ある味覚の中で、甘味が一番感じやすいと言われています。特にアミノ酸は甘味が強いものが多いです。そのため、アミノ酸が多く含まれている肉や魚を好んで食べるのです。

犬の元気がないときは甘味を少し意識して与えてみよう

犬は元気がなくなると、食欲もなくなります。基本的には、体調が悪くても散歩や食事は欠かさず行います。そんな犬の食欲がないと言うのはよっぽどのことであるため、早めに動物病院へ連れて行くことをおすすめしますが、食欲がなく食事を摂らないのは犬の身体にも良くありません。そんなときは、甘いアミノ酸が多く含まれている肉や魚、ヨーグルトなどをドッグフードに少し混ぜて与えてみてはいかがでしょうか?

犬は苦味を感じにくい?

犬 味覚

甘味に対して苦味は感じにくいと言われています。感じにくいため、多少苦い食べ物も問題なく食べることが出来るでしょうが、あまり好んで食べることはないでしょう。

有害な食べ物は「苦い」

犬がもともと野生で暮らしていたころは、苦い食べ物は身体に有害であることが多かったため、積極的に避ける習性がありました。場合によっては身体に悪影響があると思い吐き出すこともあるでしょう。

犬は味よりもにおい優先。犬の身体のことを考え栄養バランスのある食事を

犬 味覚

以上のように、犬は感じ取ることが出来る味覚は4つしかありません。さらに、味よりもにおいを優先させることが多いです。一度犬用のおやつを食べてみればわかりますが、犬用ジャーキーなどは匂いの割りに味があまりありません。もし愛犬のために食事を手作りしようと思っている場合は、香りのよいものを積極的に使ってみるのはいかがでしょうか?

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