犬はどのような時に吠えるのでしょうか。その原因を知ることで、「犬の無駄吠え」を減らすことが出来るはず。犬と生活する上でよくある、3つの原因を見ていきましょう。
犬はもともと警戒心が強く、縄張り意識も強い動物です。生活の中のちょっとした変化や音にも敏感です。インターホンの音や、家に知らない人が入ってくると激しく吠えます。
飼い主さんに何か要求があり吠えます。「ごはんを食べたい」、「散歩に行きたい」、「ブラッシングがいや。さわらないで!」など、その要求はさまざまです。その要求が通ると、次も吠えて自分の要求を通そうとします。
お留守番の長い犬によくみられます。飼い主さんがいない寂しさや、ケージの中から出られないことのストレスなどで吠えます。近所の人から苦情がきて初めて知ることも多いようです。
犬が吠えることにはちゃんとした理由があります。それをただの"無駄吠え"で終わらせないであげてくださいね。
特に縄張り意識や警戒心が強い犬だと、家族を守ろうとする気持ちが強くなります。それが自分の役目だと思っているため、一生懸命パトロールをして家の中に変化が起こった時に、いち早く察知して飼い主さんに知らせる役目をしているのです。
留守吠えのように、飼い主さんがいない寂しさやストレスから吠えている場合は特に気を付けたいもの。留守番が苦手で吠える犬はいますが、留守中何時間でも吠え続けるような時は、精神的な不安から問題行動を起こしてしまう心の病になっていることがあるからです。
吠えることが増えたと感じたら、まずは愛犬の日頃の様子を振り返ってみて下さい。飼い主さんと愛犬の気持ちのずれが原因となっていることもあるのです。
犬と人が楽しく一緒に暮らすために、子犬のうちにしっかりしつけをすることは大切です。注意点をふまえて、しつけを進めていきましょう。
犬は群れを作って生きる動物です。自分も家族というひとつの群れの中で暮らしている感覚でしょう。その群れの中で一番強いリーダーを決め、そのリーダーに従います。まずは飼い主さんがリーダーになることがしつけの第一歩です。飼い主さんをリーダーと認めれば、自然としつけもしやすくなります。
しつけをする上での注意点として、厳し過ぎることは逆効果になります。また、長時間トレーニングをするのも避けた方がよいでしょう。短い時間で出来なかったら、時間をあけてもう一度。出来たら思いっきりほめて、おやつを与えてあげましょう。
犬の寿命は、犬種にもよりますが10年から15年くらいだと言われています。
悲しいことに、無駄吠えが原因となり、縁あって家族の一員として迎えた子を手放してしまう方もまだいます。しかし家族として迎えたのならば、飼い主はその命に責任を持たなければならないはずです。
飼い主にとっても犬にとってもストレスなく生活するために、しつけは必要です。もししつけがうまくできない時は、1人で悩みすぎず、専門の方に相談することを考えてみてもいいのかもしれませんね。
今回は、犬が吠える原因やその理由についてご紹介しました。