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黒と茶色と白の毛の犬が机から顔を出してメロンを食べたそうに見つめている
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2021.10.22

犬×食べ物を知る!

犬はメロンを食べても大丈夫?与える際の注意点と栄養素・レシピとは

メロンを食べている横で愛犬が欲しそうにしていると、ついついあげたくなることもあるかと思います。メロンは栄養がたっぷりな果物で、犬に食べさせても大丈夫な果物ですが、与え方や量には注意が必要です。
この記事では、メロンの栄養素や与える際の注意すべきポイント、簡単に作れるメロンを使ったおすすめの犬用レシピをご紹介します。

#Foods

監修:加藤 みゆき/獣医師(文:新井 絵美子/動物ライター)

犬にはメロンを食べさせても大丈夫!

犬に食べさせるために切られたメロン

メロンは、犬にとって有害となる成分は含まれていないので、与えても問題ありません。ただし、栄養を摂取するために絶対に必要な食材というわけではないため、積極的に与える必要はありません。

メロンの栄養素・成分を紹介

メロンには、主に以下のような栄養素や成分が含まれています。

カリウム

カリウムの含有量は果物類の中でバナナに次いで多く、体内の余分な塩分を尿と共に体外へ排出する働きがあります。また、神経刺激の伝達や筋肉の収縮などにも関与しています。(※1)

ベータカロテン

果肉が赤い品種においては、ベータカロテンも多く含まれています。ベータカロテンは、体内でビタミンAに変換され、プロビタミンAとして働く栄養素です。ベータカロテンには抗酸化作用があります。(※2)

ククミシン

メロンには、ククミシンと呼ばれるタンパク質を分解する酵素が含まれています。そのため、肉や魚などのタンパク質を分解して、消化吸収を促す効果が期待できます。

犬にメロンを食べさせる際の注意点

白と茶色の毛の犬と白とこげ茶の毛の犬が台所でメロンをもらえるのを待っている

犬にメロンを食べさせる際は、以下の点に注意しましょう。

メロンを与える際の目安量

メロンは嗜好性が高いので、少量を与える程度にしておきましょう。1日に犬が食べてもよいメロンの目安量(果肉部分を幅3cm、厚さ1cmにカットしたもの)は、以下とされています。

  • 体重3kgの場合:25g(約2切)
  • 体重5kgの場合:35g(約3切)
  • 体重10kgの場合:63g(約6切)
  • 体重15kgの場合:85g(約8切)
  • 体重20kgの場合:105g(約10切)
  • 体重30kgの場合:143g(約14切)
  • 体重40kgの場合:178g(約17切)
体質によってはメロンが合わないこともあるので、まずは少しだけあげて、愛犬の様子を見ながら食べさせるようにしましょう。

皮や種は避けて1口大にカット

犬にメロンを与える際は、果肉部分のみにしましょう。メロンの皮や種は消化が悪いため、取り除いてください。

また、1口大に小さくカットし、犬が無理なく噛んで食べられるようにしましょう。大きな塊のまま与えると、特に小型犬の場合は喉につまってしまう可能性があります。

与えすぎると肥満や下痢の原因になる

メロンは糖分が多いうえ、カロリーも100gあたり42kcal(果肉部分のみで1/8個分強)と高めなので、与えすぎると肥満の原因になります。また、9割近くは水分で構成されていることから、下痢になる可能性もあります。

そのため、しつけのご褒美や特別なときのおやつとして、時々食べさせるぐらいにしておきましょう。

アレルギー反応がでたら与えるのを控える

犬の体質によっては、メロンを食べた際にアレルギー症状が出る場合があります。主なアレルギー症状は発疹や痒み、下痢や呼吸の異常などです。

また、スギやブタクサ、ヨモギ、セイヨウオオバコ、シラカバ、ニワトコなどにアレルギーを持っている場合、メロンにもアレルギー反応が出ることがあります。これは、メロンがこれらの草や樹木のアレルゲンに近い組成を持っているからです。

メロンを食べた後にアレルギー症状が出た場合は、食べさせるのを控えるようにしましょう。

腎臓や心臓の疾患がある犬には食べさせない

腎臓や心臓の疾患がある犬には、メロンを与えないようにしてください。

先述の通り、メロンはカリウムの含有量が非常に多い果物です。通常、カリウムは小腸で吸収され腎臓から排出されますが、腎臓の機能が弱っているとカリウムがうまく排出できず、高カリウム血症になる可能性があります。

加えて、体内にカリウムが溜まりやすくなると、不整脈や低血糖を招きます。よって、腎臓や心臓の疾患がある犬にメロンを食べさせると、健康を損ねるリスクが高いため、与えないようにしましょう。

愛犬のためのメロンを使ったおすすめレシピ

犬に食べさせるためにスムージーにしたメロン

ここでは、愛犬のためにメロンを使って簡単に作れる、おすすめのおやつレシピをご紹介します。

メロンとヨーグルトのスムージー

メロンとヨーグルトのスムージーは材料をミキサーにかけるだけなので、お手軽に愛犬のおやつを作ってあげられます。

また、暑い日は出来上がったスムージーを製氷皿に流し入れ、冷凍庫で固めてシャーベットにしたり、氷も一緒にミキサーにかけてひんやりさせたりするのもおすすめです。

材料

  • メロン(果肉部分)50g
  • 無糖ヨーグルト15g

作り方

  1. メロンと無糖ヨーグルトをミキサーにかける。
  2. よく混ざったら、器に盛り付けて完成。

犬にメロンを与えすぎないように気をつけて

犬に与えるために切られたメロン

メロンは犬が食べても大丈夫な果物ですが、たくさん食べさせると肥満や下痢の原因になるため気をつけてください。

犬は普段の食事で必要な栄養を摂取していれば、メロンを食べる必要は特にありません。そのため、メロンはしつけのご褒美や、特別なときのおやつ、どうしても食欲がないときなどのごはんとして与える程度にとどめておくのがよいでしょう。

愛犬が食べるものを管理するのは、飼い主の重要な役目です。正しい知識を身につけて、愛犬の健康を損なうことがないようにしてあげてくださいね。

参考文献
  • 公開日:

    2019.07.31

  • 更新日:

    2021.10.22

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ライター・専門家プロフィール
  • 加藤 みゆき
  • 獣医師
  • 日本獣医生命科学大学(旧・日本獣医畜産学部)を卒業後、獣医師として埼玉県内の動物病院にて犬・猫・小鳥の小動物臨床とホリスティック医療を経験。その後、小動物臨床専門誌の編集者を勤めた後、現在は都内の動物病院にて臨床に従事。 日々発展する小動物臨床の知識を常にアップデートし、犬に関する情報を通じて皆様と愛犬との暮らしがより豊かなものとなるように勉強を重ねて参ります。