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2019.08.07

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犬×食べ物を知る!

3分で解説!犬は【ピーマン】が食べられる?適量や注意点を理解しよう

独特な匂いと苦味のあるピーマンですが、実は緑黄色野菜のひとつであり、とても栄養が豊富です。食べることで様々な栄養素が摂取できそうなピーマンですが、そもそも犬に食べさせても大丈夫なのでしょうか?その答えと、ピーマンの栄養についてご紹介します。

#Foods

Author :docdog編集部

ピーマンは犬も食べられる野菜

緑、赤、オレンジなどのカラーに関係なく、量や調理方法を間違えなければピーマンは犬に食べさせても大丈夫です。
もともと肉食動物だった犬は、雑食性が強くなった現代でも野菜を消化するための酵素を持ちません。そのため、ピーマンのヘタやタネなどの硬い部分が、腸などを傷つけることもあります。犬の身体に負担を掛けないために、ヘタやタネは取り除き、小さく切って食べさせましょう。

犬にとって嬉しいピーマンに含まれる栄養(※1)

緑黄色野菜のひとつであるピーマンには、クロロフィルやβ-カロテンが多く含まれています。他にも、免疫力を高めて維持するビタミンCやビタミンE、血流を良くして血管を強くするビタミンPなど、飼い主や犬にとって嬉しい栄養がピーマンには豊富にあります。
しかし、栄養が豊富だからといってピーマンをたくさん食べさせて良いわけではありません。ときには過剰に摂取することで、犬の健康によくない働きをしてしまう場合もあります。

皮膚や粘膜を助けるβ-カロテン

緑ピーマンや赤ピーマンに多く含まれるβ-カロテンは、犬の体内でビタミンAへと変換されます。このビタミンAは主に目や皮膚、粘膜の健康を支え、維持してくれます。外部からやってくるウイルスや細菌から犬の身を守るのが皮膚や粘膜ですので、β-カロテンの摂取は免疫力UPにも繋がります。

過剰摂取に注意!免疫を高めるビタミンC

ピーマンには、ビタミンCがレモンの2倍も含まれると言われています。抗酸化物であるビタミンCは、老化防止やガン予防、身体の免疫力UPに働きかける栄養素です。
ところが健常な犬は体内でビタミンCを合成することができるため、過剰な摂取は下痢や嘔吐などの症状を引き起こします。主食や間食としてピーマンを丸々一個食べさせるだけで犬にとっては過剰摂取になりますので、食べさせる量には注意が必要です。

血液浄化、酸化を抑制するクロロフィル

緑黄色野菜のなかでも緑色に関係のあるクロロフィルは、ピーマンにも豊富に含まれています。血管内の中性脂肪を溜めにくくし、不純物を排出しやすくすることで血液を浄化してくれます。また強い抗酸化作用もあり、ガンの発生に関係がある活性酸素を抑制してくれます。
山登りやドッグスポーツなどで運動量が多い犬は活性酸素が多くなる傾向にありますので、ピーマンなどを通して抗酸化作用のある栄養素を意識的に摂取するようにしましょう。

犬がピーマンを食べるときの注意点

犬の健康状態や体質、体型からピーマンを食べさせるときに注意すべきことがあります。
ピーマンがアレルゲンとなるアレルギー反応は報告されていませんが、他の食品と同じで突然発症する可能性は捨て切れません。犬が初めてピーマンを食べるときには、小さな変化でもすぐ動物病院へ行くよう心がけましょう。
またピーマンは匂いや苦味が強いため、犬によっては食べたがらないこともあります。そのときは無理に食べさせようとせず、少しずつフードに混ぜたりと犬の負担にならないようにしてください。

犬にとってのピーマンの適量

犬にピーマンを食べさせるときの目安は、食事全体の10%、犬の一日の摂取カロリー量の20%以内が良いとされています。犬の体型や犬種によって一日の摂取カロリー量は違うため、必要に応じて獣医師に相談しましょう。
ビタミンCの過剰摂取によって起こる下痢や嘔吐以外にも、食物繊維の過剰摂取で消化不良や下痢、便秘になる恐れもあります。少しずつピーマンを食べさせていき、犬のうんちや体調に問題が無いか確認しながら量を調節することが大切です。

犬が食べるピーマンは生より加熱

ピーマンの苦味成分であるアルカロイドは、肺炎や関節炎といった炎症反応を悪化させたり引き起こしやすくするといわれています。更に犬は野菜を消化する酵素をもたないため、消化するために胃へ酸が集まり尿がアルカリ性になります。尿結石を患っている犬や、再発の恐れがある犬の尿がアルカリ性になるとそのリスクが髙まってしまいます。
ですので、ピーマンを加熱して、アルカロイドを減少させます。ピーマンを加熱してもビタミンやクロロフィルなどの栄養素は消失しにくく、β-カロテンの吸収率は上がるともいわれており、栄養面での心配は要りません。

適切な調理と量でピーマン好きな犬に

栄養素を豊富に含んだピーマンですが、食べさせ方を間違えると大変なことになりかねません。犬は自分で調理や食べる量の調節はできないため、飼い主さんがきちんと管理をしましょう。ピーマンは身近な野菜のひとつです。ぜひその栄養や性質をよく理解して、犬の健康管理に役立ててください。

(※1)参考文献:食品成分データベース、厚生労働省e-ヘルスネット

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