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食べもの

2020.07.26

犬に大根は与えても大丈夫!葉っぱ・根っこはOK?大根の栄養素・与え方の注意点まとめ

愛犬の健康のために食事に気を使って、愛犬の食事は手作りにこだわっているという方も増えてきました。人には害はなくても、犬には有害という食べ物も多くあります。今回は、人間にとっては体にいいというイメージのある大根についてご紹介したいと思います。犬に大根は与えても大丈夫な食材ですが、与え方には注意も必要です。また、大根の葉っぱや寝っこは食べさせてもOKなのでしょうか?今回は、大根の栄養素・犬に与える際の注意点などをまとめてご紹介します。

Author :docdog編集部

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犬に大根はOK!葉っぱも根っこも大丈夫!

OKのサイン

私たちにとって大根は、生でサラダにしたり、煮ておでんの具材にしたりと、使い勝手の良い食材です。また、胃腸や体が弱っている時にすりおろして食べるという方もいらっしゃると思います。そんな大根ですが、根っこの部分と葉っぱの部分のどちらにも、犬にとって害のある成分は含まれていませんので、愛犬に与えても大丈夫です。大根は手に入れやすい食材なので、愛犬に与えても大丈夫なのは嬉しいですよね。但し、与える際には注意点もありますので、順に確認していきましょう。

アレルギーに注意

犬の身体に起きる食物アレルギーには、生まれつきの体質による先天性アレルギーと、長い期間同じ食材を食べることにより発症する可能性がある後天性アレルギーがあります。初めて愛犬に与える場合には少量ずつ試すようにして様子を見るようにしましょう。嘔吐・下痢・皮膚のかゆみ・目の充血等が見られたらアレルギーの可能性がありますので、獣医師に相談しましょう。

辛み成分に注意

大根には「イソチオシアネート」と呼ばれる辛味成分が含まれています。そのため、犬によっては辛み成分を嫌がる場合があります。また、胃腸に刺激を与えてしまう恐れがありますので、犬が嫌がっている場合には無理やり食べさせないようにしましょう。また、食べさせる前に飼い主さんが味見をして、辛すぎる大根であれば、避けるようにするのもいいかもしれません。

消化不良に注意

犬は野菜を消化するのがあまり得意ではありません。そのため、大根を大量に与えてしまうと消化不良を起こしたり、犬の胃腸に負担をかけてしまう恐れがあります。

甲状腺に問題がある犬には注意

大根をはじめとするアブラナ科の野菜は、甲状腺疾患を持っている犬に与えるのはNGです。アブラナ科の野菜には、ゴイトロゲンという成分が含まれていますが、これらはヨウ素の吸収を阻害する性質があり、そのヨウ素は甲状腺ホルモンの源になります。ゴイトロゲンを摂取すると甲状腺の働きを阻害してしまうため、甲状腺疾患を持っている犬に大根は与えないようにしましょう。

犬に大根を与える前に|大根に含まれる栄養素をチェック

刻まれた大根

まずは、大根の栄養についてご紹介します。私たちが普段食べている白い部分は、大根の根っこ部分で、色々な料理に使える便利な食材です。そしてこの根っこの部分は、約95%が水分で出来ていて、残りの部分に体に良い成分が含まれています。具体的にどのような栄養素が含まれているのでしょうか?見ていきましょう。

ジアスターゼが愛犬の消化をサポート

大根の根に含まれる成分「ジアスターゼ」は、食べ物の消化を助ける役割をしてくれます。すりおろして組織を壊すことで活性化する成分なので、大根おろしの状態で与えるのが効果的です。ただ、大根は一般的に先端にいくにつれて辛味成分が増すので、愛犬に与える際には葉っぱに近い部分を使うとよいでしょう。

辛み成分は「イソチオシアネート」

大根おろしに感じる辛味成分は「イソチオシアネート」という近年注目されている成分です。血液の循環を助けることが期待されており、すりおろして与えると栄養素を吸収しやすいのでおすすめです。しかし辛味成分なので、犬が苦手を感じることもあります。

愛犬の水分補給にも有効な大根

先ほど、大根の約95%が水分だとご紹介しました。そのため、愛犬があまりお水を飲まない時などに与えることで、水分補給としての役割も果たしてくれます。短冊切りなどにすれば、シャクシャクと口当たりの良い歯ごたえで、手軽に水分を取ることができます。

犬に大根を与える前に|葉はビタミン・ミネラルの宝庫?

大根の葉っぱ

スーパーではすでに切られた状態で売られていたり、家でも捨ててしまう事も多い大根の葉っぱ部分。でも、捨ててしまうのはもったいないくらい栄養素であふれています。

葉は、緑黄色野菜として扱われ、ビタミンCやビタミンA、βカロテン、カルシウム、カリウムなどが含まれています。ビタミンAには体の免疫力を高める効果があり、βカロテンには抗酸化作用があります。またカルシウムも豊富に含まれているため、骨や歯などの成長を促す効果も期待できます。(※1)

犬に大根を与える際の調理法|形を変えると成分も変わる?

大根おろし

煮てもよし、生でもよしの大根ですが、愛犬に与える時にはどのように与えるのが一番良いのでしょうか?

白い根っこと呼ばれる部分は少量をすり下ろして

根の部分は、先ほどもご紹介したとおり、すりおろすことで活性化する成分もあるため、生で大根おろしにしてあげるのがベストです。食いつきが悪い場合には、すりおろしリンゴもあわせてあげると甘みが増して食べやすくなります。

葉っぱの部分は加熱して

葉の部分は、生のままでは硬くて消化しにくいので、茹でるなどの加熱してあげてください。茹でたものを細かくきざんで、ドッグフードへトッピングしてあげれば愛犬も食べやすくなります。

愛犬にも大根を与えて健康維持を!

犬が舌を出している様子

大根は私たち人間にとっても愛犬にとっても、体にいい野菜です。ただ、量が多すぎたり、無理に与えたりすると、逆にお腹をこわしてしまうこともあります。さらに、甲状腺に問題のある愛犬に与えてしまうと、甲状腺ホルモンの分泌に影響を与えてしまう可能性もあるので、注意が必要です。愛犬に大根を与える際には、大根おろしを小さじ1杯からはじめてみるなど、様子を見ながら与えるよう心がけてください。飼い主さんが注意深く見守りながら、愛犬の健康維持に役立ててみてくださいね。

【参考文献】
(※1)文部科学省「食品成分データベース」

  • 公開日:

    2019.08.12

  • 更新日:

    2020.07.26

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