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犬種図鑑

2019.12.02

犬と過ごす幸せな時間

マスティフの基本的な育て方。特徴や性格から紐解く賢い育て方

パワフルな見た目が特徴的なマスティフ。そんなマスティフは、闘犬としてのイメージが強いですが、現在は家族として室内で一緒に暮らしている方もチラホラ見られます。マスティフは、その見た目どおりパワフルな性格をしているのでしょうか?マスティフの歴史や特徴とともにご紹介します!

Author :docdog編集部

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最初に知っておきたいマスティフのこと

歴史上で最も古い犬種という説があるチベタンマスティフを祖先としているマスティフ。 現在はペットとして改良され、闘犬時代の攻撃的な性格のマスティフはほとんどいないとされています。
マスティフの育て方などの前に、歴史や特徴を知っておきましょう。

マスティフの歴史

マスティフの歴史は古いですが、起源のハッキリとしたデータは残っていません。
3000年前のエジプトや、3100年前の中国、さらには2700年前のバビロニアを起源としている説がありますが、確証はありません。
19世紀頃になると、ローマで闘犬が禁止されたことによりマスティフの人気が薄れていき、さらに20世紀の戦争のために、絶滅の危機にまで陥りました。
しかしその後、アメリカに渡ったマスティフは10頭程にまで減ってしまいましたが、セントバーナードやグレーロデンと交配させることにより、徐々に頭数を増やしていきました。
ほかの犬種と交配させたことにより闘犬の血が薄れ、家庭向きの性格になったとも言われています。

マスティフの特徴

大きな頭と離れた目が特徴的です。
短めの鼻としわのある顔も愛嬌があり、一部には熱狂的なファンもいる犬種のマスティフ。
驚くようなその大きな身体は、立つと私たち人間と同じかそれ以上の高さになります。

体型、体質

どっしりとした体格のマスティフですが、体高はオスメスともに72~82cm程にまでなります。
体重は55~70kgにもなる超大型犬であるため、しっかりとしつけをしなければ散歩の際に引っ張り癖がついてしまった場合、かなり苦労することになりそうです。

毛色、被毛、抜け毛

マスティフの毛色はフォーンやアプリコットフォーンが一般的です。また、シルバーフォーンやダークブリンドルのマスティフもいます。 そのすべてにブラックマスクがあります。 短毛の被毛は抜けやすいため、定期的なブラッシングが必要になります。

寿命、かかりやすい病気

マスティフの寿命は大体7~10歳程と言われています。
大型犬に多い胃捻転という病気には気を付けなければなりません。
激しい運動後のごはんや水の飲みすぎには特に注意する必要があります。
胃捻転を発症すると、命に関わる可能性がかなり高いため、運動後は呼吸を整えてから水を与えるなどの対応をしましょう。
また、こちらも大型犬に多いとされる股関節形成不全にも気を付ける必要があるでしょう。
幼犬期から高いジャンプや高い場所からの着地をさせることが主な原因となる病気であるため、生後8か月程までは気を付けておくと良いでしょう。

マスティフの性格

マスティフは見た目どおりの攻撃的で獰猛な犬種なのでしょうか?
ここでは、マスティフの性格についてご説明します。

飼い主に対して忠誠心が強く愛情深い

マスティフは飼い主や家族に対しては愛情深い性格をしています。
人間のほうから愛情を注げば、マスティフはしっかりと愛情を返してくれます。
しつけを行えば忠誠心も強くなりますので、しつけは怠らずに行いましょう。
しつけをしないと、元々力が強い犬種であるため、散歩の際に引っ張り癖がついたら手に負えない犬になってしまう可能性があります。
そのため、マスティフと散歩をする際には、マスティフが先導するような散歩はせずに、あくまで飼い主の散歩にマスティフがついてきているというスタンスで散歩をすると良いでしょう。

他人に対しては警戒心が強く無愛想な一面も

飼い主に対しては愛情深い性格のマスティフですが、他人に対しては無愛想になることもあります。
警戒心が強いということは、番犬としての適性があるということにもなります。
ほかの人間や犬に対して攻撃的な態度をとることはほとんどありませんが、万が一ほかの犬などと喧嘩をしてしまうと手に負えない可能性があるため、服従訓練は必ず行うことをおすすめします。

マスティフの育て方

超大型犬のマスティフをストレスなく育てるには、どのような環境が必要なのでしょうか? 生活環境やしつけなど、マスティフの日頃の育て方について解説します。

環境

かなり大きい犬種であるため、室内でもゆったりと過ごせるような広い室内がなければマスティフを育てることは難しいかもしれません。
走り回れる程広い室内である必要はありませんが、ストレスなく歩くことができるような室内環境を確保すると良いでしょう。
暑さに弱いため、快適な室内環境を用意してあげましょう。

運動

毎日の散歩は欠かさず行いましょう。
目安として、朝晩2回の1時間ずつ行うと良いでしょう。
先述したとおり暑さに弱く、日中の散歩は避けましょう。

しつけ

マスティフは育てやすい犬種ではありますが、身体が大きくパワフルであるため、そのつもりがなくても家具などを破壊してしまうことがあります。
そのため、比較的力の弱い生後半年頃からしつけを行い、飼い主側でマスティフの制御をできるようにしておきましょう。
しつけ自体は決して厳しくしつけをする必要はありませんが、辛抱強く犬が理解するまでしつけをしましょう。

ケア

マスティフは抜け毛が多い犬種であるため、定期的なブラッシングが必要です。
皮膚を傷つけないようにラバーブラシなどを使用し、濡れタオルで身体を拭いてあげることで被毛の清潔を保つことができるでしょう。

マスティフと過ごす幸せな時間

マスティフは一見怖そうな見た目ですが、一緒に過ごしてみると愛情深く、従順で飼いやすい犬種であることがわかるでしょう。
この記事を読み、マスティフのことをさらに理解することで、人間と犬がお互い快適に生活できるようになるでしょう。

  • 公開日:

    2019.09.23

  • 更新日:

    2019.12.02

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