映画鑑賞には欠かせない相棒、ポップコーン。映画館ではもちろん、自宅でDVDを観るときにも隣に置いておきたいという方も多いはず。自宅のソファでポップコーンを食べていたら、愛犬に盗み食いされてしまった!なんて経験のある方もいらっしゃるのではないでしょうか?人間には問題のない食べ物でも、犬にとっては体に悪いものもあります。今回は、ポップコーンを犬が食べてしまっても大丈夫なのかどうかをご紹介します。
ポップコーンは、みなさんもご存知の通り、トウモロコシからできています。ですが、普段私たちが食べているトウモロコシとは種類が違うというのはあまり知られていないかもしれません。
私たちが普段、茹でたり焼いたりして食べているトウモロコシは「スイートコーン(甘味種)」で、ポップコーンの原料は「ポップコーン(爆裂種)」という種類です。
それでは、犬がポップコーンを食べても大丈夫なのでしょうか?
答えは、大丈夫です。犬がポップコーンを食べても問題ありません。ちなみに、犬がスイートコーンを食べるのも大丈夫です。
犬にポップコーンをあげても大丈夫なのですが、それはあくまでも味付けなしの話です。数年前に空前のポップコーンブームがありましたが、その時に流行ったようないろいろなフレーバー付きのポップコーンは、もちろん犬には与えてはいけません。人間用に作られた甘みや塩味は、犬の健康に害を及ぼす恐れがあります。
ポップコーンには、ナトリウムやカリウム、カルシウム、マグネシウム、鉄分などさまざまな成分が含まれています。また、ビタミンAやビタミンE、ビタミンB1、B2、B16などのビタミンも豊富なので、オヤツとして与えるにはおすすめです。
大きなペットショップなどでは犬用のポップコーンを販売しているところもあるので、愛犬にポップコーンを初めて与える場合には、まずはそちらから試すのもいいかもしれませんね。
味付けなしのポップコーンなら愛犬に与えても問題ありませんが、まれにトウモロコシアレルギーのコもいるので、そこは注意が必要です。また、ポップコーンの白い部分はやわらかいので大丈夫なのですが、茶色く硬い部分は消化ができない恐れがあるので、与えるのは避けてください。
いくらポップコーンを食べさせても大丈夫だといっても、与えすぎると下痢を起こしてしまうことも。愛犬の様子を見ながら、少しずつ与えるようにしましょう。
ポップコーンは、材料さえあれば自宅でも簡単に作れるお手軽オヤツです。さらに、愛犬とシェアしながら食べられるのはうれしいですよね。仲良し度が上がる気がします。
ただし、愛犬とシェアする場合は、飼い主さんも味なしポップコーンを食べることになるので、そこはちょっと物足りなく感じるかもしれません。その場合は、お皿を別にして、飼い主さん用は塩をふりかけるなどして調節してください。今週末はぜひ、自宅で映画を観ながら、愛犬との幸せなポップコーンタイムを楽しんでくださいね!