magazine

犬種図鑑

2019.10.02

犬と過ごす幸せな時間

見た目と裏腹?ベドリントンテリアの性格・特徴・育て方

ベドリントンテリアは、ぬいぐるみのようなふわふわの被毛・可愛い見た目とは裏腹に、闘争心に火が付くと死ぬまで闘ったことから闘犬としても名を馳せた犬種です。独特な外貌が人気ですが、テリア気質でもあり、しつけもそこそこ大変です。飼育する前に犬種について知っておくと無理のない飼育が行えますので、チェックするようにしましょう。

Author :docdog編集部

この記事をシェアする

最初に知っておきたいベドリントンテリアのこと

ベドリントンテリア

犬を飼育する際には、その犬種についてよく理解しておく必要があります。ベドリントンテリアは中型犬に分類される犬種ですが、闘犬として改良された犬種でもあるため飼育には気を配る必要があります。ベドリントンテリアの歴史や特徴などを知り、本当に飼育できるのかよく考えてみてください。

ベドリントンテリアの歴史

ベドリントンテリアはイギリスのノーザンバーランド州にてカワウソやイタチ、キツネなど害獣狩りを行っていた犬種で、長脚テリアに分類されます。もともとのベドリントンテリアは脚が短くずんぐりとした体型でしたが、狩猟が行いやすいようにと長脚に改良されました。

ベドリントンテリアの名前はノーサンバーランド州にあるベッドリントンという町の名前にちなんで付けられたそうです。ベッドリントンでは炭鉱が盛んで、炭鉱労働者のペットとして炭坑にいる穴熊や鼠を駆除する目的でも飼育されていました。

日本では1963年頃に普及したと言われています。

ベドリントンテリアの特徴

ベドリントンテリアは長い脚としなやかで優雅な体つきが特徴的な犬種です。長い垂耳と洋梨のような頭部の毛、アーチ状の背中をしています。優雅な見た目ですが筋肉質で、気取ったような特徴的な歩き方をします。
プードルと同じ毛質ですのでカット次第で見た目も大きく変わります。

体型、体質

ベドリントンテリアは雌雄ともに体高が約41cm、体重が8.2kg~10.4kgと中型犬に分類されます。筋肉質ですが優雅で品のある見た目をしています。

毛色、被毛、抜け毛

ベドリントンテリアは幼齢期はブラックやダークブラウンのカラーですが、成長につれ色が薄くなり、成犬になるとブルーやリバー、サンディ(砂色)、ブルー&タン、レバー&タン、サンディ&タンに変化します。メジャーな色はブルーで、サンディは珍しいカラーです。

テリア種ですが換毛期がなくプードル同様、定期的にトリミングを行う犬種となります。毛の質はふんわりとした綿毛で、子羊のようにトリミングされることが多いようです。

寿命、かかりやすい病気

ベドリントンテリアの寿命は12~14年ほどです。罹患しやすい病気としては、白内障や進行性網膜萎縮、銅蓄積肝障害(銅起因性肝炎)、皮膚病などがあげられます。

白内障は水晶体が白く濁る病気で、加齢により発症する場合が多く、重症になると失明する場合があります。

進行性網膜萎縮は網膜異常により光が感知できなくなっていく病気で、遺伝による病気で完治が困難な病気でもあります。この病気も重症になると失明に至ります。

銅蓄積肝障害は肝臓が銅を排出するのが困難になる病気で、体内に銅が蓄積してしまい肝臓障害が起こります。この病気は発症する犬種が限られている病気です。

ベドリントンテリアの性格

ベドリントンテリア

ベドリントンテリアは勇敢で自身に満ちた性格の子が多いようです。落ち着きがあり品位が高い面もあります。

勇ましく自信に満ちた性格

ベドリントンテリアは優雅な見た目に反し、勇敢で自信にあふれる性格をしています。闘犬としての歴史とテリア気質が相まって、羊の皮を着たおおかみと揶揄されるほどの闘争心をみせる場面もあります。特に他の犬に対する闘争心が強く問題となるケースもあります。飼い主には穏やかな性格ですが、一度すねるとなかなか機嫌が直らないとされています。

落ち着きがあり品位高い

ベドリントンテリアは飼い主にはとても忠実で素直ですので、落ち着きがあり品位が高い面もあります。警戒心が強いですので、幼齢犬のころから社会化をしっかり行いましょう。

ベドリントンテリアの育て方

ベドリントンテリア

ベドリントンテリアを飼育する上で、暮らす環境や運動量、しつけ、ケアの方法などを学んでおく必要があります。

環境

ベドリントンテリアを飼育する場合は室内飼育となりますが、フローリングは滑りやすく足腰に負担がかかるため絨毯やマットなどを敷いてあげるようにしてください。

運動

ベドリントンテリアは狩猟犬でしたので、運動量も多く必要です。1日に1時間以上の散歩を2回連れて行ってあげる必要があります。走ったり、ボール遊びなど何かを追いかけたりするのが大好きですので、散歩以外の運動も取り入れてあげるようにしてください。
ギャロップと呼ばれる全力疾走で走る馬のような走り方が得意で、非常に速いスピードで疾走することができます。

しつけ

ベドリントンテリアはテリア気質で闘争心が強いため、初心者でのしつけは困難です。日本で飼育されている頭数も少ないためプロのトレーナーさんと相談しながら行うようにしてください。

鳴き声も鋭くマシンガンのように鳴きますので、騒音問題となる場合もあります。他の犬とのトラブルを防ぐためにも飼い主が主体となりしつけをしていきましょう。

ケア

ベドリントンテリアはプードルと同じく定期的にトリミングを行う必要のある犬種です。トリミングは月1程度でも大丈夫ですが、ブラッシングは毎日行ってください。綿のような毛質ですので、ごみが付着しやすく、汚れが残ると皮膚病の原因にもなります。

ベドリントンテリアは目が側面についていて離れているのが特徴的ですので、トリミングはベドリントンテリアカットと呼ばれるカットが主流となっています。プードルと毛の質が似ているので、プードルカットを真似している子もいます。

また大きな垂れ耳ですので、耳の中に湿気が溜まりやすいので、耳掃除も定期的に行ってあげるようにしてください。

口腔ケアも大切ですが、暴れて出来ないなんてことが起きないよう幼齢時からしっかり慣らして、ストレスなく行えるようにしておきましょう。

ベドリントンテリアと過ごす幸せな時間

ベドリントンテリア

ベドリントンテリアは独特な見た目が人気の犬種ですが、闘犬であった歴史から気性が荒く、対犬では手が付けられないほど暴れてしまう場合もあります。しつけをしっかり行い、飼い主も犬もストレスなく生活できる環境を提供してあげるようにしてくださいね。

  • 公開日:

    2019.07.07

  • 更新日:

    2019.10.02

この記事をシェアする