丸いおしりに全身ふわふわの被毛、大きな耳に黒目がちな瞳が特徴的なコーギー。唯一無二のそのかわいらしい姿にハートを射抜かれてしまう方も多い事でしょう。イギリス原産のコーギーは、日本でも人気の犬種です。丸いおしりをフリフリと楽しそうに歩く姿は、見ているだけでこちらまで笑顔にさせてくれます。とってもかわいい見た目のコーギーですが、その性格はどうなのでしょうか?今回は、コーギーの性格とその魅力、またどんな家庭に向いているかをご紹介します。
コーギーは見た目がかわいいだけではありません。もともとはヨーロッパで牧羊犬として活躍していたこともあり、運動能力も高く賢い犬種です。
またその一方で、甘えん坊な一面も。ゴロンとお腹を見せて「なでて」とおねだりされたら、飼い主さんはもうメロメロになってしまいますよね。
コーギーは基本的に陽気で活発、そして好奇心旺盛な犬種です。さらに疲れ知らずのタフなコも多いので、愛犬と一緒にレジャーやアクティビティを楽しみたいと思っている家庭にはピッタリです。
ただ、いい面ばかりではありません。コーギーは自己主張が強いコもいますが、愛情をもって根気よく向き合ってあげることが大切です。要求吠えをされたら徹底的に無視をし、「吠えてもいい事はない」と理解させるしつけが重要です。
コーギーの魅力といえば、やっぱりその愛らしい見た目ですよね。短めの脚で一生懸命ピョンピョンと跳ねるように走る姿はとてもほほえましく、一度見たら忘れられません。また、口角があがり笑っているようなその表情にキュンキュンしてしまう方も多いはず。また、「フセ」の形も手足の短さが際立って、かわいく見えるポイントです。
コーギーは生まれてすぐに断尾をされるコが多く、残念ながらしっぽの動きから感情を読み取ることができません。そのかわり、嬉しい時にはキラキラした目で見つめてくれたり、また叱られたときにはショボンとうつむいてしまったり、表情や態度でストレートに感情を表現してくれるコが多いのが特徴です。その飾らないストレートさが飼い主さんには、たまらなくかわいく魅力的に感じられるポイントなのではないでしょうか。
コーギーは、飼い主さんに構ってもらうのが大好き!毎日10分でもいいので、一緒に遊んであげる時間を設けましょう。ボールを使った「持って来い」や、ロープの引っ張りっこなどがおすすめです。
一方、コーギーはタフなコが多いので、愛犬が疲れるまで付き合おうとすると先に飼い主さんが疲れてしまいます。遊びをやめる時は、飼い主さんが主導権を握り、「やめ」の号令でやめられるしつけをしておくと、いろいろな場面に応用がきくので便利です。
コーギーは胴が長いため腰に負担がかかってしまうことが多く、椎間板ヘルニアになりやすいという特徴があります。そのため、若いうちからできるだけ腰に負担をかけないよう、段差の上り下りは控えさせたり、家の床をすべらない素材(カーペットやコルクなど)にしてあげることをおすすめします。
またコーギーは他の犬種に比べ、太りやすいとも言われています。丸々とした姿はかわいいのですが、太ってしまうと上記のようなヘルニアや他の病気にもかかるリスクが高まります。
体重管理は飼い主さんの大きな仕事の一つです。愛犬の適正体重を把握し、それを維持することを心がけてください。
コーギーの性格を知れば知るほど、そのかわいらしさにハマっていく飼い主さんは多く、次に迎えるコも同じくコーギーを選ばれる方も多くいらっしゃいます。
それだけ魅力的な犬種ということですよね。もちろんコーギーの中にもさまざまな性格のコがいます。あなたの愛犬をよく理解し、そのコに合った接し方で最期まで変わらぬ愛情をそそいであげてくださいね。