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2019.08.14

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水難救助犬になるためには?向いている犬種と訓練方法を解説

水難救助犬は海や川で溺れている人を助ける為に訓練を受けた犬です。災害救助犬は超小型犬でもなれますが、水難救助犬は溺れている人の所まで泳いで行き浅瀬まで連れ戻さなくてはならない為、中型犬以上の犬種が望ましいとされています。ここでは水難救助犬になるための方法や向いている犬種をご紹介していきます。

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Author :docdog編集部

水難救助犬になる方法

水難救助犬

水難救助犬になる為には水難救助試験を実施している協会や団体に入り、約1年ほどの訓練を受ける必要があります。一定期間の訓練を受けたのち試験を受け、合格した犬のみが水難救助犬として認定されます。

日本では統一の水難救助犬認定試験が無いので、試験の内容や合格基準は各団体の基準に任せられています。試験合格率は20%~30%とハードルが高いですが、その分しっかりと救助が出来る犬だけが水難救助犬になることが出来ています。

主な試験内容

水難救助犬になる為の試験科目は各団体によって変わりますが、基本的な救助に関する内容は共通しています。

・レイダウン:グループでの伏せ・待て
・浮輪やロープの運搬・牽引:溺れている人の元までロープや浮き輪を持って行き、浅瀬まで連れて帰ってくる
・水底からの物品持来:水の底に沈んでいるものを潜って取ってくる
(試験を実施する協会や団体によって競技の呼び方や項目数は変わります)

主に実際の水難救助で必要となる動きが試験になり、項目数が多い協会だと10種目にもなります。

水難救助犬に向いている犬種

水難救助犬

水難救助犬に向いている犬種は、大前提に泳ぎが得意でなければいけません。その他に攻撃性が無いこと、集中力や体力があることなどが挙げられます。
それでは、世界中で活躍している有名な水難救助犬を3種類ご紹介します。

ニューファンドランド

大きな体を持つニューファンドランドは、とても泳ぐのが得意な犬種です。原産国であるカナダのニューファンドランド島では漁師と一緒に船に乗り、漁の手伝いや水難救助をおこなっていました。

泳ぐことに長けているニューファンドランドの指には、他の犬には無い「水かき」が付いています。更に被毛のダブルコートは油分をたっぷり含んでいるため、寒い海でも長時間泳ぐことが出来るという特徴があります。
性格も穏やかで順応性が高いので、水難救助犬として現在でも多くの国で活躍している犬種です。

ラブラドールレトリバー

賢く順応性が高いラブラドールレトリバーは災害救助犬や介助犬など、人を助ける為の仕事に適した犬種です。水には抵抗が無く泳ぎも得意なので水難救助犬として活躍するラブラドールレトリバーは多く、回収する事に意欲を発揮するので水難救助にはとても向いていると言えます。

レオンベルガー

レオンベルガーはドイツ原産の犬種です。交配の過程でニューファンドランドが入っている為、同じように指の間に水かきを持っているのが特徴です。
ニューファンドランドよりは一回り小さいですが、穏やかな性格や気質は引き継がれています。

水難救助犬になるための訓練

水難救助犬

水難救助犬になる為にはまず訓練を受けなくてはなりません。訓練は人命救助に関わる大切なものなので、1年以上の時間をかけながら習得する協会もあります。
簡単なレトリービング(回収)訓練から、難易度の高い人命救助の訓練まで多数の項目があります。

ここでは人命救助に関わる難易度の高い訓練を2つご紹介します。

方向指示を伴う浮輪やロープの運搬・牽引

救命道具の運搬と牽引は水難救助犬の最も大切な仕事と言っても過言ではありません。
浮き輪やロープを咥えて溺れている人の所まで泳いで行き、救助者を浅瀬まで連れて帰って来ます。溺れている人は水を含んだ衣服を着ていてとても重いので、大型犬でもとても難しい作業です。

ロープの運搬とボートの牽引

ロープを咥えて遭難しているボートまで泳いでいき、ボートごと浅瀬まで牽引する訓練です。ボートの牽引は人の牽引よりも重量がある為、大型犬である程度の体力がある犬種でないと難しいかもしれません。
試験では犬が作業の遂行を拒否したりハンドラーが手助けをしてしまうと失格になってしまいます。

人命救助を担う水難救助犬になるには、厳しい訓練と試験を乗り越える必要があります

水難救助犬

水難救助犬は泳ぎが得意なだけではなれないので、しっかりとハンドラーの指示を聞くことが出来る集中力と順応性も求められます。まずは訓練を実施している協会や団体に入りましょう。水難救助犬は要請依頼が無くても出動することが出来るので、日々の生活の中で救助をする事が可能です。海や川によく行く機会がある大型犬を飼育している方は、取得しておくと非常事態の時に手助けが出来るかもしれません。

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