小さな体をしたチワワは、愛玩犬であることからそもそも運動量が少なく、1日に2kmほど動けば十分と言われています。そのため、家の中を自由に動き回れば、1日の運動量は余裕でカバーすることができますが、それだけでは不十分とされています。
なぜなら、散歩に出ることでいい意味で外的刺激を受けることができるため、社会化が出来るだけでなくストレスの解消にも繋がるからです。人間でも毎日室内にいると飽きてしまうこともありますよね。
“必要ない”と言われているチワワの散歩ですが、チワワの精神面の維持のためにも、定期的にチワワも散歩をさせることが望ましいと考えられています。
チワワの散歩をする頻度は、1日に1~2回の各15分前後が望ましいと言われています。もし毎日の散歩が難しい場合は、1週間のうちに数回でも良いので、気分転換を兼ねた散歩をしてあげましょう。
また、無理な散歩は負担がかかるだけなので、チワワの様子を見ながら散歩をしましょう。
チワワの子犬を飼ったら、1番のビッグイベントともいえるのが、お散歩デビューです。
子犬のお散歩デビューは、狂犬病・混合ワクチン接種をすべて終えてから約2~3週間後あたりが理想的です。
もちろん、これにも理由があります。すべてのワクチン接種が終わる前だと、免疫が不十分なため感染症を発症するリスクが高まり危険を伴うからです。
チワワをはじめ、愛犬のお散歩デビューの際には注意したいことがあります。
いきなり外を歩かせると慣れない外の環境に恐怖を感じ歩けなくなってしまいます。まずは、抱っこをして外の環境に慣れさせ、人気や騒音の少ない場所で少しずつ歩く練習をさせましょう。
ちなみに、ワクチン接種完了前でも抱っこ(地面に足をつけない状態)であれば外に連れて行くことが可能です。特に生後3ヶ月頃は子犬の社会化期で多くの経験を身に付ける時期でもあるので、外に連れ出してあげるのもいいでしょう。
毎日同じ散歩でも問題ありませんが、たまには散歩コースや散歩内容を変えたりして楽しみたい方も多いのではないでしょうか?もちろん、愛犬チワワにとっても良い刺激になるのでこのような変化はおすすめです。ここでは、日々の散歩をより楽しくするコツを紹介していきます。
毎日同じコースよりも、道を変えてみたり、いつものお散歩コースを反対に回るだけでもチワワには刺激的で楽しめる散歩になります。また、アスファルトだけでなく芝生の上などを歩くのもニオイや足裏の触り心地に変化があって良いでしょう。
同じコースであっても、散歩中にちょっと走ってみたり、ボール遊びを取り入れたりすることで、いつもとは違う散歩になります。また、負担が掛からない程度の階段の昇り降りを取り入れるのもおすすめです。
散歩することが大好きな子であれば、ドッグランで思いっきり走らせてあげるのも有りです。 ノーリードで走り回れるのは、ドッグランだからこそできることでもあります。
いかがでしたでしょうか? チワワには散歩が必要ないと言われていましたが、散歩に出ることで社会化もできるため、恐怖や不安からくる吠えや威嚇といった問題行動も軽減されるという効果もあります。
ただし、無理な散歩は禁物です。
嫌がっていたり、疲れて歩けないのに無理矢理歩かせることで、散歩が嫌いになってしまいます。
慣れないこの場合は、抱っこの散歩から始め、おやつを使いながら少しずつ歩ける距離を伸ばしていきましょう。
ぜひ今からでも遅くはありませんので、無理せずチワワとの散歩を楽しんでみてください。