現在、ギネス記録に認定されている「世界最大の犬・体高部門」のチャンピオンはグレートデン のオス「ゼウス君」です。2011年10月4日の測定で体高1m11cm8mmの記録を残しました。
この部門の歴代のチャンピオンである、ギブソン(初代2004年から2009年まで保持)、タイタン(2009年から2010年まで保持)、ジャイアントジョージ(2010年から2012年まで保持)の3頭もこの犬種ですので、世界が認めたデカイ犬と言っていいでしょう。
グレートデン平均体高は70~80cm程度、平均体重は45~55kg程度です。マスティフとグレイハウンドを掛け合わせて誕生した犬種と言われており、大型動物の狩りをして活躍していました。ちょっぴりいかつい顔ですが、性格は穏やかで優しい巨人という異名を持つほど心優しい犬種です。
世界一の記録保持者はグレートデンですが、平均体高が一番大きい犬はアイリッシュウルフハウンドです。猟犬として活躍していた犬種で、中には体高が100cmを超えるコもいて、平均値ではグレートデンよりも大きい犬種として認められています。
アイリッシュウルフハウンドの平均体高は71cm~90cm程度、平均体重は40~69kg程度です。長い脚と長い胴が特徴で、ケルト人と共に狼狩りをして活躍をしてきました。現在では闘争心は薄まり、コンパニオンアニマルとしても人気が高まっています。
欧米では、マスティフと言うとマスティフグループ(マスティフタイプ)のことを指すのが主流ですが、今回こちらでは、正式名称をイングリッシュマスティフとする犬種についてご紹介します。
今では健康への配慮から廃止されていますが、過去のギネス記録には犬の体重部門も存在しました。この体重部門におけるチャンピオン犬は、1987年に142.7kgを記録したイングリッシュマスティフの「ゾルバ」です。
ゾルバは、1989年に156kgと記録を更新しましたが、1989年でこの部門は廃止となっています。同犬種の平均体重と比べて約2倍の体重を持つ「ゾルバ」は、特に大きかったことがわかります。
イングリッシュマスティフの平均体高は72~80cm程度、平均体重は79~86kg程度です。猟犬や番犬、軍用犬などさまざまな場面で活躍してきました。
コモンドールの特徴はなんといってもひも状の被毛です。羊毛のようにきめ細かいアンダーコートにウェーブのかかったオーバーコートが巻きついてコードとよばれるひも状の被毛ができます。この特徴的な外見は、およそ2~5歳で完成します。
超大型犬のなかでも有名な犬種といえばセントバーナードではないでしょうか?
『アルプスの少女ハイジ』に登場するヨーゼフや、日本版アニメ『フランダースの犬』のパトラッシュなど、有名な物語に登場する犬のモデルになったといわれている犬種です。
セントバーナードの平均体高は65~90cm程度、平均体重は50~91kg程度のフランス原産の犬です。荷台を引いたり、スポーツ競技などで活躍していました。アルプスの山岳救助犬としても活躍しています。
デカイ犬・超大型犬は、その見た目から怖がられてしまうこともありますが、穏やかな性格のコが多く、表情も豊かでとても魅力的な犬種が多くいます。自宅に迎え入れる上ではスペースやしつけなど大変な面も多くありますが、世界中で根強いファンがいるほど魅力的な犬種たちが集まっています。ぜひ見た目だけでなく、その犬種の習性や性格なども知り、素敵な相棒を見つけてください。