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2019.07.02

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犬と過ごす幸せな時間

その誕生は紀元前から?ペキニーズの知っておきたい歴史とは

ペチャっとした特徴のある顔をしたペキニーズをご存知ですか?特徴的な顔には愛嬌があり、ずんぐりとした姿で歩く様子もなんとも可愛らしいです。 中国原産でありながら、日本でも飼育数が多く人気のあるペキニーズについて紹介していきます。

#Lifestyle

Author :docdog編集部

最初に知っておきたいペキニーズこと

ペキニーズ

ペキニーズは、元々中国の宮廷でのみ飼育が許されていた神聖な犬として、とても大切に育てられていました。

ペキニーズの歴史

ペキニーズは中国原産の犬で、その歴史は大変古く8世紀頃には既に書物のなかに存在が記されています。ただし、犬種として存在していたのはさらに古く紀元前ではないかとも言われています。

ペキニーズは、チベットの僧侶にて飼育されていた祖先犬であるチベタンスパニエルを、仏教やラマ教の教えに出てくるような獅子犬に似るようにと改良をして生み出されました。

改良が加えられてペキニーズとして定着したその犬は、宮廷への献上物として皇帝に贈られました。歴代の皇帝や皇族は、獅子犬に似たペキニーズをとても気に入り大切に育て、神聖な犬として宮廷以外での飼育を一切禁止しました。

1860年のアヘン戦争の後、宮廷に残された5頭のペキニーズをイギリス軍人が持ち帰り、犬好きで有名だったビクトリア女王に献上したことで門外不出は破られました、と言われています。

ただ、当初はイギリスでも王族や身分の高い皇族だけがペキニーズの飼育が許されていたのですが、1893年にそれが破られて初めてドッグショーに出陣を果たすと、瞬くまに人気となり世界中に広まっていきました。

ペキニーズの特徴

ペキニーズの体型などの特徴を紹介します。

体型、体質

ペキニーズは小型犬に属しています。
体高:20㎝程度
体重:5㎏程度

一番の特徴は低い鼻となります。前足は小型犬にしてはガッシリとした作りで後足は細めという体型も、他の犬ではなかなか見られない特徴の一つです。
全身をボリューム感のある長い被毛に覆われ、まさに獅子のような雰囲気を醸し出しています。その被毛で分かりにくいのですが、体型的には少し胴長で足は短足となります。

毛色、被毛、抜け毛

ペキニーズの毛色は種類が多く、ホワイト・ブラック・レッド・シルバーなどを中心に、複数色が混ざったパーティーカラーなどもあります。ただし、パーティーカラーの場合には、体の一部だけでなく全体的に色が散らばっている必要があります。

ペキニーズはダブルコート犬種になるのですが、アンダーコートの量がかなり多く換毛期には小型犬でこの抜け毛の量かと驚くほどに被毛が抜けます。また、毛玉になりやすい毛質をしていますので、日頃からこまめなブラッシングを行う必要があります。

寿命、かかりやすい病気

ペキニーズの寿命は、12~15歳程度です。小型犬としては平均的な寿命だと言えます。

かかりやすい病気としては、短頭種特有の鼻腔狹窄(びくうきょうさく)や軟口蓋過長(なんこうがいかちょう)があります。呼吸が苦しそうな様子が見られましたら、早めに動物病院で診てもらうのがおすすめです。

それ以外では、通常であれば高齢犬がかかりやすい心臓疾患を、ペキニーズの場合には若いうちにかかる傾向があるとされています。初期症状が出ずに気が付きにくい場合もありますので、定期的に健康診断などを受けてチェックしておくのがいいでしょう。

ペキニーズの性格

ペキニーズ

ペキニーズは、犬でありながらまるで猫のような性格だと言われることが多々あります。

1人遊びが得意!

ペキニーズは、飼い主への依存性が少なく独立心が強い性格をしています。飼い主が側に居ても、構って欲しいというようなアピールは滅多にせず、一人で遊ぶことを好みます。
これは、決して愛想が悪いということではなく、甘える時には可愛らしい仕草で甘えてきますので、あくまでもマイペースの表れだと言えます。

素直で穏やかな家庭犬向きな性格

マイペースな面が強いペキニーズですが、攻撃的な面や気性が激しいようなところはほとんどありません。
また、プライドが高く誰に対しても尻尾を振って媚びるようなことはしませんが、飼い主やその家族には従順で素直に接します。穏やかな性質を持ちますので、家庭犬としては最適だと言えます。

ペキニーズの育て方

ペキニーズ

ペキニーズの育て方やしつけの注意点などを紹介します。

環境

ペキニーズは暑さに大変弱く、暑い時期の散歩は体に負担がかかって呼吸困難になってしまうこともあります。
そのため、飼育は室内飼いにて特に夏場は温度調整に気を付けてあげる必要があります。冬場も決して寒さに強い訳ではありませんので、夜間など空調を切る時には防寒対策をしっかりとしてあげてください。

運動

ペキニーズは自分からあまり運動をしたがるタイプではなく、散歩も長時間行くのではなく気分転換に外の空気を吸う程度のもので構いません。
ただし、それでは運動不足になってしまいますので、室内で少しでも体を動かすような遊びに誘ってみるのがおすすめです。

しつけ

ペキニーズはマイペースで独立心が強いので、しつけは少し手を焼く可能性があります。プライドが高く、褒めて伸ばすしつけ方法もあまり向いていません。
常に一貫した毅然とした態度で、繰り返し同じことを淡々と教えていくのが効果的だとされています。

また、ペキニーズは家族以外の人や他の犬、特に子どもの高い声を苦手としている場合が多く、急に近寄って来られると普段は見せないような攻撃的な行動に出ることがあります。しつけがしっかりと入る前には、リードをしっかり持って家族以外の人には容易に近付かせないようにしましょう。

ケア

ペキニーズのケアは、とにかく毎日のブラッシングが大切です。少しでも怠ってしまうと、あっという間に毛玉になり、毛玉同士が絡まってフェルト状になってしまいます。
また、顔にある無数のシワには汚れが溜まりやすく、これもこまめにキレイにしてあげないと皮膚トラブルを起こしてしまいます。特に食後は、顔を拭く習慣を付けるようにしましょう。

ペキニーズと過ごす幸せな時間

ペキニーズ

マイペースで少し頑固な性格を持つペキニーズは、家族以外の人にはあまり懐かない場合もありますが、家族に対しては素直で可愛らしい犬です。
しつけは根気が必要は面もありますが、ペキニーズの気持ちを尊重しながらゆっくりと行ってあげるようにしましょう。

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