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犬種図鑑

2019.11.02

災害救助犬になるためには?訓練方法や試験・向いている犬種を紹介

現在日本国内だけでなく、世界各国で思いがけない自然災害が猛威を振るっています。 そのような災害現場にて、人が入りにくいような場所に入り込み人命救助のサポートしてくれる犬を災害救助犬と言います。 災害救助犬になるために行う訓練内容や試験、災害救助犬に向いているのはどんな性格の犬なのかを紹介します。

Author :docdog編集部

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災害救助犬とは

災害救助犬

災害救助犬は、その現場ごとに山岳救助犬や水難救助犬などいくつかの分野に分けられているのですが、ここではその一例として地震救助犬について紹介します。

地震救助犬の役割

地震救助犬とは、地震で崩落した斜面や崩れた建物のガレキの下に入りこんで人命救助のサポートができる犬を指します。 地震災害の際には、自衛隊や警察官の他に地震救助犬とそれに指示を出すハンドラーがいち早く現地に入り、行方不明になっている人の捜索にあたります。

2016年に起きた熊本地震の際には、地震救助に特化した災害救助犬が現地に入り、賢明に捜索にあたっている姿がメディアでも多く取り上げられました。また、日本国内だけでなく海外にも地震災害時に活躍する災害救助犬は多くいます。

災害救助犬と警察犬の違い

警察犬も同じく人を探す訓練をしていますが、警察犬の場合にはある特定の人物の匂いを頼りに捜索を行います。 これに対して、災害救助犬の場合には不特定多数を探す必要がありますので、空気中に漂っている人の気配やわずかな匂いを頼りに捜索を行います。

そのため、どんな人が居るのかも分からないような災害現場では、警察犬ではなく災害救助犬が活躍します。

災害救助犬に向いている犬種や性格は?

災害救助犬

では、実際に災害救助犬として働く犬には、どんな犬種や性格の子が多いのでしょうか。

災害救助犬になれる犬種

災害救助犬になるためには、何か特定の犬種である必要があると思われがちですが、実際は災害救助犬には決められた犬種はありません。また、災害救助犬になるための訓練をクリアすることのできる犬であれば、大型犬から小型犬まで大きさも問われることはありません。

災害救助犬に向いている性格

災害救助犬になるためには、犬種や体格よりもその犬の性格が重要だとされています。

・とにかく人が大好き
・好奇心が旺盛で何にでも興味を示す
・人と共に過ごしたり遊んだりすることが大好き
・大きな音や突発的な出来事にもあまり動じない

ここに挙げたのは一例となりますが、このような性格の犬は災害救助犬として活躍できる素質があると言えます。性格以外の点では、足場の悪い場所でも、臆することなく動き回れる俊敏さも大切な要素となってきます。

災害救助犬になるために行う訓練内容

災害救助犬

災害救助犬になるためには、指示を出すハンドラーに対しての服従訓練を行うのはもちろんですが、それ以外にも次のような訓練を行います。

遠隔操作に従う訓練

災害現場では、人がなかなか入っていけないような場所に災害救助犬だけが入っていき捜索を行うことは多々あります。 この場合、ハンドラーからは離れての捜索となりますので、遠隔操作による指示にもきちんと従うことができるような訓練を行います。

障害物通過訓練

土砂崩れの現場や崩れた家屋などは足場が悪い上、その足場をできる限り崩さないようにバランスを取って進む必要があります。 そのため、普段から障害物などの上をバランスよく歩ける訓練をしておきます。

災害救助犬になるための認定試験

さまざまな団体が災害救助犬の育成や試験を取り仕切っていますが、災害救助犬として活躍するためには、上記の訓練がしっかりと身についているのか?を確認する試験をクリアしなければならない場合があります。

災害救助犬になるまでには多くの訓練を経ています

災害救助犬

今回は、災害現場で活躍する災害救助犬について紹介しました。
災害救助犬になるまでにはたくさんの厳しい訓練を行い、災害救助犬として認められた後も、いつ起こるかも分からない災害に備えて犬たちは日々訓練を重ねています。
もし何かの機会に災害救助犬を目にした時には、日々たくさんの訓練をしてきていることを思い出してあげてください。

  • 公開日:

    2019.08.17

  • 更新日:

    2019.11.02

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