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犬の生態 / 気持ち

2020.03.11

シベリアンハスキーにオッドアイが多い理由は?

オオカミのような外見が凛々しいシベリアンハスキーには、左右異なる色の目をもつオッドアイのコが多く見られます。オッドアイには独特のカッコよさがありますが、そのようなコが生まれる理由はどういったものなのでしょうか。今回は、シベリアンハスキーにオッドアイが多い理由と、オッドアイのコに考えられる健康上の懸念などについて紹介していきます。

#シベリアンハスキー

Author :docdog編集部

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そもそもオッドアイって?シベリアンハスキーに関係はあるの?

シベリアンハスキー オッドアイ

オッドアイとは、左右の目の色が違うことを言い、日本語では「虹彩異色症」と呼ばれています。オッドアイ以外に、「バイアイ」や「ヘテロクロミア」と呼ばれることもあり、この左右の色が違う目は一般的に犬よりも猫に多く見られ、シベリアンハスキーに限られる現象ではありません。

先天性のもの

オッドアイになる仕組みのひとつに先天性の理由があり、それぞれの両親の目の色を片方ずつ受け継いていたりと遺伝子によって起こるものがほとんどのようです。特に白い猫で起こることが多く、遺伝子の影響が目だけでなく聴覚にも及び、中には耳が聞こえないコもいるようです。

後天性のもの

生まれてからオッドアイになる理由には、後天性によるもの、つまり病気やケガによって虹彩が傷つくことによってオッドアイになることもあります。目の色がついた部分の虹彩が傷ついてしまうとメラニン色素が減り、ケガをしていない目よりも色素が薄くなるため左右の色が異なりオッドアイになります。

シベリアンハスキーにオッドアイが多い理由は?

シベリアンハスキー オッドアイ

左右の目の色が違うシベリアンハスキーは多く見られますが、先天性による虹彩異色症とは異なることがあります。シベリアンハスキーがオッドアイになる理由は他の動物とは異なり、もともとの生息地との関係があるためです。

環境の変化によるもの

シベリアンハスキーにオッドアイの個体が多い理由には諸説ありますが、もともと生まれ暮らしいた生息地の環境にあると言われています。
シベリアンハスキーは、極寒の地シベリアで長い間そり犬として活躍していました。日光照射の少ない北方での生活は、あまり紫外線を浴びないため、他の犬種と比べてメラニン色素が少なく、もともとはブルーの目をもつコがほとんどだったのです。

その後、時代の変化とともに家庭犬としての人気がではじめたことで他の地域でも飼われるようになり、日光照射の変化などの影響から目を保護するためにブルーからメラニン色素の多い茶色へと変化していきました。
しかし、そのなかで片目だけが環境の変化に適応することができずに、片目だけブルーで、片目だけが茶色というオッドアイが生まれるようことになったようです。

シベリアンハスキーのオッドアイには健康上の懸念はある?

シベリアンハスキー オッドアイ

オッドアイを持つコには、猫の例のように難聴が起こる可能性があるとなど、健康状態に影響が出ないか心配になる方もいるかもしれません。ここではオッドアイのシベリアンハスキーに健康上の懸念があるのかどうか説明していきます。

健康や寿命には影響しない

シベリアンハスキーは、環境の変化に適応していった結果としてオッドアイになったため犬種の標準として認められています。
そのため、シベリアンハスキーがオッドアイであったとしても、異常とは見なされず病気にかかりやすくなったり、寿命に影響するということはないと考えられています。

しかし、生まれつき目の色が違う場合は問題ないものの、生まれつきではなく急に色が変化した場合には、目に異常が起きている可能性も考えられるため、そのような場合にはすぐに病院に連れていき、かかりつけの獣医師に見てもらうようにしましょう。

神秘的なシベリアンハスキーのオッドアイ

シベリアンハスキー オッドアイ

シベリアンハスキーのオッドアイは、寒い土地から移動してきたことで目を保護するため美しく変化してきたという、とても神秘的な歴史を持っています。シベリアンハスキーについては、身体的な異常ではなく標準と認められていますが、他の動物の場合は聴力や視力に影響が出るコも中にはいます。オッドアイを見かけたら、そのコがオッドアイになった経緯に少し想いを馳せてみてはいかがでしょうか。

  • 公開日:

    2019.09.18

  • 更新日:

    2020.03.11

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